2013年05月30日

リニア山梨実験線の環境影響調査報告を探したい

樫田秀樹さんがリニア山梨実験線について多数の記事を書いておられます。その2015年11月20日の記事、「リニア、日陰の補償は果樹にはどうなった?」 でも「●山梨実験線環境影響調査報告書はどこにあるのか?」とお書きになりましたので、このブログ記事を更新することにしました。
追加情報はこの記事の最終部分です。【この項追記 2015-11-22】

リニア中央新幹線カテゴリーのWWWページで、自由民主党の「超電導リニア鉄道に関する特別委員会」について触れておいたのですが、リニア着工は2014年度早期ということでした。
実験線は今年2013年9月から走行実験開始という記事を見ています。
何か変だなと思っていたのですが、たまたま目にしたのが、環境アセスメントとL0系走行実験を同時に進めるのは絶対におかしいのである!(2013年5月27日記事)でした。 私の脳内では環境というとパソコンやネットの環境のことで、自然環境の話はまるで知識が無いのですが、この記事は納得できました。

そして、このブロガーさんのもう一つの記事にも気付きました・・・リニア中央新幹線品川〜名古屋の15%はアセスメント適用外??(2012年4月19日記事)
15%との意味は、『不思議なことに、将来営業路線の一部になるとされている山梨リニア実験線42.8q区間については、一度もアセスメントを行わずに工事が進められているようなのです。』 ということです。
この方がリンクしている「環境省総合環境政策局環境影響評価課」の環境アセスメント事例 >> 事例検索を確認してみましたが、確かに山梨実験線についてはヒットしませんでした。
(別な収穫がありました、手続中の環境アセスメント事例です、「都市計画道路甲府外郭環状道路北区間」と「都市計画道路甲府外郭環状道路東区間」が掲載されていました。私は環境問題はドシロウトなのでこんなサイトを知らなかった、今後はいろいろと楽になりそうです)

走行実験の結果とそれ以西の計画営業線の環境影響調査の結果に基づいて、山梨県としてのリニア中央新幹線活用計画のカジを切り直すのは山梨県リニア推進の仕事では無いかもしれません。
しかし、山梨実験線を造成する時に何が行なわれたか、その記録は「環境首都」山梨県庁のどこかに残っていると思いますし、先年、御坂のほうで水道用の井戸が枯れたというような話の時に、工事着手前に行なわれた実験線環境影響調査の話も出ていたかも知れません。それら諸々を後日確認しておきたいと思います。そういう記録があれば北部環状道路で万一にも積翠寺や湯村の温泉に問題が出た時に責任とって腹を切る組織、人についても分かるはずです。
以上、ちょっとメモのみ。

山梨県リニア推進課の方々がこんなシロウトの記事を見るはずもないので、もしも山梨県のどなたか、山梨実験線環境影響調査について記録などのページアドレス、あるいは所蔵組織をご存じでしたら、コメント欄でもページの左下方にあるメールアドレスにでもお知らせいただければ幸いです。そういう情報が出てこないようなら、リニア山梨実験線42キロは事前調査もなく工事が進んだという歴史が残ることになる、それは避けるべきです、明確な情報公開は大切です。リニア素人の私からのお願いです。


以下は、この記事の旧ブログに投稿されたコメントです。日時とテキストをそのまま転載しました。改行などはこのブログ仕様に即して編集してあります。

(kabochadaisuki) 2013-05-31 21:25:00

はじめまして。kabochadaisukiです。静岡市に住んでおります。
いつも、おやじのぼやき様のコメント欄から拝見いたしております。

実験線のアセスメントについて、日本自然保護協会の方に伺ってみたり、リニア関連の本を探して調べておりました。

分かったことは4月19日に書いた通りでして、周辺の自然・生活環境や地形の調査はしていたようです(鉄道総合技術研究所編集「ここまできた!超伝導リニアモーターカー」より)。ただし結果は公表されず、どのように工事に反映されたのかも全く分かりません。住民や自治体がどのように関与したのかも全く不明です。
それどころか山梨県庁にも資料が残されていないそうです(日本自然保護協会の方の話)ので、工事や実験のための基礎データ集めといったものかもしれません。2007年以降の延伸工事の扱いも、よく分かりません。

そもそも環境アセスメントはただの環境規制とは異なり、一般の人々と事業者が文書形式で意見のやり取りを行い、事業者に対し、より良い自主的な環境配慮をオープンな形で考えさせることに意味があるそうです。ですから何かしら調査が行われていたとしても、これでは環境アセスメントとは言えません。

参考になるかどうか分かりませんが、平成3年に衆議院で行われたリニア実験線に関する質疑議事録のURLを貼っておきます。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumona.nsf/html/shitsumon/a120013.htm
20年前から、現在の説明会と全く変わらないやり取りが行われていたようです。

(ictkofu) 2013-05-31 23:04:20 kabochadaisuki さん、ご丁寧なコメントをありがとうございます。
とても参考になりました。
お蔭様で環境アセスメントの意義もどうやら理解できそうです。

