2016年02月29日

南アルプスでのトンネル工事を考察したブログ記事を知りました

「深層&真相探検」と題するブログの リニア新幹線 南アルプスにトンネルを掘れるのか?(2011.01.10 カテゴリ: 鉄道)という記事です。冒頭と最後の部分だけ引用しておきます・・・(2011年1月の記事であることに注意)

JR東海はリニア中央新幹線用に南アルプスにトンネルを掘る事を決めたが、果たして本当に掘れるのか、私なりにチェックしてみた。
まだ、トンネル位置の公式発表はないが、調査のための水平ボーリング位置などから、下図のように推定した。
(中略)
<結論>
このトンネルは勾配の設計上、途中で地上に顔を出す可能性は低い。 また、活断層も軟弱地層もないので、案外あっさりと掘れる可能性が高い。
スイスに大幅に抜かれた地位を挽回し、「トンネル日本」を印象づける為にも ここは譲れない(絶対に成功させる)所でしょう。(^^)

この記事には南アルプス・トンネルを批判する皆さんからのコメントがあり、このブロガー「ダンマパダ」さんが繰り返しレスされています。いずれも鉄道トンネル工事の情報に詳しい方々のようで参考になります。

私はいつも書くように土木工事・土木建設業界に関する知識は皆無です。鉄道についても何も知らないので、このブログ記事の内容について語ることはできません。
ここでこの記事にリンクして紹介するのは、リニア中央新幹線事業に関する情報をどのように扱うかという視点からです。

私が別ブログの「ICT甲府」から分離して「リニア中央新幹線の情報」とタイトルしたこのブログを設置した時、以前から「ICT甲府」で参加している 「日本ブログ村」「鉄道カテゴリー」 に参加しました。すると間もなく日本ブログ村管理者さんから「このテーマに即して新しいカテゴリーを設置した」と連絡があり、ブログ村で「リニアモーターカー・カテゴリー」 が始まったのです。これは嬉しかったですね。情報はどのように扱うのが良いかという点でブログ村さんと考え方が一致していることも確認できました。
そして、このカテゴリーに「深層&真相探検」ブログが参加されたことに気付き、記事を読めました。

リニア中央新幹線事業の成功を願う方々のブログも、それを批判する人々のブログも、一堂に会して互いに情報交換する場としての「リニアモーターカー・カテゴリー」に成長することを私は願っています。
継続的に取り上げていない単発記事でも良い。それを広く読んでもらい人々の理解を深めることから合意形成に至るはずだと、私はいつも考えています。私が リニア・リンク集 をWebページとして公開しているのも同じ意味です。

posted by ict工夫 at 21:00| オピニオン

2016年02月25日

静岡県が中央新幹線の整備に関する意見を提出

静岡県公式ホームページ からトップナビで「県政情報」 を開き「記者発表資料」の 平成27年度 記者提供資料、2016年02月25日記事です。
中央新幹線の整備に関する意見を提出

中央新幹線の整備に関する意見書を提出しました
 県では、中央新幹線の整備が安全かつ円滑に行われるとともに、自然豊かな南アルプスの環境保全や大井川の水資源確保が図られるよう、静岡県中央新幹線対策本部において、現時点での静岡県内区間における課題を意見書としてとりまとめ、東海旅客鉄道株式会社中央新幹線静岡工事事務所に提出しました。
 1 提出日 平成28年2月24日(水)
 2 提出先 東海旅客鉄道株式会社中央新幹線静岡工事事務所
 3 主な意見
 ・本県区間の工事着手までに関係者との協議や調整を要する事項について、その実施手順を示すとともに、早期に協議を進めること。
 ・水資源に係る環境保全措置として示された導水路トンネル計画について、環境への影響を速やかに調査、予測及び評価すること。
 ・関係団体等が懸念する事項に対しては、あらゆる機会を活用して丁寧に説明し、懸念の払拭に努め、理解を得ること。
提供日 	2016年2月25日
担 当 	交通基盤部 管理局政策監
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 23:30| Comment(2) | オピニオン

2016年02月24日

リニア市民集会@山梨 2016年2月27日(土)

恒例の市民集会です。
ユネスコ・エコパーク 南アルプスにトンネルを掘るの?!市民集会
日時 2016年2月27日(土)13:30〜16:45
会場 山梨県中央市玉穂生涯学習館 視聴覚ホール
参加費 500円
主催 リニア・市民ネット山梨
共催 リニア新幹線沿線住民ネットワーク

