2017年09月15日

リニア建設工事 飯田市羽場地区で説明会(報道記録)

松川は来年度初頭着手 リニア建設工事 飯田市羽場地区で説明会(南信州新聞 2017年9月15日 15時00分)
 リニア中央新幹線計画をめぐる羽場地区の説明会が14日夜、羽場公民館で開かれ、JR東海は今秋からの準備工事を想定していた中央アルプス(松川)外工区について、来年度初頭の着手と、2019年度後半からのトンネル掘削の日程見通しを伝えた。ずれ込んでいるが、全体の工期に影響はないとしている。年内にも工事説明会を開きたい考えだ。
 同工区はJRが鉄道建設・運輸施設整備支援機構に工事を委託し、昨年末に工事契約を結んだ。松川橋梁を挟んだ風越山トンネル(延長約5・6キロ)の西側約2・3キロと、中アトンネル(約23キロ)の東側約4・9キロなどで、3月の説明会では「ことしの秋ぐらいから準備工事に入りたい」としていた。  説明会は非公開。住民約100人が参加した。
 JRや参加者によると、残土が発生するトンネル掘削は、運搬路にする県道飯田南木曽線の一部拡幅後に行う。掘削工事の期間は当初の計画どおり、23年度まで。
 県道改良は狭あいな正永町〜大休間の2カ所で計約470メートル。幅員各3メートルの2車線道路とし、片側に歩道を設けて全幅は9・25メートル。JRと県、上流域で清内路水力発電所の大平えん堤を計画する中部電力の3者で進める。
 年度内に用地測量や物件調査を行い、用地取得や埋蔵文化財調査を経て来年度後半に着手。19年内に完成させる。
 同区間は準備工事の往復路、本工事の復路として工事用車両の運行ルートに計画されている。
 リニアの他、進行中の県による松川ダムの堆積土砂搬出、19〜22年度の影響を見込む中電のえん堤建設による工事用車両が併走するため、3者は調整を図る考え。住民からは具体的な通行台数の提示を求める意見が出たという。
 終了後、羽場まちづくり委員会の篠田信秀副会長(67)は「JRや県に対し、決定事項を早期に地元に説明する姿勢を求めた」と話した。

南信州新聞が掲載してくれた事業予定表を引用しておきます。おそらく説明会で飯田市から配付されたものかと思いますが、飯田市公式サイトでこの説明会の記事を確認する予定です。
リニア中央新幹線工事に伴い沿線地域でなすべき工事も多いことをネット情報から知っています。現段階では全て公共事業なので自治体サイトから情報が取れる場合は多いはずです。
飯田市・地区情報 > 羽場、飯田市にはリニア中央新幹線に関するページが複数ありますのでWebページで整理しています。

飯田市羽場地区説明会資料
posted by ict工夫 at 22:00| 長野県

長野県大鹿村小渋川非常口工事で9月13日から夜間の発破が開始された

2017年08月30日に、大鹿村小渋川非常口で発破掘削作業始まる と記録しています。『9月上旬までは日中の1日1〜2回、中旬以降は夜間も含めて2〜3回程度を予定している。』 でしたが、いよいよ夜間の発破が始まったという報道でした。

大鹿村工事による発生土についてはJR東海サイトで、長野県・発生土置き場の環境保全の計画 が該当項目です。ここに 「大鹿村内発生土仮置き場における環境保全について 平成28_2016年10月」(PDFファイル 3,234 KB) が公開されています。ファイルは作成日 2016年10月24日 更新日 2017年1月19日。

大鹿村からは リニア新幹線情報 でリニア対策委員会報告などが公開されています。このページで、「リニア工事前の環境モニタリング調査結果の報告について」 見出し記事の本文は 「発生土仮置き場A(除山非常口横)の発生土搬入前の地下水質調査について」(平成29_2017年7月28日 PDFファイル 963 KB)です。特に問題無しの内容ですが、情報共有について大鹿村行政のスタンスが明確に記されていますので以下に記録しておきます。
※村では調査結果について、リニア連絡協議会委員及び釜沢自治会の皆様へ文書送付するほか、村ホームページ、ケーブルテレビ文字放送、8 月に全戸配布するリニア情報で住民の皆様へお知らせする予定です。
大鹿村からは リニア中央新幹線に関する村内の工事・交通状況等についてお知らせします。(平成29年9月6日現在 を2017年9月15日に確認しました)
沿線各地行政サイトでこのようなページを未だ見たことがなく、このページを初めて知った時には地域工事開始を承認したのは大鹿村行政の苦渋の決断だったことを理解しました。このページに以下の記載があります・・・「小渋川非常口仮設備工事・トンネル掘削工事(昼夜工事)」の項目です。
・9月13日(水) 20時頃 夜間発破掘削開始
※13日以外の発破時間は、地質状況や騒音振動測定結果を確認しながら決めるため事前のお知らせは致しませんが、ご理解をお願いいたします。
※当分の間、発破の15分前からヤード周辺にて、発破を開始する旨を放送でアナウンスします。加えて、1分前、10秒前にはサイレンを鳴らします。
住民目線で仕事を続ける公務員がここには確かにおられる。そして大鹿村行政がリニア新幹線事業について、ここまで情報共有に至ったのは長年にわたり村議会で諄々とリニア事業の問題について説き続けてこられた議員さん達がおられたこと、それを理解し対応できる公務員、村行政であったのだと私は思います。
そのような方々に苦渋の決断をさせないような政治体制を確立することは全ての国民一人一人のなすべきこと。

