2013年10月21日

リニア準備書説明会、岐阜県・愛知県の記録

岐阜県での説明会は中津川市から始まりました。


車両基地計画地近くの男性は「住民にとって立ち退けというのはショック。しかるべき対応をしてほしい」と求め、JR東海の担当者は「生活環境に配慮して計画を進め、さまざまな機会で説明したい」とした。「在来線の利便性は担保されるか」との質問には「ダイヤは開業に近い段階で検討を深める。広く多くの皆さんにとって利便性の高いものにしたい」と説明した。 (参加 220人 信濃毎日新聞 10月3日

「JR説明会 都合の悪いことは答えず! 再質問無し!」 参加者は約300名ほどで、推進派が多数参加していたようです。それは、JR東海の説明員の紹介で拍手をしていた人が多かったからであります。 実際に立ち退きを迫られる区民の気持ちを代弁し訴えられましたので、起こしてみました。(東濃リニア通信 10月3日)(抜粋です、記事本文を参照してください)

参加者から環境への影響を懸念する声や手続きに関する質問が相次いだ。  説明会には220人が出席。JR東海が路線の概要や騒音・振動や土壌汚染、生態系といった環境への影響調査の結果などを説明し、男女9人が質問した。  中津川市に計画されている中間駅について、住民が「待合室は作らないとしているが、駅で町おこしを考えている住民の気持ちに反するのでは」「在来線の美乃坂本駅の利便性は変わるのか」と質問。JR側は「座席は全席予約・指定席なので待つ時間が少なく、必要はない」「在来線のダイヤの詳細は開業が近づいた段階で検討したい」と説明した。 (岐阜新聞 10月03日

リニア中央新幹線:不安や疑問の声相次ぐ 中津川で住民説明会 /岐阜
説明会には220人が出席。JR東海は、ルートや駅の設置場所について生活環境や自然環境などへの影響をできる限り回避し選定したと説明。騒音や振動、生態系への影響などについて、「環境基準を下回り、影響は小さい」と強調した。  質疑応答では「予想図では木曽川にかかる橋は防音フードがかかっているようだが、フードがない場合はどうなのか」といった疑問や車両基地が設置される地区の住民から「公表前に全く情報がなく、地権者にとっては大変な衝撃だ。順序が誤っている」といった意見が出た。 (毎日新聞岐阜版 10月03日

 「環境保全なんかじゃない。環境破壊じゃないか。あんたたちは勝手なことをやってる」。
2日に中津川市で開かれたリニア中央新幹線の環境影響評価準備書の説明会の最後だった。高齢の女性がマイクを握り、叫ぶように言った。発言を求める挙手がなくなり、説明会が終わる寸前。意を決して発言したのだろうと、声の震えで察した
▲JR東海は、リニアの安全性や調査結果をプロジェクターとパンフレットで詳しく説明した。淡々と進められる報告を、反論する知識も資料もない人たちは黙って聞くしかない。説明会は再質問もできずに、2時間で終わった
▲田畑と森林に囲まれた古里を貫く時速500キロの列車がもたらすものは何か。
叫ぶように訴えた女性が言いたかったことは何か。終了後、JRの担当者は「環境保全への理解は十分していただけたと思います」と話した。 (毎日新聞岐阜版 10月06日

「リニアの桜ヶ丘ルート案は、欅ケ丘の地下 2013-09-18」など地域からの発信があります。
「リニア新幹線に関する桜ヶ丘ハイツ説明会に提出した質問・意見 2013-10-07」 ここでの意見・質問は、この場限りのもので、JRに対するものではない、正規の質問・意見は、文書で郵送するか、インターネットでのJRが設定した方式で行ってくれ、ここでの意見は、JR側でまとめて、県や市に報告するだけの場であるという、要するに聞きおくための場所であるとしか理解できない傲慢きわまりない態度でした。ある質問者が、県や市の職員がこの場に来ていないのは、どういうことか、地元住民がどのような心配や意見を持っているのか正確に把握するのが行政の役割ではないのかと質問したことに対する回答でした。  この他、トンネル掘削の残土問題と手続上の疑問、大森新田交差点付近の交通量問題、騒音や磁界基準問題、市や県の住民の意向についての無関心などの質問が続出したが、まともな回答はなく、インターネットで見てくれの一点張りでした。(桜ヶ丘9条の会

中津川
「説明会報告」 実質水文調査は工事前?!
発言者は10人でした。「木曽川第二橋梁は近くで見れば景観破壊となる」 「坂本の駅の細部の図と出入り口の位置はどこか」 「事前に影響がある世帯への話はあったのか」 「残土の量が多い、処分場のための環境アセスが必要となる」 「残土の処理は誰が決めるのか」 「非常口から音が出ないと言うが、どのように検証したのか」など・・・
回答は「事前に話はどこにもしていない」 「坂本の駅の出入り口の位置は決まっていない、自治体が駅前広場等を作るので、それらを勘案し相談して決める」 「残土処理はJR東海が責任をもって行う。環境アセスが必要となれば実施する」 「非常口の音の検証は、山梨実験線で行った」・・・ (参加 50人 東濃リニア通信 10月14日