衆議院平成3年(1991年)の資料がネットで読めたのには驚きました。
PDFファイルは 2010年末に作成されたものと思えますので、国会事務局として何かの配慮があったものと感じられます。
リニアに関する国会議事録も確認しておく必要があることにやっと気が付きました(^_^;)
(長谷百合子さんについてはWikipedia から分かりました。)

kabochadaisuki さんのブログは最初からきちんと読んでおきたいと思っています、今後ともよろしくお願いいたします。
(kabochadaisuki) 2013-06-03 21:14:50
私がリニア計画に決定的な不信感を抱いたきっかけは、国土交通省で行われた、南アルプスの自然環境に関する審議の議事録を読んだことにあります。
http://park.geocities.jp/jigiua8eurao4/chuuoushinkansen-environmental-shingi.html ブログとは別に、こちらのサイトに、議事録に疑問点を交えて掲載してありますので、よろしかったらお読みください。リニアの問題を取り上げる人々の間でも全く話題になっていないようですが、とても悪質だと思います。
(ictkofu) 2013-06-03 22:03:06
kabochadaisuki さん、情報ありがとうございます。
http://park.geocities.jp/jigiua8eurao4/
「リニア中央新幹線 南アルプスに穴を開けちゃっていいのかい?」
こちらのホームページ(総合版)も先日確認しています、背景画像が南アルプスの緑の山々の大きな画像でした、更新されたのですね。

私はいま時間が無いので後日内容を確認する予定で、とりあえずはリンク集のリニアカテゴリーに追加してあります。
http://ictkofu.xii.jp/link01.html
以前このブログのリンク集に置いていた登録が増え過ぎてしまって別冊として設定、今後も編集を続ける予定。

国土交通省の公開議事録は、探し出す努力を厭わなければ、きちんとしていると思っています。
しかしその中からポイントとなる議事録を知るのは難しいので、ご案内いただいた記事については時間を作って拝読します。
ありがとうございました。

この記事で kabochadaisuki さんとの5月末からの情報交換はここで終りました。その後8月の記事 「リニア甲府駅近傍の液状化対策と縦割り行政への疑問」 で以下のような関連コメントをいただきました・・・

「山梨実験線建設時の環境アセスメントはどうなっ... (kabochadaisuki) 2013-08-17 21:46:58
「山梨実験線建設時の環境アセスメントはどうなっていたのかな?」と題してブログで書きましたが、どうやらその資料は、山梨県の県民情報センターというところに保管されているようです。
http://www.pref.yamanashi.jp/kenmin-jho/72557364488.html
ここのページ中ほどの「M01 環境」をクリックすると、環境関連の資料目録がPDFファイルで表示され、その4ページ目に「山梨リニア実験線環境影響調査報告書」という名が見えます。実験線のアセスメントは、沿線各地の関心ごとです。きちんと保管されているのだから、積極的に公開してもらいたいですね。

このご教示により、この記事に追記した私のコメントが以下の通りです。

(ictkofu) 2013-08-19 11:19:06
http://www.pref.yamanashi.jp/kenmin-jho/index.html
県民情報センター/行政資料目録検索(平成25年7月31日)
資料分類M01 環境一般 4/9
資料名称 山梨リニア実験線環境影響調査報告書
発行作成者 東海旅客鉄道他

発行年月が無記載なのですが名称から見れば実験線開始当時のものでしょう。
「リニア甲府駅近傍の液状化対策と縦割り行政への疑問」 として書いた記事にいただいたコメントから判明したので、ここにも追記しておきます。

県民情報センター/行政資料目録検索 から 行政資料目録検索(平成27年10月29日)(2015.11.22 確認)を再確認しました。
資料分類 M01 環境一般 2/6 ページにあります。
このPDFファイルの末尾には『中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価準備書 [山梨県] 平成25年9月 東海旅客鉄道株式会社』他、これに続く評価書、補正評価書など公表された文書・資料がリストされています。
検索作業のポイントは以下のキャプチャー図に示しました。

行政資料検索
行政資料検索
月〜金、仕事に従事する社会人が県民情報センターに出向いて資料を読むことは社命で訪問できるケースなど以外は難しいでしょう。県立図書館のような開館システムを採用できないなら、県民情報センターの機能は県立図書館(県立公文書館)に移行するべきだと思います。この事は県立図書館について論じた記事に書いたような気がします、公文書館が無いのは***県だけとか。
山梨県総務部県民情報センター 
住所:甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1408   ファックス番号:055(223)1409
利用時間:8時30分〜17時00分
閉館日:土日祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)
posted by ict工夫 at 23:45| Comment(2) | 山梨県
この記事へのコメント
ご丁寧にご教示いただきましてありがとうございました。山梨県庁のホームページの「どこか」で存在自体を確認した記憶はあったのですが、リンク先を失念しておりました。

ところで、報告書を探しているうち、県の情報公開のページというのを見つけ、
https://www.pref.yamanashi.jp/shigaku/documents/documents/kaijiseikyuu_no_houhou.html
ここだったのかと思い込み、下段の「行政文書件名の検索」で調べてみたのですが、リンク先は機能していません。こんなところだったのか?と疑念に感じ、情報の提供を求めるつもりでfacebookに投稿した次第です。
Posted by kabochadaisuki at 2015年11月23日 11:28
kabochadaisukiさん、こちらこそありがとうございました。
私はこの基本文書を見ていませんので、過日のJR東海準備書中で言及されていると思える箇所は注意していました。
山梨県での準備書審議会議事録の全文確認が出来ていないので、この報告書の内容とも比較され検討されたのかどうかは、今後の自分の課題です。
Posted by ictkofu at 2015年11月23日 15:04
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