2013年10月21日

リニア準備書説明会、東京都・神奈川県の記録

東京都でのリニア中央新幹線環境影響評価準備書説明会の内容については、私が確認できた範囲では全くと言ってよいほど情報がありませんでした。マスメディアはスルーしていたようです。都内区部から発信されたブログにも行き当たりませんでした。もし、私のこの記事に気付いた方が、ここに書かれているという情報をいただけるならありがたく存じます。コメント欄でご教示ください。

町田市
「時節柄か、テロ発生を問うものがありました。今回は非常口の保安を尋ねるものでした。そこの補給棟の人員が監視要員にもなっているとのことでした。」など内容は豊富です。 「このリニア新幹線開通に関する関心がようやく高まってきました。その意味では、反対派の方々がいろいろ問題提起をされて、そこから真の議論が始まると考えられないこともありません。」(吉田さんの掲示板 2013.9.30から) (参加 200人 町田市市議会議員吉田つとむさんのブログと内容紹介の記録ページ 10月1日)

町田市内の非常口について−町田市広袴・能ヶ谷付近と川崎市麻生区片平付近の非常口については日本政策投資銀行のグランド、小野路町は青山学院のグランド、上小山田町については町田市有地を考えていると説明がありました。打診はしているものの、用地確保についてはこれからおこなっていくと・・
説明会の印象は、「適切な」「影響は小さい」「可能な限り」という言葉の連発。行政がおこなう説明会でもそうですが、不安を持っておられる方にとっては具体的影響がどうなるかが聞きたいというところでしょう。 (10/06 池川友一|日本共産党町田市議会議員


神奈川県での説明会は川崎市と相模原市ですが、日付順に転載しておきます。

相模原市
質疑応答では、出席者が次々とマイクを握って疑問や不安などをぶつけた。緑区在住の男性は、超電導リニアの磁界による医療機器利用者への影響をただした。担当者は「測定値が国際的なガイドラインを大きく下回っている」と影響がないことを強調した。
「騒音や振動などは、住民にとっては50年、80年と影響する」と訴えたのに対し、防災面から新幹線との二重化路線などを理由に挙げ「事業は社会的な使命」と理解を求めた。「巨大事業は一歩間違えれば強大な負債になる」と事業そのものを不安視した女性には、「民間企業なので十分堅いと予測した」と反論した。 (参加 210人 神奈川新聞 9月30日

説明会には約200人の市民らが訪れ、同社中央新幹線建設部環境保全統括部の内田吉彦部長らが概要を説明した。質疑では、工事の際に生じる騒音や道路の渋滞、リニア開通後に電磁波が身体に及ぼす影響への不安などに関する質問が相次いだ。  内田部長らは調査結果を示しながら、「想定する騒音や電磁波は国の基準以下で全く問題ない」と答え、不安払拭に努めた。質疑の最中、質問者が声を荒らげる場面もあったが、大きな混乱はなかった。  説明会終了後、内田部長は「中央新幹線への理解を深めてもらうことができたと思う」と述べた。 (読売新聞 9月30日

市立もみじホール城山で開かれ、近隣住民約350人が参加した。
質疑応答では、住民から「相模川に架ける新小倉橋は、地元の人たちが見ている景観を無視している」「リニアの磁界は車内や駅で人体に影響はないのか」などと質問が相次ぎ、会場内が騒然となる場面もあった。 JR東海は、工事による地下水の変化や騒音、振動について「環境への影響はおおむね小さいと予測する」としている。日照阻害など一部工事で生じる影響に関しては「公共補償の基準に従い対応する」と回答した。 (毎日新聞 9月30日

川崎市
質疑応答では、工事車両の出入りに伴う渋滞や事故の増加を不安視する意見が市民から出された。同社は「交通誘導員の配置や施工業者への指導で地域の迷惑にならないようにする」と答えた。また、直下にトンネルが掘られることで地上の地価が下落するとの指摘には、「地価は社会的な要因で変化する。当社は答える立場にない」とした。
このほか、市民からは、最近のJR北海道の不祥事を例に、「基準を守るとだけ言われても言葉だけでは分からない。信頼性はどう担保されるのか」などの意見も出された。 (参加 160人 神奈川新聞 10月2日

