2017年06月26日

大鹿村小渋川非常口、7月3日掘削開始(報道記録)

リニア小渋川非常口、7月3日掘削開始(信濃毎日新聞 2017年6月24日)

 JR東海は2017年6月_23日、リニア中央新幹線南アルプストンネル長野工区(8・4キロ)を掘り進めるため、下伊那郡大鹿村上蔵(わぞ)地区の作業用トンネル坑口「小渋川非常口」で7月3日に掘削を始めると発表した。県内では同工区の別の作業用トンネルを同村釜沢地区の「除山(のぞきやま)非常口」から4月に掘削を始めており、2カ所目になる。この日、村と地元自治会にも伝えた。
 リニアのトンネル掘削を巡っては、除山非常口の掘削開始日をJR側が地元住民らに連絡したのが前日夕方以降と遅く、住民や県、村などから相次いで批判を受けた。今回は掘削開始の10日前に通知。JR東海広報部は「丁寧に調整を図った結果、今回はこの時期の連絡になった」とした。
 同社によると、小渋川非常口の作業用トンネルは1・1キロで、掘削断面は約55平方メートル。26日に立ち木の伐採を始め、当面重機で掘り進める。発破を使い始める時期は未定。
 南アトンネル長野工区は村内3カ所の作業用トンネル坑口から掘り進める計画で、計約235万立方メートルの残土が出る見込み。同社は隣の下伊那郡松川町の沢筋を埋め立て候補地としているが、下流域の住民が反対し、確定していない。村内ではこうした状況のまま掘削が進むことに懸念の声も出ている。

「小渋川非常口」3日から 大鹿村のリニア南アトンネル掘削(南信州新聞 2017年6月24日)

 リニア中央新幹線南アルプストンネルの作業用トンネル坑口「小渋川非常口」(大鹿村上蔵地区)について、JR東海は2017年6月_23日、7月3日に掘削作業を始めると発表した。4月27日の除山(のぞきやま)非常口(同村釜沢地区)に次ぎ、県内では2カ所目のトンネル工事になる。
 この日、県と村、地元自治会にも伝えた。小渋川非常口の作業用トンネルは1・1キロで、掘削断面は約55平方メートル。計画だと、26日から立ち木の伐採など準備工に入る。
 小渋川非常口は村内の作業用トンネル坑口の1つで、国は5月25日に非常口周辺の保安林(257平方メートル)指定を解除した。
 トンネル掘削を巡り、除山非常口の掘削開始では県や地元などへの連絡が前日と遅く、対応への批判が出て、今回は10日前の発表となった。JR東海広報部は「これまでも地元と連絡を密にするよう努めてきたが、さらに丁寧に調整を図った結果、今回はこの時期の周知となった」とした。
 南ア長野工区(8・4キロ)は村内3カ所の坑口から掘り進める。残りの「釜沢非常口」(釜沢地区)は進入路となる仮設橋設置に時間がかかることから計画が大きくずれ込み、来年4月頃の掘削開始を予定。

2017年6月23日(金)の発表について2016年6月26日(月)に確認しました。
大鹿村では 大鹿村内のリニア工事・道路状況 が更新されて以下が追記されています。
「小渋川非常口トンネル掘削工事」※6月26日よりトンネル掘削のための準備工を開始します。※7月3日よりトンネル掘削工事に着手します。

JR東海のサイトでは、以下のページで広報記事はありません。新聞記事が書いているように、工事開始は既定情報の日程通告なので大鹿村と長野県に連絡するだけだったと思えます。
ニュースリリース
中央新幹線・最新情報
長野県 環境保全の計画、小渋川非常口工事について状況に変化があれば工事説明書の改訂があるかも知れません。

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2017年06月24日

第5回口頭弁論、長野県原告の意見陳述の状況(報道記録)

リニア訴訟、県内原告が意見陳述(信濃毎日新聞 2017年6月24日)・・(原文のまま、年月追記、改行、強調など編集は引用者です)

 JR東海のリニア中央新幹線計画について、沿線1都6県の住民らが国に工事実施計画の認可取り消しを求めた訴訟の第5回口頭弁論が(2017年6月)23日、東京地裁(古田孝夫裁判長)で開かれた。
長野県内の原告が初めて意見陳述し、駅や保守基地など諸施設の位置や大きさが特定されない段階での環境影響評価(アセスメント)や認可は違法と主張。国側は、認可は国土交通大臣に与えられた裁量権の範囲内だと反論した。

 原告側は、下伊那郡豊丘村に建設予定の変電所でアセスをしていないなど調査項目に欠落がある上、駅や保守基地、作業用トンネル坑口は位置が不明確で、必要な調査はできないはずだと主張した。同郡大鹿村の騒音評価に都市部の幹線道の基準を採用するなど、実態に沿っていないとも訴えた。金枝真佐尋弁護士(大町市)は「地域の意見がくみ入れられないアセス手続きは違法だ」と述べた。

