2019年06月24日
リニア中央新幹線工事の現場(大鹿村)から報告会@大田区池上会館 6月30日
2019年06月20日
南アルプストンネル静岡工区の着工時期は不明(報道記録)
◇ リニア本体工事「着工、現段階で認めず」 静岡県知事改めて強調(2019/6/19 17:03 静岡新聞)
また、13日に建設予定地を視察し、複雑な地質構造や貴重な生態系を有する南アルプスの自然環境を確認したと説明。「工事に利用する道路の安全性が確保されておらず、(川の)流量も見た目には少ない状況も確認できた」と指摘した。
6月定例会の会期は7月8日までの20日間。子どもの安全確保や豚コレラ対策など4億6200万円を追加する2019年度一般会計補正予算案など22議案を審議する。
◇ 静岡新聞 Yahoo!ニュース版(この記事には読者のコメントが多数あります)
◇ 静岡県議会
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議会定例会・令和元_2019年6月
リニア中央新幹線 静岡県の情報、中途半端ですが参考記事にリンクしてあります。
リニア中央新幹線事業に関する静岡県行政、議会からの情報詳細は後日整理する予定です。(リニア事業とは関係無い自分の仕事を優先しております)
2019年06月12日
リニアルート変更を、静岡県知事定例記者会見_2019年6月11日
◇ リニアルート変更を 静岡県知事「無礼千万」とJR東海を突き放す(2019/6/12 07:24 静岡新聞)【記事タイトルは修正して引用です】
リニア中央新幹線静岡工区の着工遅れを巡り、川勝平太知事は(2019年6月)11日の定例記者会見で、リニア沿線の他都府県で作る建設促進期成同盟会に静岡県の加盟が認められない場合について「道(ルート)を外してほしい。急がば回れという言葉がある」と述べ、県内の南アルプスを横切るルートの変更をJR東海に求める考えを示した。
同社の金子慎社長が静岡工区の未着工を理由に2027年のリニア開業時期が遅れる可能性を示唆したことには「(リニア)事業計画の年次を金科玉条のごとく相手に押しつけるのは無礼千万だ」と強く反発。「私は県民の安全、南アルプスの生態系保護という観点でのタイムスパン(期間)で考えている。事業計画に何ら影響されるところはない」と突き放した。リニア開業の移動時間短縮効果と南アルプスの自然環境を比較し「県民は明らかに南アルプスを選ぶ」と強調した。
同盟会は6日の総会で入会を保留。川勝知事は会見で加盟申請の理由を、沿線自治体に本県の立場を理解してもらうためだと説明し「議論が平行線になってはいけない。事実を知ってもらう必要がある」とした。政府には「どうなるのが最善の解決策か公平無私の観点で考えられる立場」と調整役を期待した。
また、南アルプストンネル準備工事の現場を13日に視察する際、水資源や生態系への影響と、建設される施設が将来的に観光に役立つかを重視して追加の準備工事を認めるか判断する姿勢を示した。
◇ 静岡県知事記者会見ホームページ にもテキストで掲載されるはずです。
私は常時確認していますが、静岡新聞記事を知り、今回初めて「ライブ配信」から YouTube 動画を開きました。記事を読んで、これは知事発表内容ではなく、記者質問に答えた知事の発言だろうと思い、それを確認するためでした。
川勝平太知事のご発言が今後どのように展開していくかは全くわかりませんが、リニア中央新幹線事業における静岡県の状況をきちんと理解しておくことの重要さを、沿線各地の方々に理解していただきたいと私は思っています。
【リニア中央新幹線】
(幹事社)
そのほか、何か発表項目についてございますか。
それでは幹事社質問の方に移らせていただきます。リニア中央新幹線についての質問です。知事が13日に南アルプスの工事現場を視察されると発表がありましたが、どのような点に注目して視察するお考えでしょうか。工事の内容によっては、今後のJR東海側への対応や要求が変わる可能性がありますでしょうか。同じくリニアについて、JR東海の金子社長が、静岡県との協議が全体の工事の遅れにつながる可能性があるという言及がありました。この発言を知事はどう受け止めでしょうか。
(知事)
