2013年09月03日

リニア中央新幹線プロジェクトに関するひとつの意見

BLOGOS(ブロゴス) 以前には 「読むべきブログ、みつかる わかる」 と謳われ、最近は 「意見をつなぐ。日本が変わる。」 というキャッチフレーズが使われて、多数のブロガーが参加しているサイトがあります。
BLOGOSとは のページには「日本初、提言型ニュースサイト」「政治家から中学生までの意見がフラットに並ぶ面白さ」 と書かれていてサイトの性格が説明されています。
このサイトをブログ界のポータルサイトのように利用して記事を読んでいる方も多いと思います、私もその一人です。

2013年08月26日の記事で、「かさこ」さんというブログジャーナリストが書いた記事に気付きました。「年間8万枚の撮影、年間60万字の執筆をこなすブロガー、カメライター(カメラマン&ライター)」と自己紹介されています。
リニア中央新幹線に関連して大鹿村の方から記事を書いて欲しいと招かれて現地を訪問された時に、『「取材はしますが、リニア反対という記事を書くとは限りませんよ」 と返信したのだが、それでもいいというので行ってきた。 』 という前提が書かれています。
記事中で かさこ さんが述べていることを引用しておきます、2か所ありました、A、Bとしておきます・・・(引用者は原文から改行を外して1行にしましたがテキストはそのままです。改行というのは著者の思いを表現する方法のひとつです、それを外したのですから著者に対して礼を失した引用ですが、読者には必ず原文をご確認頂きたいと思う、その手段です)

A.日本社会全体の利益を考えた時に、もし東京と大阪を短時間で結ぶ交通インフラが何が何でも必要ならば、多少、小さな村が潰れてしまうことは致し方がない。小さな村を潰さないことを最優先にしたら、日本全国、どこにも道路や鉄道は作れなくなってしまう。もちろん、先に住んでいた人を追い出すわけだから、きちんとした補償をするなり、その事業の必要性を丁寧に説明することは欠かせない。

B.確かにトンネルを掘るのは大環境破壊かもしれない。でも私は環境保全至上主義者ではない。そんなに環境が大事なら人間が死ぬしかない。人間は多かれ少なかれ環境を壊して暮らしている。すべてにおいて環境を最優先したら、人間は生活できなくなり、何も作れなくなってしまう。リニアのトンネルが環境破壊なら、道路のトンネルだって鉄道のトンネルだって環境破壊でやめるべきだろう。

昔、美濃部亮吉都知事が一人でも反対者があれば橋は架けないというスタンスを打ち出して都政を進めたことがありました。これに喝采した都民も多かったのですが、私は訝しく思いました。上の引用A.を読んだ時に美濃部さんを思い出しました。

私が環境問題を苦手とするのは、B.のような考え方が根底にあるからだと自覚しています。地方で林道建設などの話が伝わると都内では自然を破壊するなというような反対運動が生れたケースもありました。甲府に来て林道の必要性を知った時にはひとまず都内での話は生活に密着しない空論だと思いました。しかし林道の実相がわかってくるにつれて、自然環境問題という捉え方ではなく地域の産業経済環境における公共事業のあり方として考察するべきだと思うようになりました。
自然に憧れるのは都会人の贅沢であり地方では自然とは自分達が生きるために戦う相手に過ぎないのではないか、そう考えれば富士山が守るべき自然遺産ではなかった意味も理解できます。外来魚を導入することで都会人に疑似的自然を提供でき生活の糧を得るのも同じ構造です。
同じ意味でリニア中央新幹線プロジェクトは自然と闘い抜いて成し遂げねばならない地方にとって必要な産業経済環境の構築なのだという理解が成立します。人智を尽した技術は自然を征服できるという思考が根本にあるでしょう。

◇ かさこ さんの記事は、2013年08月26日BLOGOS とソース記事は、2013年08月26日つぶやきかさこ です。ソースサイトは背景色の上に白文字ですから、視力などの関係で読みやすい方をお読みになれば良いと思います。
私のこの記事は上掲のようなご意見をきちんと表明されている方がリニア中央新幹線についてどう考察されたか、その原文を山梨県の皆さまに読んで頂くためのイントロに過ぎません。
ちなみに、かさこ さんを大鹿村に招いた方については、2012.11.25 リニアを国民の立場で検証する集い、12月16日を書いた時に確認しています。

BLOGOSの記事は著者自身のサイトに書いた記事がそのまま転載されるという方法のはずです。Yahoo!ニュースの記事が新聞・雑誌サイトの記事の転載になっているのと同様な方法でしょう。記事末に 「この記事を筆者のサイトで読む」 と記載されている場合が多いです。私は池田信夫さんのBLOGOS記事に気付いて、池田さんのブログに飛んでいく事はしばしばあります。IT関係のテーマで存じていた池田さんは論理的な原発支持ですので参考になるのです。

posted by ict工夫 at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | オピニオン
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