2018年04月16日

山梨経済同友会でリニア2次交通整備の経済効果が試算された

山梨大学、リニア2次交通整備で経済効果試算(日本経済新聞 2018/4/16 15:19)

 山梨大学の佐々木邦明教授、武藤慎一准教授と山梨経済同友会は(2018年04月)16日、2027年に東京―名古屋間が開通するリニア中央新幹線で、2次交通を整備した場合の経済効果の試算結果を発表した。
 リニア新駅と甲府駅をどのような形で結ぶのがふさわしいかを考えた。甲府市と近隣市町に向かう人が1日8000人と想定した。調べたのは(1)両駅間をほぼ直線で結ぶ平和通り(2)中央高速(3)途中から身延線を利用(4)新山梨環状道路の4ルート。交通手段は、モノレールや次世代型路面電車(LRT_Light Rail Transit)、バス高速輸送システム(BRT_Bus Rapid Transit)を比較した。
 その結果、経済効果が最も高いのは、所要時間が現在の約35分から15分前後に短縮される平和通りルートで、途中駅を設けた場合だった。モノレールだと年間8.7億円、LRTで7.1億円の経済効果の上昇が見込める。途中駅を作らずに直行にした場合は1.1億円にとどまる。中央道にBRTを整備した場合は3.3億円だった。
 山梨経済同友会の入倉要代表幹事は「最も効果的な2次交通のありかたを提案していきたい」と話す。

『速達性・定時性及び利便性に優れた国道358 号(新平和通り)ルートをリニア駅までのバス路線』として山梨県庁は2017年3月に決定しています。
【参考・2017年01月25日にこのブログで 山梨県バス交通ネットワーク再生計画とリニア新幹線新駅の関係、2017年4月3日に 山梨県バス交通ネットワーク再生計画を策定しました(山梨県リニア交通局交通政策課)】
この公表資料の「概要」から引用しておきます・・・

5 リニア中央新幹線開業を⾒据えたバス交通
○リニアの開業効果を最大限に生かし全県に波及させるためリニア駅と県内各地を短時間で結ぶバス交通の確保
(1)リニア駅周辺
 ◆ 本県の新たな玄関口として、駅北側はパーク&ライド用駐車場や一般交通を対象とした乗降場、駅南側に公共交通を対象とした乗降場を整備
(2)リニア中央新幹線の開業を⾒据えたバス交通
 ◆ ・リニア駅と甲府駅を結ぶバス交通システムについては、速達性、定時性が確保され、ハイグレードなバス交通によるバス交通ネットワークの基幹軸の形成を目指す
   ・速達性、定時性及び利便性に優れた国道358号(新平和通り)ルートにおいて、交差点改良等による速達性や定時性の更なる向上を検討。今後の交通流動や自動運転システムなどの技術進歩を踏まえつつ交通システムの整備を進める
 ◆ リニア駅・甲府駅を中心に県内外とのアクセス強化に向けバス路線の整備を目指す
   ・30分到達時間圏の拡大を踏まえたリニア駅・甲府駅と県内各地の主要拠点とを結ぶバス路線
   ・身延線を活用した円滑な移動の確保に向けたリニア駅と身延線を結ぶバス路線
   ・県域を越えた広域移動やリニア中央新幹線の利用確保に向けたリニア駅と県外地域を結ぶ高速バス路線

同友会はこの件も検討したようですが、今になってモノレール計画に言及したのは、後藤知事の任期終了で2019年1月に知事選挙があるからではないかと私は憶測しています。
私のサイトでは 山梨経済同友会リニア部会の公開情報一覧 を記録していますので今回の発表文書が公開されたら記録したいと思います。
確認できた限りの報道記事では、今回の提言になった試算の基礎的なデータやその処理方法について不明ですので後学のためにも理解しておきたいと思っています。

続きがあります・・・
posted by ictkofu at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 地域活性化