リニア新幹線 反対住民提訴へ 05月12日 16時26分(NHK山梨)・・・リンク切れ
リニア新幹線 反対住民提訴へ 05月12日 17時14分(NHK首都圏版)・・・2016.05.16 閲覧確認、ニュース動画あり
二つの記事は最後のセンテンス以外は同じテキストです。
山梨版
弁護団や国土交通省によりますと、リニア中央新幹線をめぐって国の認可の取り消しを求める裁判は初めてだということです。
国土交通省鉄道局は「提訴について承知しておらず、コメントできない」としています。
またJR東海は「提訴の前の段階であり、コメントできない。法律に基づいて工事計画を適切に進める」としています。
首都圏版
弁護団や国土交通省によりますと、リニア中央新幹線をめぐって国の認可の取り消しを求める裁判は初めてだということです。
国土交通省鉄道局は「提訴について承知しておらず、コメントできない」としています。
またJR東海は、「特にコメントはない」とした上で、「当社は法律に基づくさまざまな手続きを経て国土交通大臣から計画の認可を受けており、中央新幹線の早期実現に向け全力を挙げて取り組む」としています。
2016年5月12日にいくつかのメディアが報じたリニア訴訟の記事を読んでおられた方は多いと思います。
訴訟は5月20日に東京地裁に提訴される予定です。その日に記者会見も設定されていることは 5月6日の広報記事 で分かっていました。
何故5月12日にこの訴訟について報じられたのか。5月12日は訴訟団からマスメディア向けの事前レクチャーが行なわれたとのことです。
マスコミ向けに事前レクチャーが何故必要だったのか、提訴日の20日には記者会見が予定されています。その時の質疑応答を実のあるものにしたい、その思いがあったのではないかと私は推察します。これまでのマスメディアの報道状況を見ていると俗に言う「後出しジャンケン」のような、国土交通大臣が認可する前に書くべきだった内容を今頃記事にしているのは何故だと思うことが多いのです。原発人災の二の舞にならないようにジャーナリズムとしての問題理解を深めていただきたい、そういう思いがあるのでしょう。理解した後でどう評価するかはそれぞれです。
私は新聞紙を読まないので近年の事は知りませんが、以前は時間の経過による新聞発行版の違いがあり、地方では最初の版で都内では最新版というケースを知っています。新しい版で何かの記事が書き換えられていたという問題が話題になったこともあります。
山梨版と首都圏版の違いを眼光紙背に徹して読む、そんなことが出来るもインターネットのお蔭です。