2018年05月30日

工事実施計画(その2)の認可取消しを求める審査請求が提出された

リニア工事実施計画(その2)認可取消し求め審査請求書486通を提出!(PDFファイル)(ストップ・リニア!訴訟ホームページ 2018.05.30)
リニア 486人が審査請求 工事認可取り消し求め(信濃毎日新聞 2018年5月30日)

 JR東海のリニア中央新幹線建設に反対する9都府県の住民486人が(2018年5月)29日、国土交通省に対し行政不服審査法に基づく審査請求をした。同省が3月に認可した電気設備などの工事実施計画の取り消しを求める内容。長野県内からは沿線都府県で最多の141人が請求に加わった。
 審査請求は沿線の住民団体でつくる「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」が取りまとめ、天野捷一共同代表(川崎市)ら7人が同省鉄道局に提出。工事が自然環境に与える悪影響や、安全対策の不備などが問題だとしている。天野共同代表は長野県内の請求者が最多となった理由について、「南アルプストンネルの工事などへの関心が高いのではないか」としている。
 同ネットワークは2014年12月にも、リニアの土木工事関連の実施計画認可取り消しを求めて審査請求。その後、認可取り消しを求めて東京地裁に提訴している。

「国土交通省が3月に認可した電気設備などの工事実施計画」・・・これはJR東海の 中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その2)の認可申請について(2017年9月25日) が国土交通省により 中央新幹線(品川・名古屋間)工事実施計画(その2)を認可しました(平成30_2018年3月2日)という事案です。

JR東海から工事実施計画(その2)が広報された時に確認した内容から、 「JR東海の工事実施計画で神奈川県駅のホーム位置が変更されました」(2017年09月29日)と記事を書きました。
その他、電気関係は変電所施設だけでは無く送電線の新増設も伴うはずで、軌道工事とは異なる広域に関わる問題があるはずです。
しかし、この件を明確に知らせる情報は地域行政サイトからは得られないので、いずれ整理してWebサイトで記録する予定ですが、記事作成は遅れています。

posted by ict工夫 at 22:48| 訴訟

長野県・風越山トンネル東側区間はシールド工法に変更(報道記録)

掘削工法を変更か JR東海、風越山トンネル巡り説明へ(南信州新聞 2018年5月30日)

 JR東海がトンネルの掘削工法を再検討しているリニア中央新幹線の風越山トンネル東側区間(飯田市内)を巡り、同社が(2018年)6月に地元説明を計画していることが分かった。水資源への影響を低減させる狙いで、山岳トンネル工法のNATM(ナトム)からシールド工法への変更に向けて理由や今後の予定を説明するものと見られる。
 説明会は(2018年6月)6日に座光寺、7日に上郷地区で開く。住民に通知した。
 全長5・6キロの風越山トンネルは、飯田文化会館北の黒田非常口付近で工区を東西に分ける。工法を再検討しているのは東側で、上郷飯沼に設置する県内駅の西側から同非常口までの約3キロ。
 JRは「シールド工法は地下水、水資源に対して有効」として2015年11月に再検討する考えを地元に伝え、地質調査をしながら検討を進めてきた。
 シールド工法は、発破を繰り返すNATMとは異なり、先端に刃がある巨大なシールドマシンを回転させながら掘る。
 コンクリートブロックで周りを密閉しながら掘るため、地下水への影響を低減できるが、巨石があったり、水圧が高い場所には適さない。
 直線的に掘る特性上、駅の北側に延ばす土曽川非常口を経ず、駅近くの坑口から発生土を出す可能性があり、地元の北条地区が懸念を示している。
 昨年末の本紙の取材に同社中央新幹線建設部の古谷佳久担当部長は「発生土の搬出方法について十分な検討が必要と考えている」と話した。
 同区間は市街地直下で、土被りは80〜100メートル。JRの委託で鉄道建設・運輸施設整備支援機構が建設する。
 風越山トンネルの西側2・3キロは黒田工区として、NATM工法による掘削を計画。来年度内の準備工事着手を予定している。
posted by ict工夫 at 21:28| 工事

2018年05月23日

大鹿村の除山非常口で夜間発破の提案は見送られた(報道記録)

大鹿村の釜沢地区でリニア懇談会(南信州新聞 2018年5月23日)

