2018年11月30日

「リニア時代を見据えたまちづくりシンポジウム」 が開催されました

2018年11月29日(木)午後、名古屋市国際展示場の ポートメッセなごや を会場に、国土交通省中部地方整備局 中部圏広域地方計画 の一環として開催されたようです。

中部圏広域地方計画

最近、山梨県政もリニア開通後の停車本数を上下線とも1時間2本とした地域活性化計画に切り替えています。おかしいなと思っていたのですが、国土交通省のスーパーメガリージョン構想の具体化がこのように進行しているとの情報を得ていたからだと私は理解しました。
このシンポの事は今日11月30日になって他県での報道記事から知ったので後出しになりますが「地域活性化」カテゴリーとして記録しておきます。
中部地方整備局管内の岐阜県、長野県南信地域はもとより、スーパーメガリージョンとして関東地方整備局が担当する長野、山梨県内でもこの開催情報は流れていたと思いますが、私は全く知りませんでした。(中部地方整備局の開催広報は11月8日
平日午後のイベントですが参加された企業人などから何かレポートが出るようなら読んでおきたいと思います。
国土交通省中部地方整備局については、これまで中部圏大深度地下使用認可に関わる審議状況しか調べていませんでしたが、今後は中部地方整備局のトータルな情報チェックもしたいと思います。
【編注】リニア中間駅設置3市長がパネル討論(南信州新聞 2018年11月30日 16時05分)

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posted by ict工夫 at 21:53| 地域活性化

2018年11月28日

名古屋市がリニア発生土で大江川埋め立てを検討

2018年11月28日、リニア残土活用、汚染された大江川埋め立て検討(毎日新聞)
 災害時に環境汚染物質の流出が懸念される大江川(名古屋市港区)について、管理者の名古屋市が、トンネル掘削などリニア中央新幹線の関連工事で発生する残土を活用して埋め立てる検討を始めた。来年度から埋め立てに向けた計画づくりに着手し、JR東海との調整も進める方針。

 数十億円規模と見込まれる埋め立て費用を圧縮したい市側と、名古屋駅周辺などのリニア関連工事で出る大量の残土処理を課題とするJR東海側の利害が一致した形。(2018年11月)28日の市議会本会議で横井利明市議(自民)の質問に市側が明らかにした。

 河村たかし市長は議会後、報道陣に「残土を山に捨てるのはもったいない。埋め立てて公園などにしたら有効活用になる」と述べた。

 大江川は1970年代ごろに近隣の工場から水銀や鉛などの重金属が流れ込んでいたことが判明し、市は80年に上流約1.8キロを埋め立てて公園を造成した。一方、残りの下流約1.2キロは川底の重金属を含んだ汚泥の上にアスファルトなどをかぶせる対策を講じたが、市によると、南海トラフ地震で地層が変形した場合、計約22万立方メートルに及ぶ汚泥が川底から噴出し、川の氾濫などで近くの住宅地に流出する恐れがある。

 こうしたリスクを避けるため、市は名古屋港管理組合などと協力して大江川を全面的に埋め立てることを決めた。関係者によると、市とJR東海は既に、埋め立てにリニア関連工事の残土を使う方向で協議をしている。【三上剛輝】
2018年11月28日、リニア工事残土で大江川の埋め立て検討 名古屋市がJR東海と協議(CBCテレビ)http://a-news0.com/archives/9392/
 名古屋市は、津波が押し寄せた際に汚染物質が流れ出ないよう、名古屋市南区の大江川をリニア中央新幹線の工事で出た残土で埋め立てる計画を検討していることを明らかにしました。
 南区を流れる大江川では、およそ1.8キロメートルにわたり、水銀などを含む汚泥が22万立方メートル埋めらています。
 しかし、地震や津波でアスファルトが壊れた場合、汚染物質が住宅街に流れ出る恐れがあるため、リニア中央新幹線の建設工事で出た残土で大江川全体を埋め立てることができないか、検討するということです。
 名古屋市では、残土の活用で、事業費の削減につながると見込んでいて、JR東海と協議した上で、来年度から埋め立てに向けた計画を策定する方針です。

