JR東海は甲府盆地の液状化について熟知しているようで、その為にリニアはトンネルで地下を通さずに高架で通過する計画にしたとのことです。東海道新幹線のバイパスとして認可された全幹法による中央新幹線なので、液状化でリニア不通など許されないとする覚悟が見えました。
「18日、静岡にてリニア中央新幹線の工事説明会・・・」 の記事によれば、『トンネルは地山と一体化しているし、構造物のような揺れの増幅がないからより安全である。』との回答があったようです。甲府盆地の構造物に対する液状化問題を重視していることが推察できます。
その高架が20mの高さになるのは、中央高速道路や山梨県環状道路などを跨ぐ高さとして決められたという回答もありました。その土管を透明フードにすることはできない理由の明確な説明もありました。
リニア山梨駅周辺地域で頻発する冠水・洪水被害の状態は山梨県庁リニア交通局も熟知していて、周辺地域整備に参入する組織団体企業を統括して県庁主導で対策するという答えがありました。リニア交通局は企業側と同じく説明者席に並んでいました。
以上、11月19日甲府市説明会(会場・アイメッセ山梨)における質疑応答の一部です。