山梨県議会の平成29年9月定例会で 2017年9月27日 「リベラルやまなし」土橋亨議員の代表質問中
「9.リニア中央新幹線の開業に向けた取り組みについて」、これに対する後藤斎知事答弁についての報道記録です。
知事答弁が記事の通りなら、このようなリニア新幹線事業進捗状況を、県民の人々全てに分かり易く広報している山梨県庁の記事を私は未だ知りません。だから私は自分で調べられる範囲を記録し歴史に残そうとブログやWebサイトを制作しています。
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県内のリニア建設/南アトンネル工進展/明かり区間用買(山梨建設新聞 2017年9月29日)
県内のリニア中央新幹線の建設状況について、後藤斎知事は県議会代表質問(27日)の答弁で、「南アルプストンネル工事や第四南巨摩トンネル工事は計画どおり進捗している。明かり区間(地上部)は、道路や水路の付替協議、建物などの物件調査、土地の境界確認や用地測量が進められ、本線の構造物も設計に着手している」と説明した。さらに「明かり区間の着工へ用地取得に取り組んでいく」と述べた。
土橋亨議員(リベラルやまなし)の質問に答えた。
本県のリニア建設は、JR東海が山岳地帯のトンネル工事(南アルプストンネル、第四南巨摩トンネル)に着手。施工は南アルプストンネルが大成建設・佐藤工業・銭高組JV、第四南巨摩トンネル新設工事(西工区)が西松建設・青木あすなろ建設・岩田地先建設JV。
進捗について、後藤知事は「トンネル工事は計画どおり進捗している。特に難易度の高い南アルプストンネルは早川非常口トンネルの掘削が完了し、本線の掘削に向けた準備工事が行われている」と説明した。
一方、明かり区間(地上部)の整備は、鉄道・運輸機構が担当。各地区で道路や水路の付替協議、建物などの物件調査、土地の境界確認や用地測量が進められている。本線の長大橋梁などの構造物も設計に着手している。
県では、JR東海による用地測量などが終了した箇所から地権者と用地交渉を進めており、後藤知事は「明かり区間の工事に一刻も早く着手できるよう、JR東海や沿線市町とも連携しながら、用地取得に取り組んでいく」と述べた。
さらに、リニア建設には沿線住民の事業への理解が不可欠であることから、後藤知事はJR東海に対して「住民の理解が得られるよう、真摯な対応を求めていく」と答弁した。
土橋議員は代表質問で、本県にとってリニアは国内外とのさらなる交流や新たな産業の創出をもたらし、沿線地域の活性化につなげていくことが期待される一大プロジェクトと述べ、計画どおり進めていかなければならないと強調。計画の進捗状況と県の対応を聞いた。
さらに、沿線住民のリニア事業への理解を深めることが重要と指摘。甲府市中道地区からは、小学校付近にリニアへ防音フードの設置をとの要望が出ていることに触れ、リニア建設による生活環境の変化への心配は当然のことであり、事業を円滑に進めるため、沿線住民への真摯な対応を求めた。
◇ 土橋亨議員(リベラルやまなし)
震災がれきに情緒的対応だけの山梨県議会(私の一般ブログ記事 2012-06-28)、この記事に続く 甲府市議団による震災がれき視察の報告、私は土橋議員の名前を忘れません。
既に記事にしていますが、2017年4月27日に山梨県議会議員が視察 した 早川非常口工事の先進坑で毎分1.5トンの湧水があること、それはどのように処理されているのか。実験線を含む山梨県内リニア工事の発生土処理について公式な状況報告は何処にあるのか、さらに質問で触れたようですが「騒音問題」もあり、議会では何をどのように審議して来たのか・・・山梨県内のリニア事業関連で私には分からない事ばかりで、確認のための時間を浪費しています。
全ては土橋議員の質問全体を議事録から確認してからですが、多くの問題点について何をどうすべきかを提案しながら知事の見解を問うという筋道が必要です。リニア推進で地域活性化することを前提に、現状を問いかけ土地収用などが順調に行くことを望むだけの、県庁に代って議会をリニア事業推進広報の場としたに過ぎない質疑応答だと、とりあえず書いておきます。震災がれきの時から何も進歩が無い。
山梨県議会 では、委員会会議録 と 本会議会議録 が読めます。本会議記録は公開されるまで2か月程の期間があります。平成29年9月定例会(代表・一般質問項目一覧)、これをメモしておくと会議録閲覧で目的の議事録を探す時に便利です。
県議会インターネット中継 では録画中継も視聴できます。
posted by ict工夫 at 23:21|
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