2017年03月31日

神奈川県梶ヶ谷非常口で起工式、2017年3月30日

リニア梶ケ谷非常口の起工式 川崎・宮前区(神奈川新聞 2017/03/31 02:00)
以下、各紙抜粋して引用、記録しておきます。事業の詳細はWebページで整理する予定です。

出席した関係者約80人を前に、黒岩祐治知事は「夢のリニアがいよいよ現実のものになった。事業用地確保に全面的に協力する」と述べた。
同非常口は、リニア運行中の事故や火災に備え、大深度地下から避難するための施設。直径約50メートル、深さ約80メートルの立て坑でエレベーターや階段、換気装置などを設ける。敷地内には資材搬入口も整備する。完成予定は2020年7月。
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 18:14| 工事

2017年03月30日

長野県豊丘村の伊那山地トンネル坂島工区(報道記録)

6月にも工事着手へ 豊丘村の伊那山地トンネル坂島工区(南信州新聞 2017.03.30)

工事について住民への説明会を行なう前に説明素案で行政と打合せをして、地域を熟知している行政から説明内容や説明方法についてアドバイスを受けているのかどうかは、私には分かりません。説明した後で住民の理解が得られたとした当該計画を行政に報告するだけなのでしょうか。
非常口、トンネルの工事が始まる段取りについては、町田市、川崎市の事例などから見てきた限り、先ず非公開で地域住民への説明会が行なわれ、その後で地域自治体に報告されて、「環境保全の計画」として公開されています。
そして地域自治体と「確認書」を取り交わす場合もあるようです。これは大鹿村の事例から知りました。
その前の段階で、当該工事に伴う発生土(残土)処理はどのように計画・決定されたかを明確に示した情報がJR東海や地域行政から公開されているケースが私には不明です。
長野県内の事業については地域マスメディアによる報道により状況が分かるケースは多いです。南信州新聞の記事は内容的にも充実しています。
・・・ということで、今回の報道記事を記録しておきます。詳しい情報はWebページで整理しておく予定です。

続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 22:41| 工事

長野県大鹿村の保安林解除が4月以降まで遅れる(報道記録)

保安林解除に遅れ 大鹿のトンネル掘削、県に反対意見180件(中日新聞長野県版 2017年3月30日)
長野県庁からの公式発表ではなく中日新聞の取材によるものと思います。
長野県林務部 にも該当する情報はありません。

 長野県は(2017年3月)29日、大鹿村で進むリニア中央新幹線の関連工事で、トンネル掘削に伴う保安林の指定解除が4月以降に遅れると明らかにした。最短で29日に解除される可能性があったが、住民などからの異議意見書が約180件提出されたため。保安林解除の遅れなどで、大鹿村の三カ所で予定される非常口の掘削工事も開始時期が遅れる見通しとなった。

 保安林解除の対象になっているのは、村で掘削が計画される坑口周辺の257平方メートル。工事で木の伐採などをするために、保安林指定の解除が必要になっている。
 2月に解除予定が告示され、リニア建設に反対する住民団体などが異議意見書を県に提出した。
 提出者に保安林解除の利害関係があるなどの要件が確認されれば、県が知事意見書などを付けて林野庁へ提出する。同庁が受理すれば、異議を申し立てた人への意見聴取をし、解除の是非を審査する。

 JR東海によると、保安林解除の遅れに伴い、小渋川非常口(上蔵地区)の掘削開始予定が本年度中から4月以降にずれ込むことになった。ヤード整備はほぼ終わっている。保安林の指定が解除されれば、速やかに作業用トンネルの掘削工事に入る予定だ。

 残る釜沢、除山の両非常口(ともに釜沢地区)の掘削開始も遅れる。釜沢非常口は、工事現場への進入路を確保するために必要な仮設橋の設置に時間がかかるため、今春から来春にずれる見通し。除山は本年度中から4月以降に遅れるといい、JR東海の担当者は「計画とは時期が違うが、2027年の開業予定に影響を及ぼすことはない」としている。
(今井智文、伊勢村優樹)
posted by ict工夫 at 21:31| Comment(2) | 長野県

2017年03月29日

リニアガイドウェイ製造施設計画、長野県高森町

JR東海、高森町内の候補地の利用希望 リニアガイドウェイ施設(2017年3月28日 南信州新聞)

 町は土地利用計画でこの一帯を工業用地化したい意向。施設利用後の跡地を企業誘致の用地に充て、町担当課は「雇用環境の充実や地域経済の循環スペースになれば」とする。

ガイドウェイはリニア軌道建設時には沿線数箇所に製造所を置いて製造される計画になっています。この製造所は保守基地とは違いますが、ガイドウェイと一体化したコイルは開通後のメンテナンスでも必要なパーツでこれらの恒久的な製造所・保管所は何処に置かれるのか確認してみたいと思っています。
営業運行が無い深夜に保守作業を行なうにしても、ガイドウェイ(コイル)に損傷があれば磁気浮上保守車両は動けないはずなので地上から運ぶしかない? 山梨実験線ではどうしているのか?
リニア事業の情報資料は大量なので沿線各地の状況を確認しながら全体像を把握するのに、私には時間がかかります。

 JR東海がリニア中央新幹線建設工事に伴って設置する「ガイドウェイ」関連施設で、同社が高森町内の候補地の利用を希望していることが(2017年3月)27日、分かった。用地として使うのは下市田地区の農地で、広さは7.7ヘクタール。町が同日夜に地権者らを対象に報告会を開き、明らかにした。
 県内では最大約12ヘクタールの用地が必要とされ、喬木村阿島の堰下(せぎした)地区(5.5ヘクタール)が最有力地となっている。
 町は昨(2016)年8月に下市田と山吹の2カ所を候補地として県に伝えた。
 町が県側に申請した下市田の候補地は13.4ヘクタール。下市田工業団地の北側に位置し、横長で長さは約100メートル。JRは13.4ヘクタールのうち、農免農道の西側7.7ヘクタールについて利用を希望する。

