2015年05月11日

南アルプス・トンネル工事受注業者に対して警鐘が鳴らされた

2015年5月10日の投稿のようですが、「悪夢の超特急 リニア中央新幹線」へのカスタマーレビュー(樫田秀樹著、アマゾン販売ページ)に投稿されたメッセージを確認しました。前半は略して引用しておきます。(下線は引用者)『 2015/5/10 投稿者 todorokihihou (西東京市)』

このレビューを書いている時点では、問題の南アルプストンネルは工事発注の準備期間で入札参加者を募っている段階であり、今後の動きから目が離せない。
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(本のレビューからは離れるが)
私(レビュアー)は土木設計に携わっており、トンネルについての知識も少しながらあるので、南アルプスを貫くトンネルなどは現実的に不可能だと思っている。
根拠は下記のような土木史に残る難工事よりも、今回の方が地質、土被りの条件が格段に厳しいからである。
 ・上越新幹線中山トンネルL=14.83km,工期10年(1972.02〜1982.03)
 ・北越急行ほくほく線鍋立山トンネルL=9.12km,工期22年(1973.12〜1995.11)
 ・東海北陸自動車道飛騨トンネルL=10.71km,工期10年(1996.10〜2007.01)
とくに中山トンネルは何度も水没し、土被り350mの地上からの薬液注入がなければ完成はなかった。
南アルプストンネルの最大土被り1400mで地上からの薬液注入はあり得ない。 よって、わずかに完成の可能性があるとすれば、それは多数の水抜き坑により南アルプスの地下水を空にすること抜きには考えられない。(それでも膨圧などの問題は残る)
工事の成否にかかわらず、南アルプスの生態系と人々のくらしが破壊されることは必至だが、その責任をとれる人間がいるのか?
期待薄だが入札に参加するゼネコンは手を挙げる前にその辺りを冷静に判断してほしい。

このレビューが出ていることを樫田秀樹さんのブログ記事で知りましたので、ソースを確認したものです。
そのブログ記事で樫田さんがお書きになっていますが、リニア工事費負担の件は全国民に影響する問題の一つだろうと自分はかねてから思っています。税金の使われ方です。

各地域行政がリニア中央新幹線事業に協力体制を敷いているのは、全国新幹線鉄道整備法(全幹法)によるとの事ですが、他にも関係する法律は幾つもあるようで、これについて私は 静岡県・南アルプスのブロガーさんの記事 から教えていただきました。
ブログ記事単発では分かり難い方は、「ブログの過去記事などをまとめました」のページを最初に開かれた方が、問題の全体像が把握しやすいと思いますのでお勧めです。
法にもとづく事業はその法の運用に誤りが無いことを常に確認していくことは必要で、その為にも国民に対する情報公開と丁寧な説明が大切です。全体像を見え難くしている発信の裏には問題が隠されていると気付くことがポイントです。
国民側から判断する時の基準は現行日本国憲法であり、その憲法が自分達にとっては邪魔なのだというのがアベコベーション一味でしょう。

水島朝穂さんが5月11日公開記事 戦後70年の憲法記念日――「安倍カラー」に抗して にお書きになった特攻機の最期について、私は特攻機から発信されるピ------というモールス信号が途絶える、その時に特攻基地の無線室にいる軍人達が敬礼するというようなシーンの映画を思い出しました。キーを押し続けていた手が離れたことを意味するのです。特攻機から音声での発信もあったことは初めて知りました。
リニア・南アルプスのトンネル工事に特攻する業者、作業員の皆さんと重なります。合掌

posted by ict工夫 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 工事
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