Wikipedia_大江川 (名古屋市)
名古屋市・市政情報
大江川の地震・津波対策について
◇ 2019年6月13日 平成30年度大江川のダイオキシン類継続調査結果について
◇ 2018年8月16日 第1回大江川の地震・津波対策に伴う汚染土壌対策有識者懇談会〈開催結果〉
◇ 2019年8月19日 名古屋市環境審議会第2回土壌及び地下水汚染規制部会〈開催結果〉
◇ 2019年9月19日 名古屋市環境審議会第3回土壌及び地下水汚染規制部会〈開催結果〉

大江川緑地(おおえがわりょくち)
 大江川は、かつて水がきれいであったころ、地域の人々の遊び場でした。また運河状で船の航行や船溜場として重要な役割をはたしていました。しかしその後、工場や家庭の排水が流れ込み汚れた川に変わりました。 昭和55年(1980年)に約1.8キロメートルが埋立てられ、池、人工の川、芝生広場、サイクリングコース等が配置されました。緑地が整備され憩いの場として親しまれています。
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posted by ict工夫 at 22:00| 発生土(残土)

2018年11月21日

工事の重大事案、大井川に水戻す方法で静岡県有識者会議(報道記録)

「大井川に水戻す方法に心配の声 リニア新幹線工事 有識者会議」 静岡放送が2018年11月21日にYahoo!ニュースに配信した記事 がありました。掲載されている動画は YouTube で 「 sbs静岡放送 ニュース SBSnews6 」などのキーワードで検索すれば分かります。YouTube と goo の共有ツールを利用して掲載させていただきます。(リンクが切れたら動画は削除します)

静岡放送 からYahoo!転載の記事は削除されています。ここにリンクした動画も削除しました。静岡放送は静岡新聞社の傘下にあります。引き続き静岡新聞報道にご注目ください。 2019-11-22】

【ニュース記事引用・年月日補足】  大井川の水が減るとされる問題で静岡県だけ工事が始まっていないリニア中央新幹線の計画について、県が(2018年11月)21日専門家を交えて会議を開きました。JR東海は工事で減った水をすべて川に戻すとしていますが、専門家からはその手法について疑問視する声があがりました。
 地質や水資源の専門家が集まった21日の会議では、リニア工事で作ったトンネルの中に湧き出てしまう水を大井川に戻す方法や実現性について議論が交わされました。特に心配されたのはJRが湧き出た水をポンプを動かして川に戻すことについてでした。
 その後、JR東海や大井川の利水団体が参加する連絡会議に移りました。会議では委員から自然保護についても厳しい意見が出ました。また委員からは突発的な湧水への懸念や詳細なデータを求める声も上がりました。難波副知事は今回はJR東海と対話することである程度の収穫があったとし、引き続き連絡会議で議論を重ねる方針です。

リニア新幹線に関心ある方々には見落とせない事ですが、この件は資料が膨大かつ複雑な事案です。リニア事業環境影響評価準備書の段階以来、静岡県民サイドから発信されたネット情報は多数あります。私もいずれリニア情報サイトで整理するつもりですが、最近になって静岡県知事、県政がJR東海との対決姿勢を明確に示しているような様子が伺えますので、このブログの記事にしておきます。
「リニア流量問題、河川法クリアが協定の前提 川勝知事が見解」(2018.11.20 静岡新聞 Yahoo!ニュース配信記事)この報道の翌日に有識者会議が開催されたのが上の報道です。静岡県の公式記事などを確認して自分のサイトで記録する予定。
11月21日に「静岡県中央新幹線環境保全連絡会議(第8回)」と「南アルプス自然環境有識者会議地質構造・水資源部会(第2回)を開催します。(2018年11月16日 静岡県・ 記者提供資料)

posted by ict工夫 at 23:24| 静岡県

2018年11月09日

リニア訴訟第12回口頭弁論、2018年11月30日@東京地裁/伊藤洋氏講演あり

ストップ・リニア!訴訟第12回口頭弁論のご案内
期日 : 2018年11月30日(金) 
集合 : 13:15 東京地方裁判所(14:00〜傍聴券の抽選があります)
開廷 : 14:30 東京地方裁判所 103 号法廷
閉廷 : 15:30
前回に引き続き原告側の主張に対する被告(国)側の弁論が行われる予定です。
原告側も、JR東海による岐阜県、愛知県での環境アセスなどの疑問について代理人が意見陳述をします。

閉廷後に別会場で報告と講演会があります。

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タグ:訴訟 集会
posted by ict工夫 at 22:45| 訴訟