 この日の報告会には地権者や耕作者ら約50人が参加。町担当課は、飯田市座光寺地区に計画する保守基地を起点とし、喬木村の製作ヤードとの連携も含め「JRから高森町の候補地を選定したと報告があった」と説明。意見交換後、JR側との協議を進めていくことを確認した。
 施設内ではガイドウェイ側壁を製作したり保管し、電気部品を取り付けたり保管するスペースができる。町担当課によると、今後2年間かけて地権者や水利組合、地元区などと協議し、2019年度に造成を開始、翌年度からガイドウェイ側壁の製作に着手する見通し。JR側は借地を希望する。

 参加者からは横断道路の確保や、農免農道の東側(約5.7ヘクタール)を活用するよう求める声が出た。JRとの協議を進めることへの反対の意見はなかった。
 28日は地元の下市田区や河原組合を対象に同様に報告し、意見を聞いた。

 町は土地利用計画でこの一帯を工業用地化したい意向。施設利用後の跡地を企業誘致の用地に充て、町担当課は「雇用環境の充実や地域経済の循環スペースになれば」とする。

 ガイドウェイは、鉄道の軌道部分に当たるU字形の構造物。ガイドウェイの側面と車体に設置したコイルに電流を流して磁界を発生させ、電磁石の反発力や吸引力を使って車体を浮上、推進させる。
posted by ict工夫 at 17:42| 工事

2017年03月19日

全てが敗者に終わるリニアプロジェクト_橋山禮治郎氏講演会 3月25日@甲府市

全てが敗者に終わるリニアプロジェクト〜この歴史的失敗を回避できるか〜
日時:2017年3月25日(土) 14:00〜
会場:山梨県立男女共同参画推進センター(ぴゅあ総合) 甲府市朝気1-2-2
講師:橋山禮治郎さん・・・「必要か,リニア新幹線」の著者
主催:山梨革新懇
参加費:200円

2017.03.25_山梨革新懇
2017.03.25_山梨革新懇

「山梨革新懇」の名前は時々見かけるのですが、日本共産党山梨県委員会サイトの「県内情報」「活動紹介」カテゴリーから「ありました」記事で分かることが多いです。 今回の講演会もおそらく同様な報告記事は出ると思います。
ちなみに 全国革新懇のホームページがあり、「行事案内」ページには今回の講演会が掲載されています。

この講演会案内は、「山梨県に居る」ネティズンの私がリニア新幹線事業の情報をインターネットを駆使して確認している時、「岐阜県内から発信されているブログ」 に「神奈川県の相模原連絡会」から届いたチラシとして公開されていました。私のブログにも掲載して全国向けに発信します。

私は2007年06月06日 リニア営業運転 という記事を書きました。未だリニア新幹線についてよく知らない時でしたが、私の直感は赤信号を感じていたのでしょう。いくつかの新聞報道を読んでいたようで、「二大都市圏への集中化が一層進み、その中間地域との格差が広がるだけを意味しているのではないか。」 とか、「リニアバブルに踊った山梨の悲劇」なんて記事を将来インターネットで読まされるのは嫌だ。 などと書き綴っていました。3.11直後の事業決定から関心が深まった現在、10年前にリニア事業に感じた事は的を射ていたように思います。

2017年3月15日頃、NHK山梨「リニア新幹線冊子 県が配付へ」というニュースが流れたそうです。

私はNHKサイトから記事が消えてから知ったのでソースは読んでいませんが、35万部ほど作成し県内全ての世帯に配付するとか。
『県政策企画課は「リニア中央新幹線の開業で山梨県がどう変わるのかわかりやすく示して、県民にイメージを共有してもらいたい」としています。』と締めくくられたニュースだったそうです。

このリニア新幹線冊子(プロジェクト)では、橋山禮治郎さんやリニア新幹線事業批判の人々が説かれる問題点に一つずつ丁寧に反論し、山梨県民の安全・安定・安心を説きながら、リニア中央新幹線の開業で山梨県内にもたらされる経済波及効果などを明確に伝える冊子になって欲しい。
山梨県総合政策部政策企画課の真骨頂を全国に示す為にも、この冊子を山梨県ホームページに掲載していただきたいと思います。
このブログ記事を主催者側の方々がご覧になるかどうか分かりませんが、ついでに書いておきます。
それは、このような集会で場内の写真などを記録する時、前から撮る(参会者の顔が分かる)ような撮り方はしないことです。
リニア事業について色々な情報を確認したいと考える人は事業に反対する人々だけでは無い。仕事上から賛成・推進する位置にいながらも疑問を感じている人々は少なく無いでしょう。だからこのような講演会にも出かけてみたいと思う・・・
この点をよくよく考慮すれば場内撮影ですらどうあるべきか、自ずから分かります。関心ある人が誰でも気軽に出かけられるスタイルであって欲しい。
集会などを報じた新聞ですら紙面(サイト)掲載写真にびっくりすることがあるのです。なんだこの取材記者は!と私は思います。
ひとつのテーマに多くの人々の関心を誘発し情報を共有し、賛否を問わず当該テーマについて考えて貰うには、情報発信のあり方を突き詰めて考え続けていくことも大切です。このような貴重な講演会ですら単に仲間内の寄り合いで終ってしまうかも知れないし、リニア推進期成同盟会総会を笑うこともできません。
posted by ict工夫 at 20:11| 集会・講演会