2016年06月10日

参議院国土交通委員会 2016年5月26日 活断層対策の質疑応答を記録

「しんぶん赤旗」が2016年5月27日記事 『リニア活断層対策なし 参院委 「地震に強い」は安全神話 辰巳氏質問』 で報じて既にネット上では話題になっていますが、私は国会中継録画を視る時間が無いので、参議院の会議録公開を確認し該当する質疑応答のみWebページに記録しました。
2016年5月26日参議院国土交通委員会質疑応答 | 辰已孝太郎議員

石井啓一国土交通大臣の最後の答弁は以下のようなものです。

鉄道構造物の整備に当たりましては、従来、阪神・淡路大震災や中越地震、これらは活断層による直下型の地震でございましたが、こういった地震における被災状況等を踏まえて新たな対策を講じ、さらに、その効果を検証しながら地震対策に関する知見を深める取組を積み重ねてまいりました。
それらの知見は、鉄道構造物の設計施工の際に用いられる鉄道構造物等設計標準・同解説に反映をされておりまして、リニアの工事に当たっても、JR東海は、これに基づき活断層部分を含め地震に対する安全対策を講じることとしております。
 さらに、活断層と交差する箇所の具体的な構造については、先進ボーリングなどにより更なる地質の調査を行った上で、必要により専門家による検討委員会の助言を踏まえるなど、JR東海において慎重に検討がなされるものと承知をしております。
 JR東海に対しましては、リニア中央新幹線が多くの活断層と交差することも踏まえまして、万全の地震対策を行うよう引き続き指導監督してまいりたいと存じます。

私は会議録ページの最後に次のように書いておきました・・・
国土交通大臣が言う「万全の地震対策を行うよう引き続き指導監督」した結果は国民に報告・公開されるのだろうか。
報告・公開されるなら、それは国土交通省からか、JR東海側なのか、私には分からない、リニア中央新幹線事業は地域住民説明会に地域外住民やマスメディアが入れないような民間事業なのである。

太田昭宏国土交通大臣によるリニア中央新幹線工事認可は、2014年10月17日でした。10月17日認可の情報は何故事前に漏洩されたのか、そして国土交通大臣の記者会見記録、「中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その1)については、本日認可することといたしました。」 このページで「質疑・応答につきましては、後日掲載いたします。」が今日に至るも未掲載です。国土交通省内部でJR東海の計画書がどのように審議されたのか?サイトからは見えません。
「ストップ・リニア!訴訟」が必要な理由は誰でも分かるでしょう、上記の国土交通省ページを見れば裁判所も訴訟の意味は納得するはずです。

JR東海はニュースリリースで平成28-2016年6月8日、「制震装置による橋りょうの地震対策について」(PDFファイル 1,339 KB)を公開しました。リニア中央新幹線についても同様な情報発信があることを期待したいと思います。
仮に地殻変動で線路が壊れる事態に至っても、新幹線の運転士は自分の目で見て身体でも感じる状況を判断して即座に的確な対応がとれるのだろうと思います。時速500キロのリモートコントロールで運転士がいないリニア中央新幹線ではどのように対応できるのか。

飛行機でも船舶でも鉄道でも自動車でも不測の事態はあるのでリニアだけの問題ではない、確率の話だろうという意見はネットで見かけます。
そのような事態をテーマにした映画も多数ありました。しかし大深度地下や南アルプス・トンネルのような交通手段で発生した事故と救援をテーマにした映画を私は未だ知りません。
リニアを育ててきた山梨県が実験線トンネル・非常口を舞台にしてそんな映画を制作してくれればリニア事業に対する国民の理解も深まると思いますが、いかがでしょうか。富士の国やまなしフィルム・コミッション のお仕事に期待したい。

posted by ict工夫 at 11:16| Comment(0) | 国会・国政
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