これオール静岡で取り組んでいるんですけれども、まず最初の質問ですけれども、私が建設予定地を視察というか、入りましたのは平成23年の5月です。平成23年の3月か4月にルートが発表されまして、まだ南アルプスの中腹ぐらいまで雪ですからね、ですから入れないと言われたんですけど、5月の連休にあえて当時の交通基盤部長と一緒に入りまして、ルートを確かめたんです。それが最初です。かなり奥深い所を通ると、目分量でも3千メートルの山々がありますから、私は二軒小屋に泊まったんですけれども、泊りがけで行ったんですね。二軒小屋だけでも1500メートルの高さですからね、そこからさらに上がって、伝付峠という所へ上がって全体を見ると。すると相当土被りがあるということが分かりました。その日はそれで終わりまして、秋にもう一度行きました。今度は土被り、要するにトンネル掘るとものすごいたくさん土砂が出ます。これを本県としてどこに捨てられるかと、捨てると言うとおかしいですけれども、危険のない形で処理できるかということで、それを探しにいったんですよ。それはJR東海に、こういう形で本県は協力できますよ。そのとき以来行っていません。
そのときはご案内のように、ともかく日本の誇る技術をなるべく早く多くの人が均霑(きんてん)できるようにした方がいいとぐらいにしか思っていなくて、水の問題について認識はゼロだったと言っていいですね。それが、いわゆる大井川のかんがい、これが20年近くかけて農水省が、国の総力を挙げて600億円、700億円かけてようやく大井川の左岸のざる田、右岸の高台、ここに依拠している方たちがたくさんいて、その方たちが、早川のダムができたとき以来、水の問題ですごく苦しんでこられたということを知って、あらためて大井川と、それから本県の生活、産業、命に関わる問題に気が付き、さらに南アルプスがエコパークになりました。平成23年に見に行って、平成26年に南アルプスが世界の人類の共有財産になったんですね。そしてレッドデータブックなども編んでいただきまして、それ非常に重要なところだということで、これでこういう事態がこの6,7年の間に起こったわけです。
今、工事現場に関係者が入っておられますので、その後どうなっているかということを見に行くというのがまずありますね。それから専門家の方が、委員会、静岡県二つ持っておりますけれども、都合のつく方にも一緒に来ていただきたいというふうに思っております。一つには現場を見まして、安全に工事がなされているかどうかということですね。もう一つは自然生態系に対する破壊が進んでいないかどうか、これを専門家の方たちにも、私も自分の目で確かめたいということです。三つ目は、仮に普通に工事が行われ、それが終わりますと、工事現場に通ずる道などというのは、これは観光の道になりますね。今建てられているであろう作業所であるとか、さまざまな建築物はやがて休憩所とか宿舎だとか、場合によってはホテルのようなものに変わる可能性があります。これ全部観光に、後に役に立つように造られているというふうに思っております。私は実は一番最後の方に関心を持っておりまして、今エメラルドネックレスといいますか、緑のネックレスですね、これを本県2市町、それから長野の4市町村、それから山梨県の4市町で、全体南アルプスをわれわれ、そこに預かっているもので守っていこうと。インフラもきっちり整備しつつ、かつここに来られる方ですね、山登りに来られたり、自然を愛でに来られたりする方たちが安全に安心して行けるような、そういう地域づくりをしていこうということでやっておりますので、こうしたものにどういう形でこれが生かせるものになるかというのを確かめにいくと。現状を見るということ、破壊がされていないかどうか、それから観光に役に立つようなインフラ整備があるかどうか、このあたりのところを見たいというのが私の目的であります。一方、二つ目ですね。これポイントはリニア中央新幹線トンネル工事、かっこ付きですけれども、に伴う水資源、自然環境への悪影響は回避するというのが基本姿勢であります。