小渋川非常口工事の発生土がどの仮置き場に運ばれているか私の疑問について、計画地Eであることをコメントでご教示いただきましたので、JR東海の公開資料から引用しておきます。
仮置き場計画地Aが約1万5千立方メートル、Bが5万5千に対して、Eは15万立方メートルです。そして要対策土仮置き場が計画されています。要対策土の現況は逐次大鹿村、長野県庁に報告が届いているものと思います。
仮置き場Eはリニア変電所の建設用地であり、その事業は送電線新設とも同期する事案となるでしょう。要対策土処理を含めて正規の発生土処分地に搬出するタイミングが問題になると思えます。それら全てを地域の人々と情報共有して進行させる事が事業者と行政の責務です。

「発生土置き場の環境保全の計画」2016年10月資料によると以下の通りです・・・
発生土仮置き場計画地E 発生土仮置き場計画地E
・面積:約 20,000 ㎡
・容量:約 150,000 ㎥
・最大盛土高:約 15 m
・工事完了後の利用計画:仮置き場のため、土砂搬出ののち、土地造成を行い変電施設を設置
発生土仮置き場計画地E
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 18:06| Comment(2) | 工事

2017年09月14日

山梨県リニア駅基本計画予算を9月議会で審議

県補正予算案にリニア駅基本計画(NHK甲府放送局ニュース 2017年09月14日 16時36分)
山梨県は、10年後(2027年)に開業予定のリニア中央新幹線の駅周辺の基本計画の策定費用などを盛り込んだ、総額64億円あまりの補正予算案を今月(2017年9月)21日に始まる県議会に提出することになりました。
これは、14日、後藤知事が記者会見を開いて明らかにしたもので補正予算案は一般会計の総額で、64億4500万円あまりとなっています。
このうちリニア中央新幹線の関連事業では、甲府市大津町に建設される駅周辺を整備する基本計画の策定費用として3150万円あまりが盛り込まれました。
また建設地が甲府市小瀬町に決まった新たな総合球技場については、具体的な設計に入る前の基本計画の策定費としておよそ1990万円を計上しました。
(中略)
後藤知事は、14日の会見で、「リニア環境未来都市の実現に向けて、駅周辺の基本計画を進めるなど、全般に現在進んでいる事業をバックアップしさらに推し進めるために今回の予算を計上した」と説明しました。
この補正予算案は、今月21日に開会する9月の定例県議会に提出されます。

【参照】
山梨県知事記者会見 9月14日の内容が確認できましたので、以下に記録しました。

続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 18:43| 山梨県

2017年09月13日

総点検・リニア新幹線 問題点を徹底究明(出版情報)

緑風出版 総点検・リニア新幹線―問題点を徹底究明
リニア・市民ネット 編著 2017年9月 刊
緑風出版 ISBN978-4-8461-1713-9 C0336
A5変形判並製/168頁 ¥1400(税込 ¥1,512)
■内容構成
T どんな計画ですか?
 Q01 リニア中央新幹線はどのような計画ですか?
 Q02 超電導技術とは何でしょうか?
 Q03 「夢のリニア」の「夢」とは何でしょうか?
 Q04 地域振興とはどのようなものがありますか?
 Q05 なぜトンネルが多いのですか?
 Q06 環境アセスはどのように行なわれましたか?
 Q07 沿線都県の自治体はどのように対応していますか?
U どんな問題があるでしょうか?
 Q08 エネルギーはどれくらいかかるのでしょうか?
 Q09 磁界(電磁波)の強度はどのくらいでしょうか?
 Q10 磁界のリスクとその基準はどうなっていますか?
 Q11 電磁波対策はどうなっていますか?
 Q12 地震のときトンネルはどうなるでしょうか?
 Q13 活断層や大鹿村を掘り抜けて大丈夫ですか?
 Q14 トンネル内で事故のとき避難はどうするのですか?
 Q15 フェイルセイフシステムとは何でしょうか?
 Q16 ドイツや中国のリニアはどうなっていますか?
 Q17 建設費に問題はないのでしょうか?
 Q18 リニアの採算はとれるのでしょうか?
 Q19 財政投融資を行なうそうですが、どういうことでしょうか?
 Q20 東海道新幹線は今後どうなるのでしょうか?
 Q21 トンネルを掘ることによる水涸れは大丈夫でしょうか?
 Q22 地下からはヒ素など有毒物質が出るとのことですが?
 Q23 大深度地下使用に問題はないのでしょうか?
 Q24 トンネル掘削による残土は処理できるのでしょうか?
 Q25 山梨実験線の建設によってどんな被害が出ていますか?
 Q26 明かり区間にはどんな問題があるのでしょうか?
 Q27 沿線での生物環境へ影響はどのようなものがありますか?
 Q28 岐阜のルート上の旧ウラン鉱山は安全なのですか?
 Q29 リニアは景観にどのような影響があるでしょうか?
 Q30 説明会やパブコメはどのように行なわれましたか?
 Q31 沿線の住民はどのように受け止めているのでしょうか?
 Q32 裁判が進行していますが争点は何ですか?
 Q33 リニアによる時間短縮や速さは人間や社会に何をもたらすのでしょうか?
 Q34 リニアの便利さをどれだけの人が享受できるでしょうか?
 Q35 速くするためのエネルギーは人間を幸福にするのでしょうか?
 Q36 リニアのメリットとデメリットの比較