リニア集会

1月末に情報を得ていたのですが沿線各地市民グループからの情報を得る良い機会だと思います。
各地で続発している問題をメディアがどの程度に報じ、行政がどのように対応しているか私は未確認ですが、事業を粛々と進行させていることはJR東海などの広報から判ります。もう少し時間が出来たらリニア情報サイトの方で整理したいと思っています。

タグ:山梨県 集会
posted by ict工夫 at 22:00| 集会・講演会

2016年02月23日

リニア工事沿線地域の土地収用委員会を考える

石木川まもり隊(長崎県石木ダム工事問題)ブログを開いて気付いた記事です。
収用委員会 第6回目も開けず
リニア事業を考える他山の石とすべく私は石木ダム問題をウォッチしてきました、今回はその収穫のひとつです。(長崎県川棚町川原 石木ダム問題 2015-01-05)

私は 「岐阜県大垣署の住民情報漏えい事件から立ち木トラストについて考えてみた」(2015年07月30日)という記事を書きましたが、山梨県内でスタートした「立ち木トラスト」活動については記事にしませんでした。その理由は「岐阜県大垣署の・・・」で触れています。
樫田秀樹さんが「立ち木トラスト」にも触れた記事をお書きになっています・・・「リニア、山梨県での住民運動始まる」(2015/05/22)

石木川まもり隊の今回の記事には土地収用委員会とのやり取りが描かれています。法律も参照されていて参考になります。(土地収用法
沿線各地域自治体のサイトを精査する時間が無いので憶測で・・・、中心線測量と土地収用とは関連するはずですが、そのような測量がどこで、いつ、どのように行なわれているかという情報を地域行政が発信するべきなのかどうかという点も私には不明です。そもそも地域自治体の土地収用事案など読んだことがないので、全てはこれからです。
強制収用が行なわれても今の日本では成田空港のような凄惨な状況が生じることは無い、しかしその土地を守り続けてきた人々の人生が変化することだけは確かでしょう。
自分の選択では無い強権により人生を変えさせられる、それは経験した者で無ければ分からない。

posted by ict工夫 at 21:13| リニア中央新幹線

2016年02月17日

山梨県知事就任1年、リニアを山梨県発展に生かせるか(報道記録)

リニアを山梨県発展に生かせるか 知事就任1年、問われる指導力(産経新聞山梨版 2016.2.17)

 後藤斎知事は (2016年2月)17日、就任1年を迎えた。第2子以降の3歳未満児の保育料無償化を全国の都道府県で初めて決めるなど一定の得点をあげたが、「県人口100万人構想」「県立高等専門学校(高専)設置」など公約の柱が修正に追い込まれる場面もあった。知事にとって新年度は「リニア環境未来都市」の整備方針を決める重大な年だ。オール山梨による“総力戦”でリニアという好機を県発展に生かせるか。指導力が問われそうだ。

(前略)
 新年度は知事選公約で最大の重要政策とされ、昨年_2015年8月に県検討委員会が設置された「リニア環境未来都市」に、注目が集まりそうだ。【参照・リニア環境未来都市推進室
 県は28_2016年度末までに整備方針を決めるとしている。
 同構想は、39_2027年(予定)のリニア中央新幹線暫定開業(品川−名古屋間)までに、甲府市大津町の24ヘクタールの田園地帯に県と市が開設する「リニア山梨県駅」の周辺整備だ。
 新駅の外縁部で新産業誘致、住宅や商業施設、地産地消型の発電設備や、総合球技場の整備などを行うとしている。
 横内県政では、JR甲府駅周辺の衰退を心配し、リニア新駅関連の開発は駅周辺の24ヘクタールで公共施設を中心とした整備にとどめる考えだった。
 後藤知事はこの方針にとどまらず、周辺エリアに民間資本を誘致し、人や産業の集積をはかろうとしている。

 これに対して、自民党県議からは早くも「甲府駅周辺の“地盤沈下”の問題で後藤県政は相当、苦しむのではないか」との声も出ている。
 「県は速やかに全体像を示すべき。知事就任から2年もかけて、リニア開業に間に合うのか」(自民党県議)との指摘もある。

 地域の将来を大きく左右し、利害の衝突の予想される課題だけに、知事が民意を正しくくみ取り、自らの思いを県民の“総意”に高められるか。これまでと違った手腕が問われている。
(以下略)
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 23:00| 山梨県