2021年07月18日

南アルプスを未来につなぐ会が設立された(報道記録)

南アルプスを未来につなぐ会の会員を募集しています!(更新日:令和3年8月13日)
 入会申込書が掲載されたPDFファイル・令和3年7月設立 南アルプスを未来につなぐ会 会員募集(静岡県 くらし・環境部環境局 自然保護課)

2021.07.15 知事や学識経験者らによる南アルプス保全に取り組む会を設立(NHK静岡 07月15日 10時47分)

 静岡県の川勝知事や学識経験者など20人余りが発起人となって南アルプスの自然環境についての情報発信や保全活動の支援を行う会が設立されました。
 「南アルプスを未来につなぐ会」は、静岡県の川勝知事や静岡市の田辺市長、自動車メーカー「スズキ」の鈴木修相談役のほか学識経験者など20人余りが発起人となって設立され、(2021年7月)14日初めての会合が開かれました。
この中で会長に選出された総合地球環境学研究所の山極壽一所長は、「さまざまな分野の専門家や行政関係者が集まった。会の取り組みが南アルプスについての幅広い施策に繋がり、国内外に向けて情報発信できればと思う」と述べました。
会はことし(2021年)3月に創設された県の出資金や寄付金を財源とする「南アルプス環境保全基金」を運営資金として、南アルプスの自然環境について国内外への情報発信や、環境保全に取り組む個人や団体の支援などに取り組むことにしています。
南アルプスではJR東海がリニア中央新幹線のトンネル工事を計画していますが、環境破壊や水資源への影響を懸念する県が工事を認めていません。
【中略】  会合のあと川勝知事は「会の設立の直接の理由ではないがリニアのトンネル工事をきっかけとして、関心が高まっている南アルプスの環境や生物の関係について考えていきたい」と述べました。
2021.07.15 リニア 南ア環境保全、団体発足 会長に京大前学長・山極氏(中日新聞 2021年7月15日 05時00分)
 リニア中央新幹線のトンネル工事の影響が懸念される南アルプスの保全と利活用を、県が事務局となって進める「南アルプスを未来につなぐ会」が十四日、発足した。静岡市内での設立総会で、霊長類学者で京都大前学長の山極寿一・総合地球環境学研究所長を会長に選任した。
 南アには希少な動植物が生息するが、地盤がもろく、地球温暖化の影響もあり生態系の維持が難しくなっている。会では、南アの現状を把握した上で、魅力を発信し、保全や利活用を進める。県は今後、会員を広く募り、研究者による学術フォーラムもつくる予定。
 発起人は山極会長や川勝平太知事のほか、静岡市の田辺信宏市長ら首長、工事現場一帯の地権者の特種東海製紙グループ「十山」の鈴木康平社長、京都大の徳地直子教授(森林科学)ら学識者、自動車メーカー「スズキ」の鈴木修相談役など経済関係者ら。
【中略】  設立総会には発起人二十五人のうち二十一人がオンラインを含めて出席。山極会長は「南アルプスを世界に発信して、富士山ばかりでなく、日本の国の成り立ちや文化のありかを考える場所にできればと思う」とあいさつした。
 川勝知事は終了後の会見で「リニア工事で南アルプスの保全への危機感が高まった。何とか南アルプスを将来につなげないといけない」と狙いを説明。山極会長は「世界中が環境保全をしようという動きが強まっているなかで、日本は先導に立たないといけない。そのモデルになればと思う」と述べた。 (大杉はるか)
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posted by ict工夫 at 11:12| エコパーク