9月8日(金)に「ストップ・リニア!訴訟」第6回口頭弁論が東京地裁で行なわれたので、その情報を調べている時に、この新刊を知りました。
この36問のうち、私が即答できるのは10あるかどうか、心もとないです。これからも学習は続けます。

posted by ict工夫 at 20:00| 出版物

静岡トンネル湧水が毎秒1トン山梨県早川町に流れるとの予測

平成28_2016年度 南アルプス環境調査の概要(静岡市 2017年7月31日公開)から引用・・・(文中強調は編者)

(3)水資源調査
 水資源調査(担当:環境創造課)
南アルプスの水循環モデルを構築し、トンネル掘削による表流水、地下水への影響を予測しました。
 (1)調査項目:現況モデル、工事後モデル
 (2)調査地点:南アルプス主要部(中央新幹線建設事業 早川〜小渋川間トンネル約25km含む)
 (3)調査結果:平成26_2014年度に実施した水資源調査の結果に、斜杭、先進導杭、導水路トンネル等の新たな情報を加え再解析を行いました。その結果、トンネル掘削による湧水量は、毎秒約1.6tと予想され、導水路トンネルを建設したとしても、毎秒 1t 以上の湧水が 山梨県側に流失する可能性がある ことが判明しました。
図 20 トンネルへの地下水湧水量分布
トンネルへの地下水湧水量分布

(静岡市区間の本坑・先進坑と非常口の湧水量の内、導水路への自然流入量は約30%。湧水量は予想される範囲で最大値に近い値。)
※図20 は、第2回大井川水資源検討委員会資料P25-26 を参考に、静岡市独自でトンネル内の湧水量及び流水方向を予測して作成したものである。
【編注・JR東海設置の委員会です・第2回大井川水資源検討委員会資料(PDFファイル 3,752 KB)】

以上、山梨県政は既に承知されていて、先日のリニア早川非常口、先進坑公開イベントで報じられた毎分1.5トンの湧水処理と共に、対応施策は計画済みと思います。6月梅雨時の早川では 50㎥/秒以上のデータもあるようですから、早川に流れ込むなら問題無し。但し水質検査だけは別問題かもしれません。
私はたまたま静岡市サイトを確認している時に気付きました・・・『静岡市では、南アルプスユネスコエコパーク地域内で計画されている中央新幹線建設事業の工事実施にあたり、現在の自然環境の状況等を調査しました。』・・ここでも先日記事にした長野県喬木村と同様、Before と After の行政スタンスが見受けられます。

山梨県ではリニアとエコパークの関係は特に問題にもなっていないようですが、トンネル湧水が毎秒1トンこちらに流れ込む予測にビックリしたので、情報共有として記事にしておきます。
トンネル湧水処理については、県庁担当部署も県内関連企業も熟達されていると思いますので、今更何だという話かも知れません。東京電力の田代ダム・発電所が影響を受けるらしいので山梨県にも関係するかも知れませんが・・・
大井川減水問題の解決が未定の段階でJR東海はアルプス山系静岡工区の非常口で準備工事を始めている、鉄筋コンクリートの橋も出来ているとの情報も読みました・・・但しこの場所は企業(特種東海製紙)の所有地でJR東海とも協力しているようなので問題無いのかも知れません、河川の橋については河川法に基づく認可を得たものかとは思えますが、その確認は私には困難です。
とにかく、リニア中央新幹線事業というのは私のような素人には全貌を把握するのが実に困難です。今回も偶然の経過で学習することができました、ネットに感謝です。

posted by ict工夫 at 00:35| 静岡県