2016年04月29日

東海道新幹線で避難誘導訓練実施、5月10日深夜

放火から約1年、新幹線の安全は 進む対策、難しい現実(乗りものニュース 2016.05.15)
『JR東海が2016年5月10日(火)、東海道新幹線の静岡〜掛川間で避難誘導訓練を行いました。営業列車の運行終了後に行われたこの訓練、そのシナリオは次のようなものです。』 と始まる恵 知仁さん(鉄道ライター)の記事で、訓練を視察され写真も多数掲載されています。

新幹線の車内火災想定 JRが避難誘導訓練 牧之原(静岡新聞 2016/5/11)
『のぞみ号の4号車デッキから出火したとのシナリオ。運転士が防犯カメラの映像などで火災の発生を確認し、トンネルを避けて列車を緊急停止させた。・・・乗客ははしごで線路脇の保守用通路へ次々と降り、手配されたバスへ歩いて向かった。出張などで乗り合わせていた3人の社員は、乗務員と連携しながら避難誘導に協力した。』 ポイントのみ引用しました。
リニア新幹線では添乗の乗務員はいても運転士はいません。大深度地下や山岳トンネルでの非常口を使う避難訓練が山梨実験線でシミュレーションされたかどうか、私は情報を知りません。

JR東海のニュース・リリース 2016.04.22、東海道新幹線でのお客様避難誘導訓練の実施について

平成28年4月22日
東海旅客鉄道株式会社

東海道新幹線でのお客様避難誘導訓練の実施について

JR東海のニュース・リリース

2016年4月14日に発生した熊本地震では幸いにも九州新幹線での人的被害は無かったとのことです。
新幹線、地震の「死傷事故ゼロ」は幸運だった〜それでも安全対策は万全といえるのか(東洋経済オンライン 2016年04月23日)を興味深く読みました。なにしろ私は新幹線のことも無知なヒトです。

私は2013年08月23日に 「リニア大深度地下の非常口実験設備が山梨笹子峠にある?」 の中で、『2014年から営業線工事に着手するなら、その前にこの非常口実験を公開し、都民、神奈川県民、愛知県民を招いての現地見学や、救急車、レスキュー隊、乗客輸送用のバスなど緊急車両の集結なども含めたテスト運用等が、実験線を走らせながら行なわれることが期待されます。』 と書きました。
その後、リニア関連記事を確認する時にはリニア避難実験の実施記録も無いかどうか確認していますが、未だ読んでいません。山梨県内行政サイトにもこのリニア非常口について紹介した記事はありませんので、非常口での救援活動が可能な道路インフラなども整備されたのかどうか私には不明です。

続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 22:30| リニア中央新幹線

2016年04月24日

トラスト運動の第2弾、相模原市鳥屋地区で

「リニア新幹線を考える相模原連絡会」が2016年4月22日に記者会見し、相模原市緑区鳥屋の車両基地建設予定地の一部に地上権を設定する「土地トラスト」運動を始めたことを明らかにしたと、神奈川新聞が報じました・・・「トラスト運動開始 リニア反対の市民団体」(2016年4月23日) 公開記事なので誰でも全文を読めます。

「リニア新幹線を考える相模原連絡会」は リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会 とは別に独自の活動されているようですが、公式Webサイトは sagamihara-g.mond.jp です。
「リニアを考えよう!コミュニティー」Facebook で4月23日に投稿された記事から「土地トラスト」運動の詳細や連絡先がわかります。私はこの投稿を見て神奈川新聞なら記事にしているはずだと確認しました。神奈川県民の多くの方がリニア事業の問題点を理解されることを期待したいと思います。

カナロコが言及している山梨県中央市での「立ち木トラスト」については、その活動主体である「リニア・市民ネット」の記事があります・・・2015-09-08 立木トラスト@山梨 最近の動き
立ち木トラスト始まる。山梨県中央市でまずは405本(樫田秀樹さん 2015.08.07)は丁寧な記事です。樫田さんのブログには相模原地域の状況が書かれた記事が複数あります。
私は 「岐阜県大垣署の住民情報漏えい事件から立ち木トラストについて考えてみた」(2015年07月30日)という記事を書きました。

posted by ict工夫 at 06:00| 神奈川県

2016年04月23日

伊那山地における水収支解析について、JR東海の調査結果

2016年4月19日、JR東海中央新幹線関連情報平成28_2016年4月18日 伊那山地における水収支解析について(PDFファイル 4,213 KB) が公開されました。プレスリリースです。
詳細情報は 伊那山地における水収支解析(2016年4月)(2016.06.15 作成 6,110 KB)として公開されています。
この報告は既に長野県行政に届けられているとのことで、掘削で流量5〜13%減少 リニア工事、JRが変化予測 2016.04.19 信濃毎日新聞が報じています。