 国側は準備書面で、輸送の安全性や採算性について、認可前の整備計画決定に至る過程で十分検討したと反論。全国新幹線鉄道整備法で広範な裁量権が与えられており、その範囲内で合理的に判断したとした。アセスについてはこれまでに、裁量権の逸脱や乱用があったとは認められないとしている。

 原告団は計738人で県内からは南信地方を中心に29人が参加する。計画は生活被害や環境に大きく影響するとして昨年5月に提訴。史上最大規模とされるアセスが適正だったかが主要な争点となっている。

 次回弁論は(2017年)9月8日で、静岡県の原告が意見陳述する。
タグ:訴訟 長野県
posted by ictkofu at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 訴訟

2017年06月23日

JR東海株主総会での質問 「リニアの2027年の開業は間に合うのか」

JR東海の株主総会「リニア開業間に合うか」株主が質問(名古屋テレビニュース記事 2017年6月23日)
これは、第30回定時株主総会です。(JR東海電子公告・「株主様へのご案内」に記載)

名古屋市中村区でJR東海の株主総会が開かれ、2027年のリニア中央新幹線の開業に向けた取り組みなどが報告されました。
株主総会でJR東海は、(2017年6月)21日に東海道新幹線が架線断線で長時間停止したトラブルについて株主からの質問を受け、会社側は原因の究明を進め、再発防止に取り組む考えを示し陳謝しました。
このほかにもリニア中央新幹線の建設資金として財政投融資を活用し、1兆5000億円の長期借入を行ったことや、南アルプストンネルや名古屋駅などの本格工事に着手したことなどを報告しました。
株主からの「リニアの2027年の開業は間に合うのか」との質問に対し、経営側は「余裕のない厳しい工程だが、全力で計画を進める」と説明しました。
一方、鉄道事業の堅調さから、2017年3月期の連結決算で、売上高と純利益がいずれも過去最高を更新したことも報告されました。

「財政投融資を活用し1兆5000億円の長期借入を行った」というのは、2016年度中の金額で、今年度は既に7500億円の融資を受けています。これについては 「JR東海に第4回目無担保貸付7千5百億円を実行、鉄道・運輸機構、2017年5月17日」 で記録しています。おそらく9月頃には融資予定の残り7千5百億円の借入が実行されるでしょう、それで政府が計画した融資総額3兆円が終ります。
この情報は鉄道・運輸機構でもJR東海でもニュース・リリースとして発信されていますからJR東海株主は既に知っていたはずと思います。
この融資の返済計画も広報記事には記載されています。株式投資をする方々は金融問題には詳しいはずなので返済計画も納得しているものと思います。

工期10年の問題について株主がどこまで専門的な知識があるのか知りませんが、土木事業としてリニア中央新幹線の工期10年が妥当な見積りだったのかどうか、私にはわかりません。
株主総会で「リニアの2027年の開業は間に合うのか」という質問は何を根拠にどんな疑問から発せられたのか、それを知りたいです。
JR東海の株主さん達や質問した方はリニア中央新幹線事業の状況について、どんな情報を見ておられるのか、マスコミ情報だとしても、それが朝毎読日経産経の全国版だけだったら実態を見ているとは言えません。建設関係の専門紙や東洋経済などの経済誌もご覧になっておられるでしょうが、さらに適切なキーワードでネット検索する必要があることもご理解いただければよろしいかと思います。

架線事故について、2017年6月22日 時事通信のニュース は以下のようの伝えました・・・
 東海道・山陽新幹線は21日夜に大阪・高槻で架線が切れて停電が発生し、京都−新大阪間で運行できなくなった。JR東海は22日、大阪市内で記者会見し、「パンタグラフと接する架線(トロリー線)が切れ、列車と接触してショートし停電した」と説明した。架線が切れた原因は不明で、今後調査する。人為的とは考えにくいという。架線は2011年6月に設置。通常の交換時期の10年には達しておらず、今月8日の摩耗検査で異常は見つからなかった。
◇ JR東海の広報は 2017.06.22 東海道新幹線 京都駅〜新大阪駅間下り線 における架線の断線について(PDFファイル)

JR東海広報の「第30回定時株主総会招集ご通知」からリニア中央新幹線について述べられているテキストを以下に引用しておきます。(改行の編集は引用者です)

続きがあります・・・
タグ:財政投融資
posted by ictkofu at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | リニア中央新幹線