二つ目のご質問ですけれども、金子社長の発言ですね。まあ、事業には事業計画を立てるはずですね、どこの会社でもそうだと思いますけれども。事業計画、通常数年だと思いますけれども、長くても10年ぐらいのものではないでしょうか。このリニア新幹線などは、やはりそうした計画の下に進められているということですね。一方、こういう巨大なインフラ整備というのは、国家百年の大計という言葉もあります。一方ですね、タイムスパンはいろいろあります。例えば杉なんかについて、年数を上に被せた言い方があるでしょう。千年杉とか、あるいは縄文杉だとか、屋久島の縄文杉などは6千年、8千年のオーダーなんですね。それを支えている山、「山高きがゆえに貴からず」ということがあります。すなわち、緑で生命を育んでいるから山が貴いんだというのがありますけれども、そういう所に生えているのは、千年杉とか言われたりします。実際、私は川根本町の「千年の学校」の学長をやっていたこともあります。実際のいわゆる学校ではありませんけれども、そういう森を大事にしようという試みの運動のトップに立っていたこともあります。
だからタイムスパンが違うんですね。事業計画のタイムスパンと南アルプスを考えるときのタイムスパンは全く違うので、その事業計画におけるタイムスパンについて言われたと。私は、静岡県の県民の安全ならびに南アルプスの生態系また自然の保護という観点でのタイムスパンで考えておりますので、事業計画のタイムスパンに何ら影響されるところはないということであります。それから、JR東海さんは今、工事をなさっていらっしゃるので、ユネスコエコパークに登録されている南アルプスの自然環境へ悪影響を及ぼしていないかどうか、南アルプスを源流とし、生活用水、農業用水、工業用水など多岐にわたり利用され、流域の住民の生活や産業発展に不可欠な財産である大井川の水資源に悪い影響を生じさせていないか。こういう懸念が今あって、この間、中間報告書をまとめましたけれども、JR東海自身はわれわれが望みもしない、いきなり土足で入ってこられたわけですから、こうした不安を払拭する義務があります。それが先決であると存じます。JR東海は日本を代表する鉄道事業者です。世界のモデルとなる事業を行う施工者、技術集団を擁されているということで、その矜持を持った真摯な対応を求めたいと思っております。
2019年06月10日
長野県にリニア中央新幹線騒音専門委員会が設置された
◇ 第1回「長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会」を開催します
◇ 参照情報【2019.06.20 追記】
◇ 長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会 更新日:2019年6月14日 で「第1回長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会」の 「配布資料」が多数アップロードされています。これは後日Webサイトで整理する予定です。
4 会議内容 (1)リニア中央新幹線鉄道騒音に係る地域類型指定について (2)トンネル出入口地域の設定方法に係るアンケート結果について (3)山梨リニア実験線の走行音調査結果について (4)その他
私は、(2)トンネル出入口地域の設定方法に係るアンケート結果について、(3)山梨リニア実験線の走行音調査結果について、の2件がどのように実施されたのか気になりますので、確認しておきたいと思います。
長野県では北陸新幹線沿線で騒音測定が継続されているようなので、それから得られた事がリニア中央新幹線の騒音対策にどのように応用されるかも関心があるところです。
参照・山梨県の参考に新幹線騒音対策を長野県の実務から確認する(2017年01月26日)

2019年06月09日
「リニア騒動の真相」 静岡経済新聞のシリーズ記事案内
2019.06.10 8.川勝知事、”怪挙”に出る!
2019.02.01 7.「不確実性」のバトル
2018.12.19 6.ヤマトイワナを救え!
2018.12.04 5.「富士山」情報戦スタート
2018.11.26 4.川勝知事の「飲水思源」
2018.11.07 3.”越すに越されぬ大井川”
2018.10.17 2.「140億円トンネル」ー南アルプス観光の象徴
2018.10.17 1.”塗炭の苦しみ”−嘘か真実か
上記リスト中の一つの記事をPDFファイルとして紹介するメールを受信しました。私は静岡経済新聞を知りませんでしたので、いつものようにソース確認作業を続け、とりあえず2019年6月9日現在、公開されているシリーズ記事7本が確認できました。
各記事の内容を精査する時間はありませんので、とりあえず一覧表にしておきます。