「馬籠説明会報告 トンネル工事から水源は守れるか?!」
質問者は9人でした。まだ手を挙げている人が居たのに、再質問だったために時間延長せず、打ち切ってしまいました。 「JR東海は官僚体質だ!」とヤジが飛びました。
質問の概要と回答を簡単に報告します。・・・ (編注・この記事には質疑応答が記録されています。原本はブログ記事としてリンク切れなく残されるはずです。最後に次のように述べられています)
中津川市での説明会は終わりました。最後に「JR東海は官僚体質だ!」というヤジが飛んだことが象徴しているように、JR東海の姿勢が多くの皆さんに伝わったと感じました。闘いはこれからです。 (参加 50人 東濃リニア通信 10月16日


今回の説明会は9月27日(金)の愛知県名古屋市説明会から始まったのです。JR東海の地元でまず小手調べだったのかも知れません。

集まった住民ら約170人は、愛知県内を通る約25キロのルートの騒音や振動、環境への影響と、それを最小限に抑える対策について説明を受けた。県内はほとんど地下40メートルより深い大深度地下を通るため、質疑応答では「工事の振動が、本当に地上に伝わらないのか」「豪雨時に浸水の恐れがないか」と質問が出た。 (参加 170人 中日新聞 9月27日

(説明会の記録ではありませんが、準備書をもとにした数少ない議会記録です。この記事には地図が添付されています) ここの地下では、かつて亜炭が掘られていました。亜炭坑跡の空洞が地下に眠る地域です。JRは環境影響評価準備書で、「亜炭坑は地表から7〜14mの深さでリニアによる影響はない」と言っています。何を根拠に言っているのかを質問しました。
現在、亜炭坑の坑道跡には水が満たされていて、地盤が安定していると考えられています。出川町・北城町の坑道と、不二ガ丘の坑道は別と言いましたが、地下水脈は繋がっている可能性があります。
リニアの工事によって、水が抜かれてしまったら、地盤が弱くなり、地盤沈下や地盤崩落につながる恐れがあります。
この可能性について、環境影響評価準備書に対する意見書の中で、指摘をするように、そして、そのための調査をするように市に求めました。 (愛知県春日井市 9月議会質問 9月26日

「リニアルート沿線説明会が終了 説明に不満、騒音懸念も」
JR側は「計画に理解を深めてもらえた」と総括したが、会場では事務的な説明への不満や、工事による騒音や交通量増加を懸念する声もあった。
地元の男性が「もっと血の通った説明をしてほしい」と発言すると拍手が起きた。非常口が小学校から3百メートルの位置に設けられることについては、地元の保護者から「工事車両が通学路を通ったり、騒音が授業に影響することはないか」との質問もあった。説明会は2時間半ほどで終了した。
説明会に参加した男性会社員は「県内共通のパンフレットだけで、地元向けの詳しい地図も配られず、がっかりした」と話した。
名古屋市内の説明会に出席した嘱託職員の男性は「自宅近くの地下を通るので聞きに来た。JR側の答えでおおむね納得できた」と語った。
 JR東海にとってもこうした大規模な説明会の開催は初めてで試行錯誤の部分もあった。来年度の着工に向け「今回の反応を踏まえ、どのような情報を提供すべきか参考にしたい」と話した。 (参加 340人 中日新聞 10月16日

今月上旬、春日井市内で開かれた沿線住民への説明会をのぞいた。
 JR東海は事業内容を丁寧に説明した。超電導磁気で車両を浮かせて最速500キロで走ること、大半がトンネル内走行で、春日井市内では地下40メートルの大深度地下を通過することなどが解説された。
 リニアは最先端技術を駆使する。未知の世界に対する住民側の不安や疑問は根強く、超高速走行時に出る電磁波や振動などの環境への影響、安全性などをただした。これに対し、JR側は専門的なデータや実験の結果を根拠に安全性や信頼性を強調した。
 専門的な知識をもたない住民は、JR側が示すデータや説明をうのみにするしかない。議論は深まらず、途中で退席する人が相次いだ。素朴だが、率直な住民の疑問に応えたとは思えなかった。 (毎日新聞 10月18日

各地の説明会での様子、私が確認できたのは以上です。
リニア中央新幹線ホームページ は未だ中途半端なのですが、ブログの索引とかリンク集とかは自分自身が必要なので作成しています。
先日、山梨県市町村のハザードマップ も更新しました。山梨県内での準備書説明会で、特に甲府市内で、液状化の話が出たかどうかは知りません。
田富北小学校と中道北小学校がルートにかかるので移転を余儀なくされるようですが、それを調べているときにハザードマップのリンク集が役に立ちました。この件は別記事に書くかも知れませんが、とりあえず、甲府市洪水ハザードマップ(避難所も分かります)、中道北小学校(学校自身のホームページは制作中らしい) 学校の統廃合は常に地域との関係で問題が大きくなりますが、リニアのために移転することにはどのように対応できるのでしょうか。

説明会記録の最後に、愛知県を検索していて気付いたブログ記事をご紹介しておきます・・・世間はリニア新幹線に対して呑気過ぎない?

posted by ict工夫 at 02:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 岐阜県
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