エポックなかはら、JR東海主催リニア説明会に参加、参加後、取材を受け「JRはまともな回答せず、住民の不安をあおる。・・・」朝日新聞に記載された記事参照ください。 (リニア新幹線を考える宮前の会

相模原市
車両基地、最大80ヘクタール 約40世帯、移転対象、相模原で説明会
JR東海は、計画地の鳥屋谷戸地区にある約40世帯の集落について、「正確な範囲は計画しきれていないが、まとまった移転を考えている」と説明し、対象住民に協力を求める考えを示した。
基地整備のために、新たな道路を建設する予定がないことも明らかにした。
2014年度中に国土交通省の工事施工認可が下り次第、着工する予定。着工前に鳥屋地区で工事計画説明会を開催した後、測量を実施。代替地を確保した上で個別交渉で用地買収を進めるとしている。
地元では基地建設に備え、自治会役員らで構成する対策委員会と地権者協議会を設ける対応案が浮上している。両機関が連携し情報交換を密にして、JR東海と交渉する方向で検討を進めている。
「鳥屋地区が分断される」との不安の声や、「JR東海と地区が共存する地域振興の方策はあるか」といった質問が出た。 (参加 230人 毎日新聞 10月4日

計画地は橋本駅の南側に位置する神奈川県立相原高等学校の敷地内。現状では畜産科学科や食品科学科を有する同校の農地などとして利用されているが、同校は移転に向けた取り組みが進められているという。 (「この場所に!? リニア詳細路線を歩いて分かった p.4」 10月1日) (リニアで消える相原高校 2013年09月21日 樫田秀樹さんのブログ)

「リニア開業で揺れる住民、JRが説明会/神奈川」
「磁気共鳴診断(MR)装置周辺の立入制限区域外の磁界の強さの基準値より高い」。男性は指摘した。日本の工業製品に関する国家規格であるJISの基準では、「0・5ミリテスラを超えない」とされている。  「結論は、ご安心ください」。JR側は、リニアと同じ条件で健康に影響を及ぼさない値を「400ミリテスラ」とする国際機関「国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)」の基準を示した。「(ICNIRPの)基準は世界的基準。昨年8月に日本の基準としても採用された」とも強調した。  JIS基準を超えているが、ICNIRPの「基準内」として、それ以上の説明はなかった。 体内にペースメーカーを埋め込む乗客への対応では「厚生労働省が(ペースメーカーの承認)基準としている『1ミリテスラ以下』を順守するようにする」とした。準備書が示す車内の磁界の強さ「1・33ミリテスラ」と食い違うが、ここでも詳しい説明はなかった。 (神奈川新聞 10月11日

今回のマスメディア報道で意外だったのは、どこも説明会初日には記事が出たのですが、最終日で総括するという記事がほとんど無かったことです。
都内ではそれすらも無かったのは意外というよりも、今の東京の状況はリニアプロジェクトは単に実施が遅れている事業の一つとして捉えられているのだと私は理解しました。地下鉄や高速道路など一年中どこかで大規模な工事が進んでいる。私が記憶している都内の風景は既に過去のものになっているほど、行くたびに街の姿は変化しています。私は馴染みある中原街道の洗足池近くに予定されている非常口について、大田区東雪谷の説明会に出かけるつもりでいたのですが、時間が取れませんでした。
東京・神奈川地域では、リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会が活動されています。サイトを見れば分かるように、問題を把握されている皆さんなので、いまさら準備書説明会の感想記事など書く必要も無いのだと私は思いました。
相模原市の動向は私にはわかりません。圏央道が高尾から海老名・東名高速とつながる日も近いはずです。それとリニアがどう関係づけて考えられているか、いつか調べておきたいと思います。

posted by ict工夫 at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京都
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/161733330
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック