2014年08月18日

リニアは9月中にも着工、読売新聞中部版が報じた

読売新聞中部版 2014年8月18日記事、同じ記事が経済版に−リニア、9月中にも着工…27年開業目指す(2014年08月18日 07時52分)

JR東海が2027年の開業を目指して東京(品川)―名古屋間に整備するリニア中央新幹線が、9月中にも着工される見通しになった。
JR東海は環境影響評価(環境アセスメント)書の最終版を国土交通省や沿線自治体に近日中に示し、工事実施計画の認可を国交省に申請する方針を固めた。国交省は工事方法などを記した計画の妥当性などを審査し、9月中にも認可する見通しだ。
同社は認可後、速やかに各地に工事事務所を設置し、沿線に対する工事計画の説明や用地取得の手続きを始める。地下の構造が複雑な品川、名古屋の両ターミナル駅や、3000メートル級の山々が連なる南アルプスの工事を優先的に進める考えだ。

品川と名古屋はリニアに関係せずとも開発は進められると思う。リニアも一緒にやればよろしい。
しかし、南アルプスの工事が優先されると、山梨県の地域づくりが遅れてしまう。トンネル工事の状況しだいではリニア推進にビビる向きも出て来るかもしれない。

南アルプスは後回しにして、まず、山梨リニア実験線を新甲府駅まで延伸する工事、合わせて駅舎の建設から始めるべきだ。
そのプロセスはリニア実験の延長事業として、今度こそは、どのような工事が行なわれるか、それに伴う環境影響はいかがかを、公衆の多くの目で視ることができる。沿線各地は言うに及ばず、全国から、海外からも工事見学は連日のように続くだろう。

笛吹市境川(実験線の西終端)からリニア甲府駅までの間では、中道北小学校の移転問題があるが、甲府市では既に学校統廃合の手法で廃校する方向を決めているはずだ。地域の人口動態の予測から当然だろう。JR東海の金で学校は更地になり、子供たちの転校だけを粛々と進めればよいだけだ。
その他のリニア用地は既に県庁とJR東海で手が打たれている。地権者は良い値で手放して早く楽になれる事を願っているだけの状況だろう。

横内正明(よこうち しょうめい)山梨県知事の仕事は、太田昭宏(おおた あきひろ)国土交通大臣に、新甲府駅までの営業線開通を最優先にせよと要求する事だ。平成2(1990)年以来、年々実験線の為に投じてきた山梨県税の額を示しながら、ここまで尽した山梨県を優先せよとの要求は国民の誰もが納得するはずだ。
都留市の施設から新甲府駅までの営業線プロトタイプを構築する事で、リニア中央新幹線の実相が全ての国民に見えて来る。だから、土管までちゃんと完成させ、計画されている変電所、送電線まで完成した姿でみせることが大切だ。

続けての事業は、上野原市〜相模原駅の工事だ。甲府駅までの延長には無いトンネル工事がある。相模原駅は地下駅であり、緑区鳥屋には車両基地が構築される。その状況にも公衆の鋭い目を注ぐことが出来る。実験線のように水源枯渇事案などが情報発信もされず、行政の記録にも残されない状況を回避できる。
衆目の注視する中、相模原〜甲府間のリニア中央新幹線営業プロタイプの完成の目処がつく頃に、その成果を踏まえて飯田〜名古屋に取り掛かればよい。完成したプロタイプ区間では非常時の脱出・避難訓練なども行なわれるだろう。これまでにない技術の成果を実地テストすることは必要な事だ。セキュリティの確認無しに新作ソフトの公開はできないのと同じ。山梨リニア実験線での避難訓練実施の記事を目にした記憶は無い。乗客が車両から降りて荷物を持って線路を歩けるのかどうか私は知らない。
南アルプストンネル工事は最後の最後にする事だ。万一、それまでの段階で想定外と説明が繰り返されるような事情からリニア計画がポシャッても南アルプスは無傷で残せるだろう。JR東海は倒壊しても東電が盗電と呼ばれるような轍を踏まずよく頑張ったと称えられるだろう。
相模原〜甲府間のプロトタイプは世界文化遺産に登録申請できよう。

大局的に、総合的に、戦略的に事業をすすめるってのは、こういうことだ。

以上、出所不明な記事を読んだことによる、真夏の夜の夢?


静岡県のブロガーさんが既に同じ読売新聞記事に気付かれて 最近、世論誘導型?のリニア記事が目立ちますが・・・。 とタイトルした8月18日記事で論じておられた。やはり出所不明だと断じている。このような新聞記事が出て来る背景に思いをはせれば、あの「検察崩壊」と歩調を合わせていたマスメディアを思い出す国民も多いと思う。
メディアを操る影の正体は?と誰でも思うはずだ。リニア中央新幹線がまっとうな事業なら「影」は必要ないと誰でも気付く。

8月18日の佐賀新聞
8月18日の佐賀新聞では、2014年8月12日の中日新聞と同じ内容を18日に分かったと報じていた。地方紙の場合、こういうケースでは [共同] などの配信元が記載されるのが常だが、このニュースにはそれが無いことを画像に記録した。全国の地方紙を確認すれば、おそらく同じ記事が見つかるかもしれない。
佐賀新聞には「諫早湾干拓 潮受堤防ニュース」というシリーズがある。リニアにも似た構造がある事に気付かぬジャーナリズムでは無いはずだが本社と前線記者とのスタンスはどこでも異なるものなのだろう。

【追記】 リニア原点の山梨県では [ 8/18 20:12 山梨放送] が佐賀新聞と同じ見出しで 「リニア 10月にも着工か」 と報じていた。この記事には 『着工されれば、品川などターミナル駅の地下工事や地形条件で困難が予想される南アルプス一帯の工事が優先される見通し。』 と書かれていて読売記事と同じ内容で締めくくられていた。

タグ:報道 実験線
posted by ict工夫 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 工事
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