 最難関工事とされるリニア中央新幹線南アルプストンネル長野工区(8・4キロ)で、JR東海は(2018年5月)22日夜、リニア本坑につながる作業用トンネル(非常口)のうち「除山(のぞきやま)非常口」がある大鹿村の釜沢地区で、住民対象の懇談会を非公開で開いた。
関係者によると、作業用トンネルの掘削について、夜間の試験発破を24日にも実施したいと提案した。ただ住民からは反対の声が上がり、JR側は検討し直す考え。
 除山非常口(1・9キロ)は昨年(2017年)4月に、県内で初めて掘削工事に着手。同11月に重機による掘削を再開し、同12月から火薬を使った発破掘削を始めた。これまでに200メートル程度まで掘削が完了。発破は、現在は午前8時から午後5時までの間に行っているが、昼夜の発破を基本としており、この日は夜間の発破工事に向けて試験的な実施を提案した。
 JR側は試験後、住民らの意見を聞いた上で夜間の発破工事を本格化させたい意向。
 村内では非常口が4カ所に計画される。4つの非常口を順次掘り進め、南ア関連は3カ所の掘削終了後、地質や出水の状況を見るため本坑に並行して先に掘り進める「先進坑」の掘削に取り掛かり、その後本坑を掘る。このうち小渋川非常口(1・1キロ)は500メートル程度掘り進んだ。釜沢非常口(0・3キロ)は今年4月の掘削を予定していたが、保安林指定の解除など行政手続きに遅れが出て、計画がずれ込む見通し。
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 23:00| 工事

2018年05月18日

NHK報道もろもろ

JR リニア投資2500億円に(NHK甲府 2018年05月18日 07時15分)

9年後に開業が予定されているリニア中央新幹線について、JR東海は今年度、南アルプスでのトンネル工事の本格化などで昨年度より6割近く多い2500億円を設備投資にあてる計画です。
リニア中央新幹線は2027年の東京・名古屋間の開業を目指して山梨県側の南アルプストンネルで本線の掘削などの工事が進んでいます。
JR東海によりますと今年度のリニア中央新幹線の設備投資は、トンネル工事に加えて品川駅や名古屋駅の工事が本格化するほか、山梨県内などの沿線の建設用地の買収費用も含め2500億円と昨年度より910億円、率にして57パーセント増える計画です。
このほか、山梨県都留市にあるリニア実験線で、営業運転を見据えた安全管理の技術の確立など走行実験のために40億円を投資するとしています。
JR東海によりますと、今回初めてリニア中央新幹線の設備投資額が新幹線と在来線を合わせた額を上回ったということで「安全や環境、地域との連携を重視して確実に計画を進めたい」としています。

これがJR東海記者会見による記事なら、 「今回初めてリニア中央新幹線の設備投資額が新幹線と在来線を合わせた額を上回った」事は全国紙、経済紙も掲載する発表だと思いますが、www3.nhk.or.jp/news/ NHK本局には同様な記事が見つかりませんでした。
全国紙やリニア沿線の地域メディアも報じているかどうかは未確認ですが、NHK山梨甲府らしい山梨県民懐柔記事かも知れないと思っております。

リニア工事残土の勉強会 大鹿村(NHK長野 2018年05月15日 11時29分)

9年後の開業を目指すリニア中央新幹線のトンネル掘削工事で出る土の管理について14日、大鹿村で地元住民による勉強会が開かれました。
リニア中央新幹線をめぐって県内では、南アルプストンネルや、中央アルプストンネルなどトンネルの掘削工事が一部で始まっています。
工事では、県内だけでおよそ974万立方メートルの土が出ることが推定されていますが、多くは置き場や処分方法などが決まっていません。
このため、このままでは暮らしに影響が出かねないとして、周辺に住む住民たちの団体が14日、大鹿村で土の管理などについての勉強会を開きました。
勉強会では、団体の代表を務める前島久美さんが、高度経済成長期の開発で出た土が大量に置かれた千葉県君津市を例に挙げ、ダンプカーが大量の土を運搬して粉じんや騒音が発生し健康被害が出たことから、住民の請願を受けて市が土の管理を徹底する条例を制定したことなどを紹介しました。
そのうえで、「住民が主体的となって、その土地に合った基準や管理方法を考え、議論していくことが必要だ」などと訴えました。
勉強会のあと前島さんは「君津市とは状況は大きく異なりますが、業者の在り方や住民の団結のしかたなど、参考にできることは多くあります。大鹿村の残土への向き合い方を今後も模索していきます」と話していました。

