◇ 南木曽のリニアトンネル残土 全180万立方メートル、町内処理も(2017年9月21日 信濃毎日新聞)
JR東海は(2017年9月)20日までに、リニア中央新幹線中央アルプストンネル(全長23・3キロ)の工事で、木曽郡南木曽町の作業用トンネル(斜坑)から搬出される残土180万立方メートル全てを町内で処理することも含めて、候補地選びをする方針を地元に示した。近く、残土を置く候補地のうち数カ所の地元や地権者に説明し、周辺で測量や地質調査、環境調査などを始める考えだ。
JR東海は(2017年9月)20日までに、リニア中央新幹線中央アルプストンネル(全長23・3キロ)の工事で、木曽郡南木曽町の作業用トンネル(斜坑)から搬出される残土180万立方メートル全てを町内で処理することも含めて、候補地選びをする方針を地元に示した。近く、残土を置く候補地のうち数カ所の地元や地権者に説明し、周辺で測量や地質調査、環境調査などを始める考えだ。
住民らによる22回目の町リニア中央新幹線対策協議会が19日夜、町役場であり、JR側が報告した。町を通じて地域や住民から応募のあった二十数カ所のうち、まず数カ所で現地調査。他の候補地についても、引き続き検討する。JR側は現時点で「全体が入る候補地は見つかっていない」とも説明した。
このほか、町内に2カ所設ける「非常口」(作業用トンネル坑口)のうち、広瀬地区では、予定より東側に100メートルほど場所をずらすと説明。岐阜県中津川市山口側から掘削を始める山口工区については、まだ工事は始まっておらず、年内に工事施工ヤード(作業場)の整備を始め、年度内には作業用トンネルの掘削を開始するとの説明があった。
2017年07月28日記事、南木曽町妻籠水道水源保全地区のトンネル工事に長野県水環境保全条例の初適用、非常口、トンネル工事の掘削土が発生するのは水環境保全条例に基づく長野県知事の許可が下りて着工後です。知事判断は年末頃と報じられていますので、成行きに注目。
9月19日に開催された南木曽町リニア中央新幹線対策協議会の議事録を確認する予定です。