2007年05月15日

リニア試乗会終了

2007年5月15日の産経新聞山梨版に『リニア試乗会終了 HP告知のみ 観光への影響懸念』という記事がありました。

 JR東海は、山梨リニア実験線(都留市〜大月市、18.4キロ)の一般向け試乗会を4月で終了した。平成37年目標の首都圏〜中京圏の営業運転に向け技術開発の専念を理由に挙げる。ただ、同社は終了をホームページ(HP)で掲載しただけで広く告知していない。このため、終了を知らずに今でも県内外から試乗の問い合わせが地元自治体に多く寄せられており、地元観光の目玉になっていたリニア試乗の終了の影響は計り知れない。

 JR東海によると、試乗会は平成10年から始まり、約9年間で延べ14万3732人が時速約500キロの世界を体験した。終了間際には約30倍に落ち着いた抽選倍率は当初、全国からの応募で100倍の人気だった。

  人気にもかかわらず、同社が試乗を終了したのは、昨年策定した実験線全線(上野原市〜笛吹市、42.8キロ)の整備計画が1月に国土交通相から承認され、「長期耐久性の検証のほか、車両や地上設備の一部の改良と新技術の検証、現地の詳細な調査、測量など実施すべきことが多く、専念する必要がある」とする。

 試乗会開催はマスコミなどを通じてPRしたのに、終了はHPの告知だけ。同社広報部は「最後の開催時に終了するとHPに載せたことで、広く伝わると思った」と話す。

  このため、終了を知らない県民らも多い。県立リニア見学センター都留市には「いつ試乗できるのか」の問い合わせが今も相次ぐ。しかし、県は「試乗会を要請し工事を遅らせるわけにはいかず、工事に支障のないようになった段階で試乗ができる機会を待つだけ」(県リニア交通課)と静観の構えだ。

試乗者には毎年3000〜4000人の県内割当分が含まれ、観光促進にひと役買っていた。JR東海は「試乗の再開はいつになるか分からない」と素っ気ない。都留市産業観光課は「市のイベント開催時にリニア試乗の割当分を使って試乗してもらっており、今も市民らから試乗の問い合わせは多い。市内観光への集客に影響が出そう」と心配する。
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posted by ictkofu at 22:35| Comment(0) | 山梨県