PDFファイルに掲載されている表は、表1 対象地点と解析結果(年平均)、表2 対象地点と解析結果(豊水期 6月〜8月)、表3 対象地点と解析結果(渇水期 12月〜2月) の3枚です。添付図は、図1 対象地点(大鹿村)、図2 対象地点(豊丘村・喬木村)の2枚です。
この件は長野県サイトの 環境影響評価法対象事業 でも公開され、長野県の対応なども記載されると思います。・・・・【追記】環境影響評価技術委員会で2016年4月22日開催の 平成28年度第1回技術委員会 で取り上げられていました。会議録では当該資料6について 27ページで触れられています。
信濃毎日新聞は山梨リニア実験線地域で河川や湧き水で減水や渇水が発生したことに触れていますが、それがどのように「解決されたか」という点には踏み込んでいません、信州武士の情けでしょうか。リニア問題をネット情報から理解している人々は知っています。(※ 続き)

信濃毎日新聞記事には、「JRは18日、大鹿村から豊丘村にかけて通す伊那山地トンネル(約15・3キロ)のうち約5・1キロを新設する工事業者の公募を始めた。」とあります。
JR東海のソースは、建設工事(公募競争見積方式)の発注予定 で 平成28年4月20日現在 「主要地方道松川インター大鹿線道路トンネル新設(西下工区)平成28年4月4日」、「主要地方道松川インター大鹿線道路トンネル新設(四徳工区)平成28年4月4日」、「中央新幹線伊那山地トンネル新設(坂島工区)平成28年4月18日」が告知されています。この件は別記事で記録します。

続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 22:00| 長野県

2016年04月12日

リニアルート上の高い放射線値@岐阜県東濃ウラン鉱床地区

週刊プレイボーイ、2016年4月25日号(4月11日発売)定価420円(税込み)の44ページ〜47ページに掲載された記事(画像は45ページ)
本誌表紙では、「スクープ」−「リニア中央新幹線ルート上で驚きの放射線値の謎」と記載されています。

リニアルート上の高い放射線値
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 22:01| 岐阜県

2016年04月08日

名古屋市の名城非常口工事契約が締結された

リニア、非常口の工事契約 JR東海、名古屋の官庁街で計画(中日新聞 2016年4月7日 09時00分)を確認しました。
この非常口については 名古屋市の名城非常口新設工事とJR東海の子会社吸収合併の関連(2015年08月13日)で工事発注手続き開始や非常口の位置を確認し記録しています。

中日新聞によると、JR東海は「名城非常口」の工事契約締結を2016年4月6日に発表したとのことですからJR東海サイトを確認し、中央新幹線関連情報 から、「中央新幹線建設工事(公募競争見積方式)の契約締結について」 のページにアップデートされている 『 中央新幹線名城非常口新設 [168.7KB] 』が確認できました。
◆ 中央新幹線名城非常口新設工事共同企業体は、大林組戸田建設ジェイアール東海建設 の三社で構成
◆ 契約締結は2016年4月5日、工期は4月6日から平成31-2019年9月30日まで
中日新聞によると契約額は非公表

PDFファイルで確認すると、非常口の位置については2015年08月13日記事で考察した通りでしたが、この土地は国有地でJR東海は「区分地上権」を設定し国が所有を継続するとのことです。

名城非常口

名古屋市内は大深度地下使用ですが、リニア中央新幹線トンネル工事の発進立坑となる非常口と記載されています。
大深度地下トンネルはシールド工法で掘られるようですが、土木事業の用語知識は皆無なので確認しました・・・「工事手順(シールドトンネル部)」(横浜環状北線の概要のページです)
まずトンネルを掘るための設備として機能し、トンネル完成と共にリニア中央新幹線の非常口になります。その非常口の構造は工事説明会などで図示されると思いますが、「JR東海、名古屋でリニア説明会、非常口の構造も」(2013年07月16日記事)で記録しました。地域により構造は変化すると思います。名城非常口は官庁ビル街の真ん中に造成されるので大型建造物でも違和感は無いでしょうし、万一の緊急事態でも救援部隊の集結・救急活動が容易な場所と思えます。

名城非常口関係地域で工事説明会が開催される時に、どのような人々に対しての説明会になるか、その会合での説明内容や質疑応答について、外の世界でも知ることができるかどうか、愛知県や名古屋市行政はどのように対応しているか・・・
行政、地域市民の方々はもとより、ジャーナリストによる情報集約と発信の状況は、リニア非常口に関する情報の共有という観点からの大きなテーマと私は理解しています。名古屋市の地下に大きなトンネルは出来たけどリニアは走ることなく平成の愚行遺跡として歴史に残ったということになるかもしれない・・・

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posted by ict工夫 at 23:11| 工事