2014年03月17日

恵那市議会が笛吹市を視察した報告、2014年7月

岐阜県恵那市議会リニア中央新幹線建設特別委員会行政視察報告書
平成24(2012)年7月26日〜27日に山梨県笛吹市を視察されて、【山梨リニア実験線工事の進捗状況について工事現場見学】 と 【山梨リニア実験線工事に伴う、笛吹市における経過と諸問題について】 の二点について8ページの報告書を公開されています。
その冒頭と最後の部分を引用させていただきます。

【 目 的 】

現在「山梨リニア実験線」の延伸工事区間である笛吹市において、高架橋、トンネルの整備を進めている現状を視察し、実際に自分達の目で見ることで当市でも敷設されるリニア中央新幹線の具体的なイメージをつかむこと。また、この事業を進めるにあたり、用地の買収から建設工事において笛吹市で出ているさまざまな諸問題を見聞する事で、当市においても想定される諸問題について具体的な方策を行う上で参考となる。

【 ま と め 】

・ リニア本線が走る現場を目の当たりに見てきたが、思ったより道路と民家が接近していた。そのため現実に走るときの騒音、振動、磁界が住民に与える影響が心配であった。

・ 実験線のほとんどがトンネルであるが、明かり区間と称されている箇所についても、騒音、磁場等の影響を少なくするため、コンクリート製のフードで覆われていた。そのため明かり区間であってもリニア新幹線を見ることはできない可能性が高いと感じた。

・ 工事をおこなう中でトンネルを掘った後に出る影響として、水道水の問題、農業用水の問題が出てきている。その対策をしっかりと見極める必要がある。

・ 残土処理については、行政側はどんな利用ができるかメニューを持っていること。そして地域が埋め立て候補地を出す場合に、その土地の利活用を相談する必要があると感じた。

・ 工事に伴い多くの関係車両が走るため、子供の通学、農作業への対策が必要である。現地では農作物、住民の保護対策で1 時間に1回散水等を行い、砂ほこりを少しでも抑える努力をされていた。また交通安全対策として、登校時間には工事車両を走らせないことや、各辻には警備員を配置し、児童生徒の通学の安全対策に努めていた。

・ 笛吹市は通過地点であり、中間駅が予定されている甲府市へのアクセスをどうするかが大きな課題であった。

・ 地元への経済効果については意外と少なくびっくりした。建設業者が2社下請けとして入っているが、下請事業者になるには機構から提示された厳しい要件をクリアしないと難しいとのことであった。

・ 飲食関係は地元を利用するのではなく、各事業者がそれぞれで物流のシステムを構築し、材料の調達を行い作業員に食事を提供しているため、直接地元を利用することはないとのこと。工事に伴い作業される方は多く見えるが、市にお金を落とす仕組みにはなっていないと思われる。

恵那市市議会視察団と笛吹市当局との質疑応答の内容など山梨県内行政サイトからは気付かなかった情報を他県から知ることができたのもインターネットのお蔭です。

posted by ict工夫 at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 実験線
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