2017年06月22日

提訴1周年記念講演会とシンポジウム 2017年6月23日開催

主催者からのメッセージ
 私たちは2016年5月20日、国交大臣のリニア工事認可の取消を求めて738人が原告となり、東京地裁にストップ・リニア!訴訟を起しました。裁判では、リニア沿線各地で起きている、またこれから起こるであろう深刻な事態について原告の意見陳述が続いています。
提訴から1周年を記念して、リニアの不要性と危険性を改めて考える講演会&シンポジウムを開催します。リニアに関心を持つ多くの方の参加をお待ちしています。
日 時 : 2017年6月23日(金)16:00〜18:30
     (15:00〜 玄関ロビーで入館証を配布します)
会 場 : 衆議院第一議員会館大会議室(地下1階)
第1部 基調講演:「暴走するリニア新幹線」 講師:斎藤貴男氏
第2部 シンポジウム:真実を隠してリニアを進める闇に迫る
     パネリスト:斎藤貴男氏・関島保雄氏・川村晃生氏
主 催 : ストップ・リニア!訴訟原告団
【編注】「ストップ・リニア!訴訟」は「平成26年10月17日、国交大臣がJR東海に対して行った、全国新幹線鉄道整備法に基づく中央新幹線工事実施計画の認可処分の取消しを求める訴訟」の略称です。
提訴1周年記念集会
講師・パネリスト プロフィール

斎藤貴男さん
 ジャーナリスト。早大→英バーミンガム大学大学院を経て、日本工業新聞、プレジデント編集部、週刊文春記者を経験した後フリーに。時事・社会・経済・教育など幅広い問題で新自由主義や政府による情報統制を批判、雑誌や週刊誌に寄稿している。リニア新幹線についても批判的立場で精力的に取材をつづけている。「マスコミ九条の会」呼びかけ人をつとめている。
2012年『「東京電力」の研究 排除の論理』で第3回いける本大賞を受賞。ほかに『ジャーナリストという仕事』(岩波ジュニア新書)、『「マイナンバー」が日本を壊す』(集英社インターナショナル)、『ゲンダイ・ニッポンの真相』(同時代社)、『失われたもの』(みすず書房)など著書多数。

関島保雄さん
 弁護士になって以来、公害・環境問題に取り組む。1976年〜2007年米軍横田基地の騒音訴訟に参加。2000年10月圏央道工事の差し止めを求める『高尾山天狗裁判』を提訴し、弁護団事務局長を務めた。2013年3月、原告1千人余で国を訴える米軍機の飛行差し止めと損害賠償を請求する『新横田基地公害訴訟』を提訴、弁護団団長になった。
2016年5月から『ストップ・リニア!訴訟』弁護団共同代表。

川村晃生さん
 慶應義塾大学名誉教授。環境人文学者。『古今和歌集』(ほるぷ出版)、『日本文学から「自然」を読む』(勉誠出版)、『壊れゆく景観 消えてゆく日本の名所』(共著、慶應義塾大学出版会)などの著書。30年間市民運動家として活動。
リニア山梨実験線計画以来リニア反対に立ち上がり、2013年2月、リニア新幹線沿線住民ネットワーク発足時に共同代表に就任、現在、『ストップ・リニア!訴訟』の原告団長をつとめている。

2017年6月23日は東京地方裁判所で「ストップ・リニア!訴訟」の第5回口頭弁論が行なわれます。
裁判の傍聴席は定員制なので、これまでも抽選による傍聴でした。抽選に外れた方々は裁判終了後の集会に用意された会場に集まり待機されるのが通例です。今回はその裁判後集会を拡大して1周年記念講演とシンポジウムが計画されたものです。

タグ:訴訟 集会
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2017年06月21日

第5回口頭弁論が2017年6月23日に東京地裁で開催されます

「ストップ・リニア!訴訟」の第5回口頭弁論が、2017年6月23日(金)午後2時30分から、東京地方裁判所103号法廷で開かれます。法廷では沿線の原告による3回目の意見陳述が行われます。
今回は長野県の大鹿村、松川町の原告が立って、リニア実験線工事による水枯れ、生活被害、残土処理、南アルプスの自然環境などの被害や実態についての意見を述べます。

第5回口頭弁論

リニア中央新幹線南アルプス・トンネル(長野工区)と称される大鹿村での工事に関する諸問題は、これまで多くのマスメディアで報じられ、よく知られている事です。
松川町は発生土(残土)処分地やリニア新幹線軌道ガイドウェイの製造所設置などが地域の課題となっていて、リニア中央新幹線建設工事対策委員会が設置され、その会議録は公式サイトで公開されています。
チラシに書かれている「訴訟1周年記念シンポ」については別記事で掲載しましたので、ご参照ください。

続きがあります・・・
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