リニア 地下工事で住民説明会(NHK東海 2018年05月11日 10時06分)

リニア中央新幹線のトンネルの一部を用地買収が不要な深さ40メートル以上の地中に通すことについて、JR東海は10日夜、名古屋市内で住民説明会を開き地盤沈下や騒音などの心配はないなどと説明しました。 説明会は、10日夜、名古屋市内のホールで開かれ、住民ら130人が参加しました。
東京と名古屋を結ぶリニア中央新幹線のルートは愛知県内では名古屋市から春日井市にかけての17キロの区間で用地買収の必要がない深さ40メートル以上の地中のトンネルになる計画です。
説明会で、JR東海の担当者は、地下深くにトンネルを作るため、営業運転を始めた後も地盤沈下や騒音、それに、震動といった問題はおきないなどと説明しました。
一方、参加した人たちからはトンネル内で火災などが起きた場合、どうやって避難するのかなどといった質問が出ていました。
JR東海は名古屋市や春日井市で、5月18日までに4回の住民説明会を開くことにしていて、JR東海中央新幹線推進本部の大石峰生担当部長は「ルートの安全性や環境への影響の心配はないことを詳しく説明してリニア中央新幹線への理解を深めてもらうようにしたい」と話していました。
posted by ict工夫 at 23:47| リニア中央新幹線

岐阜県中津川市中心市街地活性化基本計画第2期計画

まちづくりを行う会社「(株)まちなかラボ」が設立されました(中津川市 2018年05月18日)

(事業内容)
 ・中心市街地のにぎわいを高める事業の企画や実施のほか、継続的な民間投資の調整などまちの価値や活力を高める事業を行います。
 ・地元住民や商店街と連携を密にして、空き店舗や空き家の活用方法に向けたマッチングや出店サポートなどを行い、商業によるにぎわい創出の支援を行います。
 ・中心市街地内の資源を活用して観光誘客を促進させ、会社とまちの収益につながる事業の企画や運営を行います。
 商号「まちなかラボ」は、「まちづくり」「なかつがわ」「ラボラトリー(研究所の意)」のそれぞれ2字ずつ合わせた名称です。
 所在地 中津川市新町2−29 まちぴあYOTECO2階

「まちなかラボ」設立 中津川活性化へ商店街や商議所タッグ(岐阜新聞 2018年05月15日 08:07)

 岐阜県中津川市の中心市街地活性化に向けて中津川商工会議所や地元商店街、市などが、まちづくり会社「株式会社まちなかラボ」を設立した。旧中山道・中津川宿がある中心市街地の空き家や空き店舗の活用をはじめ、歴史や文化をテーマにしたにぎわいづくりの取り組みを展開し、来訪者の増加や定住人口の拡大につなげたい考え。
 同会議所や地元商店街、市などから出資を募り資本金700万円で設立。役員は4人体制で社長に鷹見直基同会議所常務理事、取締役に杉本潤同会議所会頭と青山節児市長、監査役に成瀬博明同会議所専務理事が就いた。
 2027年開業予定のリニア中央新幹線の停車駅が市内に置かれることを見据え、まちづくりの橋渡し役を担いながら中心市街地の求心力を高める。市が今週にも国に申請する市中心市街地活性化基本計画第2期計画(2018〜24年)で定める事業にも携わる。
 主に空き家や空き店舗、空き地の仲介や運営を行うほか、街中散策などの歴史や文化をテーマにした観光企画の実施、施設管理といった複数の事業を段階的に手掛ける。幕末の長州藩士・桂小五郎の隠れ家跡に建つ古民家を商業活用する案も浮上している。
 鷹見常務理事は「交流人口を増やすことに重点を置いて街の魅力を高めていく。魅力が高まることで定住人口の増加にもつながり、市民にとっても重要な街になる。バランスを取りながら進めたい」と話した。
posted by ict工夫 at 20:55| 地域活性化