2015年05月22日

山梨県「測量作業のお知らせへ」の抗議書

抗議文を確認しましたので記録しておきます。宛先、発信者の氏名は略します。WWW掲載に即して段落などは編集してありますが、内容は原本通りです。

【追記】リニア、山梨県での住民運動始まる(樫田秀樹さんの記事 2015/05/22) 山梨県内で取材された詳細な情報が書かれています。

2015年5月15日
山梨県リニア用地事務所  所長

  < 測量作業のお知らせ > についての要請書

   現在、JR東海が進めておりますリニア中央新幹線の件で県におかれましては、下記の沿線住民の不安や不満に耳をかたむけ適切な行政指導を要請するものです。

(以下、抗議書に同じなので略します)

全幹法に基づく国の公共事業として民間企業が行っている事業について、法に基づき協力体制にある山梨県行政ではあっても、地域住民の安全・安心・安定をもたらすべく努めることは当然の責務です。
山梨県知事が為すべき仕事を市民が行なったという事実の記録としてネット記事に残します。

2015年5月15日
東海旅客鉄道株式会社
 山梨担当 部長
 環境保全事務所 所長
 中央新幹線山梨工事事務所 所長

  < 測量作業のお知らせ > についての抗議書

   御社は中央新幹線について我々住民の「市町単位での事業説明会の再度開催」要請を拒否し、「地区単位での説明会」なるものを強行されました。その拒否の理由として、地区単位でより詳細な説明を行うから必要ないというものでした。

   ところが、その地区単位での説明会は市町単位での説明会とほとんど変わることなく、何ら新しい情報や説明が加わっていません。これでは影響や被害を受ける地域住民を無視しているに等しく説明会を「実施した」という御社の都合のよいアリバイづくりにすぎないように思います。

我々沿線住民は御社の形だけに終始する説明会と真剣さや誠意のなさに不安と不満を感じます。これからも住民の皆様の影響を極力削減し理解を得られるよう鋭意努力しますという文言とともに時間切れ的に閉会しました。我々住民は再度の開催があるものと当然の如く待ちつづけ、また、その後、再度の開催を要求しました。しかし、返答もなく、無しのつぶての状態です。

   このような状況の中で四月下旬に御社は中央市の地区の測量作業を五月中旬より実施する旨のチラシを区長に依頼して戸別配布しました。この配布の件にしても、住民の了解を得たものではありません。住民意識の代表代理でない区長への働きかけは以前にもあり、合意形成上のルール違反となり、JR東海の信頼を損ねかねないので止めるよう異議申立てをした経緯があります。測量着手とは事実上の着工といえます。着工とは関係者同士の合意がなくては成り立ちません。

   事前の了解手続きもないままの配布依頼となれば、住民分断を計り、住民の理解をも求めないというような住民軽視も甚だしい横暴と言わざるを得ません。 地元の住民から見れば、理解や了解の範囲外にある説明会に終始している最中での一方的通知は到底受け入れられるものではありません。このようなやり方を繰り返すJR東海に対し不信感を越えた怒りを覚えるとともに強く抗議致します。

御社の環境影響評価書に対する国交大臣意見に説明会の要件として
 (1)地域住民に対し丁寧に説明すること。
 (2)情報を最大限公開し、透明性の確保に努めること。
を挙げ、本事業の円滑な実施のために“地元の理解と協力”が不可欠といっています。

これらの点に照らして御社の説明会はその要件を満たしているものとは全くいえないものです。「理解と協力」が得られるような対応の改善と説明会の再開催を強く要求します。
生き物への大きなストレスと人生を変えるほどの悪影響や自然破壊・景観破壊それに街の分断などが懸念される本事業は将来に禍根を残さないよう慎重に事を思い巡らせねばなりません。

中央市 リニア対策市民の会     代表世話人
リニア中央新幹線沿線住民懇話会  代表世話人
リニア沿線住民有志一同

編注・山梨県中央市でのリニア中央新幹線事業に関する問題です。
文中の「区長」とは、住民による任意団体としての地域町内会や自治会組織の「長」を意味し、山梨県内で普遍的に使われている用語であって、行政区を意味するものではありません。東京から来県してこの言葉に接して驚いた記憶が甦りますので注記しておきます。
この「隣組制度」を利用する智恵をJR東海に誰が授けたのか知りませんが、企業体質が垣間見える事実です。

タグ:訴訟 山梨県
posted by ict工夫 at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 工事
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