2017年09月13日

総点検・リニア新幹線 問題点を徹底究明(出版情報)

緑風出版 総点検・リニア新幹線―問題点を徹底究明
リニア・市民ネット 編著 2017年9月 刊
緑風出版 ISBN978-4-8461-1713-9 C0336
A5変形判並製/168頁 ¥1400(税込 ¥1,512)
■内容構成
T どんな計画ですか?
 Q01 リニア中央新幹線はどのような計画ですか?
 Q02 超電導技術とは何でしょうか?
 Q03 「夢のリニア」の「夢」とは何でしょうか?
 Q04 地域振興とはどのようなものがありますか?
 Q05 なぜトンネルが多いのですか?
 Q06 環境アセスはどのように行なわれましたか?
 Q07 沿線都県の自治体はどのように対応していますか?
U どんな問題があるでしょうか?
 Q08 エネルギーはどれくらいかかるのでしょうか?
 Q09 磁界(電磁波)の強度はどのくらいでしょうか?
 Q10 磁界のリスクとその基準はどうなっていますか?
 Q11 電磁波対策はどうなっていますか?
 Q12 地震のときトンネルはどうなるでしょうか?
 Q13 活断層や大鹿村を掘り抜けて大丈夫ですか?
 Q14 トンネル内で事故のとき避難はどうするのですか?
 Q15 フェイルセイフシステムとは何でしょうか?
 Q16 ドイツや中国のリニアはどうなっていますか?
 Q17 建設費に問題はないのでしょうか?
 Q18 リニアの採算はとれるのでしょうか?
 Q19 財政投融資を行なうそうですが、どういうことでしょうか?
 Q20 東海道新幹線は今後どうなるのでしょうか?
 Q21 トンネルを掘ることによる水涸れは大丈夫でしょうか?
 Q22 地下からはヒ素など有毒物質が出るとのことですが?
 Q23 大深度地下使用に問題はないのでしょうか?
 Q24 トンネル掘削による残土は処理できるのでしょうか?
 Q25 山梨実験線の建設によってどんな被害が出ていますか?
 Q26 明かり区間にはどんな問題があるのでしょうか?
 Q27 沿線での生物環境へ影響はどのようなものがありますか?
 Q28 岐阜のルート上の旧ウラン鉱山は安全なのですか?
 Q29 リニアは景観にどのような影響があるでしょうか?
 Q30 説明会やパブコメはどのように行なわれましたか?
 Q31 沿線の住民はどのように受け止めているのでしょうか?
 Q32 裁判が進行していますが争点は何ですか?
 Q33 リニアによる時間短縮や速さは人間や社会に何をもたらすのでしょうか?
 Q34 リニアの便利さをどれだけの人が享受できるでしょうか?
 Q35 速くするためのエネルギーは人間を幸福にするのでしょうか?
 Q36 リニアのメリットとデメリットの比較

9月8日(金)に「ストップ・リニア!訴訟」第6回口頭弁論が東京地裁で行なわれたので、その情報を調べている時に、この新刊を知りました。
この36問のうち、私が即答できるのは10あるかどうか、心もとないです。これからも学習は続けます。

posted by ict工夫 at 20:00| 出版物

静岡トンネル湧水が毎秒1トン山梨県早川町に流れるとの予測

平成28_2016年度 南アルプス環境調査の概要(静岡市 2017年7月31日公開)から引用・・・(文中強調は編者)

(3)水資源調査
 水資源調査(担当:環境創造課)
南アルプスの水循環モデルを構築し、トンネル掘削による表流水、地下水への影響を予測しました。
 (1)調査項目:現況モデル、工事後モデル
 (2)調査地点:南アルプス主要部(中央新幹線建設事業 早川〜小渋川間トンネル約25km含む)
 (3)調査結果:平成26_2014年度に実施した水資源調査の結果に、斜杭、先進導杭、導水路トンネル等の新たな情報を加え再解析を行いました。その結果、トンネル掘削による湧水量は、毎秒約1.6tと予想され、導水路トンネルを建設したとしても、毎秒 1t 以上の湧水が 山梨県側に流失する可能性がある ことが判明しました。
図 20 トンネルへの地下水湧水量分布
トンネルへの地下水湧水量分布

(静岡市区間の本坑・先進坑と非常口の湧水量の内、導水路への自然流入量は約30%。湧水量は予想される範囲で最大値に近い値。)
※図20 は、第2回大井川水資源検討委員会資料P25-26 を参考に、静岡市独自でトンネル内の湧水量及び流水方向を予測して作成したものである。
【編注・JR東海設置の委員会です・第2回大井川水資源検討委員会資料(PDFファイル 3,752 KB)】

以上、山梨県政は既に承知されていて、先日のリニア早川非常口、先進坑公開イベントで報じられた毎分1.5トンの湧水処理と共に、対応施策は計画済みと思います。6月梅雨時の早川では 50㎥/秒以上のデータもあるようですから、早川に流れ込むなら問題無し。但し水質検査だけは別問題かもしれません。
私はたまたま静岡市サイトを確認している時に気付きました・・・『静岡市では、南アルプスユネスコエコパーク地域内で計画されている中央新幹線建設事業の工事実施にあたり、現在の自然環境の状況等を調査しました。』・・ここでも先日記事にした長野県喬木村と同様、Before と After の行政スタンスが見受けられます。

山梨県ではリニアとエコパークの関係は特に問題にもなっていないようですが、トンネル湧水が毎秒1トンこちらに流れ込む予測にビックリしたので、情報共有として記事にしておきます。
トンネル湧水処理については、県庁担当部署も県内関連企業も熟達されていると思いますので、今更何だという話かも知れません。東京電力の田代ダム・発電所が影響を受けるらしいので山梨県にも関係するかも知れませんが・・・
大井川減水問題の解決が未定の段階でJR東海はアルプス山系静岡工区の非常口で準備工事を始めている、鉄筋コンクリートの橋も出来ているとの情報も読みました・・・但しこの場所は企業(特種東海製紙)の所有地でJR東海とも協力しているようなので問題無いのかも知れません、河川の橋については河川法に基づく認可を得たものかとは思えますが、その確認は私には困難です。
とにかく、リニア中央新幹線事業というのは私のような素人には全貌を把握するのが実に困難です。今回も偶然の経過で学習することができました、ネットに感謝です。

posted by ict工夫 at 00:35| 静岡県