◇ 国土交通省・
赤羽一嘉大臣会見要旨(2021年2月12日(金) 8:44 〜 8:56 衆議院本館 議員食堂)
本日の閣議案件について報告するものはございませんが、そのほかに3点報告させていただきます。
1つ目は、除雪費に関する地方公共団体への財政支援についてです。
2点目は、「歩行者利便増進道路」、通称「ほこみち」制度の第1号指定についてです。
3点目は、空飛ぶクルマの実現に向けた対応についてです。
編注・以上本文は略します。大臣発表後に記者からの質問があり、この3点とは別な記者質問があり、その大臣答弁を記録しておきます。
記者(問)2点お伺いします。1点目は、昨日、五輪組織委員会の森会長が辞任の意向を示され、後任に川淵氏が就任予定となりました。 この受け止めをお願いします。
2点目は、先日の予算委員会で、リニア中央新幹線の工事、スケジュールありきではないと大臣は仰いました。 本日、同じ大深度の工事が行われた調布市の道路陥没調査結果が発表される予定です。内容如何では、リニアの工事が遅れても致し方ないとお考えでしょうか。
国土交通大臣(答)
1点目の件については、報道は承知しておりますが、現時点で確定したものは何もありません。今日の午後に懇談会が行われることしか決まっていないと承知しておりますので、その件について特にコメントはありません。
2つ目のリニアの件ですが、調布市における陥没を受けて、「東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会」において陥没の発生原因と再発防止策の検討が進められております。
リニア中央新幹線の事業主体であるJR東海としては、この有識者委員会の検討結果を十分に踏まえてシールドトンネル工事を進めることとしていると承知をしております。
具体的には、地盤の特性に応じた工事の施工方法など工事の安全確保に関し、有識者委員会の検討結果を受けて、実施すべき対策について検討していく。
また、トンネル掘削工事を開始する前には、工事を行うルート沿線の住民を対象に、有識者委員会の検討結果を受けた対策等を含め、工事の内容についての説明会を開催する予定と聞いております。
こうしたことを丁寧に行いますので、スケジュールありきでシールド工事を進めることはないと承知しております。
国土交通省としましては、安全に十分に配慮し、地域の皆さまの理解と協力を得ながら、適切にトンネル掘削工事を実施するよう、JR東海を指導してまいりたいと考えております。
◇ 2021.02.12
リニアの大深度工事、国交相「スケジュールありきではない」…調布の道路陥没で原因究明 (読売新聞 2021/02/12 18:42)
赤羽国土交通相は12日の閣議後記者会見で、JR東海がリニア中央新幹線建設で予定している地下深くのトンネル掘削について、「スケジュールありきで工事を進めることはない」と述べた。東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル工事で市道が陥没した問題を踏まえ、原因究明や再発防止策の策定が前提になるとの認識を示したものだ。
JR東海は東京、神奈川、愛知の沿線3都県で、地下40メートルより深い大深度のトンネル工事を2021年度初めにも開始する方針を示している。
【2月12日の記者質問にある 2021年2月10日 衆院予算委員会での大臣発言を伝えた記事です。】
◇ 2021.02.10
リニア工事は陥没究明が前提 国交相、日程ありき否定(共同通信 2021/2/10 18:43)
赤羽一嘉国土交通相は10日、JR東海がリニア中央新幹線建設で予定している地下深くのトンネル掘削は、東京都調布市の東京外郭環状道路(外環道)工事現場近くで起きた道路陥没の原因究明、再発防止策の取りまとめが前提との認識を示した。陥没を教訓に安全を確保するためで、衆院予算委員会で「スケジュールありきで進めるのはあり得ない」と述べた。
JR東海は東京・神奈川、愛知の2カ所計約50キロの区間で40メートルより深い「大深度地下」のトンネルを掘る計画で、2021年度初めごろに開始する予定としている。
国土交通省・東京外かく環状国道事務所のWebサイトです・・・
◇ 東京外環トンネル施工等検討委員会
◇ 会議記録(東京外環トンネル施工等検討委員会)
【追録 2021.02.20】 このページの続き欄に記載しましたが衆議院予算委員会で、「b 工事を進めるために、国土交通省から静岡県知事に移譲されている大井川の管理権限を見直すことがないことの確認」 という静岡県選出議員からの質問があり、これに対する国土交通大臣の答弁が日本経済新聞で報じられた事を知りました。
◇
国交相がリニア静岡問題の秘策を否定、「ばかげたこと」と一蹴(2021.02.18 谷川 博 日経クロステック/日経コンストラクション
)
この件は予算委の議事録が公開されたら別記事に記録する予定です。
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 17:16|
政治・社会