2016年07月12日

甲府市中道北小学校移転、この案件の担当は教育委員会事務局だけではない

甲府市行政はヤマタノオロチ(八岐大蛇)であってはいけません、それぞれの頭が自分の腹を満たすために勝手にエサを漁るのではなく、20万市民が乗った八頭立て馬車を市長の手綱で安全・安定・安心に運行するのが甲府市行政です。
中道北小学校移転問題は、教育委員会事務局から離して、市長−リニア部局事業の一環として最初から出直し、教育委員会事務局は教育の専門家としての立場でそれに協働するように転換すべきです。
以下この理由を記します。

このブログのタグで甲府市を開くと過去記事が分かりますのでご参照ください。
「甲府市中道北小学校移転 第4回説明会 2016年5月11日」 この記事は説明会が開催されたことをメディア情報から知って手元画像などと併せて記録しただけのものです。
その後、甲府市サイトの中道北小学校移転住民説明会で会議録が公開されましたので確認していました。
仕事のかたわら参院選についてフォローを続けていたので一般ブログは更新していましたが、こちらでは甲府市中道北小学校移転問題を取り上げませんでした。

公開された第4回説明会資料(PDFファイル)は移転予定場所を示した地図だけです。
会議録には「教育委員会で検討」という言葉が複数あり、閉会の言葉もそれで締められています。
1.これまで公開された教育委員会会議録で中道北小学校移転について審議された議事録はありません。「教育委員会で検討」とは「教育委員会事務局で検討」の意味ではないのが日本語です。

2.「農業振興地域の整備に関する法律」(農振法)問題については既に第2回説明会の記事に書きました、第4回会議録にもこの問題で住民との質疑応答が記録されています。
この問題は甲府市行政としては農業委員会(事務局)、その農地係、振興係が担当し山梨県庁を経由して国政と連携しているものと思います。甲府「米百俵」の想いを国政にまで届けるべきです。「米百俵」の心など関係無いなら農振法による中道地域の農業活性化こそがどれほど重要なのかを全ての甲府市民ひいては県民・国民に説明するべきです。
この教育委員会の説明会とは別に農業委員会が農振地域住民関係者に対して、学校移転と農振法適用現状の調整について会議を開催したのかどうか、甲府市からの情報発信はありません。
これまで4回の説明会で初回は樋口市長が出席されていますが、後3回は全て教育委員会職員だけが行政側の出席者であり、教育委員の名前はありません。

3.中道北小学校移転事業はこの地域を通るリニア新幹線事業の一環として、他の地域住民の方々の住居移転などの問題も含めた甲府市の重要事案なのです。甲府市企画部 リニア交通室リニア政策課 が全く参画していないと見えるのは何故か。
リニア事業についての地域説明会は既に開催されたのか、その説明会記録は公開されているのか、それすら甲府市サイトからは判然としません。
中道北小学校移転問題は、甲府市としてリニア新幹線事業に対処する事案の一つに過ぎないのです。

中道北小学校移転問題が甲府市議会ではどのように審議されたか、おそらく民生文教委員会の所管と思いますが、本会議も委員会も最近は会議録なども確認していません。

小学校移転というのは、リニア路線工事に関わる道路の新増設、工事車両運行と交通安全、工事期間中に発生するかも知れない自然災害の予測と対策など、市政、県政のみならず県警、消防、医療機関などを含めた行政業務の全てを含んだ大事業の一環に過ぎません。JR東海の環境影響評価書などは、その一片にしか過ぎないものだと私は理解しています。
甲府市でのリニア新幹線対応については、いずれ整理する予定ですが、正直なところ私の手に余るのです。
そんな悩みが「ストップ・リニア!訴訟」の訴状を見て解消しつつあります。提起された一つ一つの問題について、甲府市行政ではどのように考え対処しているか、それを整理していけば良いと気付きました。

posted by ictkofu at 16:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 山梨県
この記事へのコメント
中道北小移転でググって以来拝読している者です。
市のHPに記載はありませんが、来月4日に児童と学区内の保育園の園児保護者を対象とした「移転候補地を選定するための」説明会が開かれます。時間帯は今までの説明会と同様ですが、会場は小学校体育館になります。
七月に延期の報以来音沙汰なく月も終わろうとしていますが、八月頭の説明会が開催案内通りに「移転候補地を選定するための」説明会となるか、都合が許せば出席して確認したいと思います。
Posted by かなでやま at 2016年07月25日 04:31
かなでやま様、情報ありがとうございます。
この記事に書きましたように、リニア中央新幹線事業に関わる学校移転問題を甲府市教育委員会事務局が仕切っているのは大きな問題だと思っています。
その意味で8月4日に内々の説明会など全く論外です。
地域の皆さんからこの件について甲府市議会に要望とか請願とか出ているのかどうか知りませんが、地域の皆様のご意見を議会で審査してもらう必要はあると私は思っております。
その手続きには議員の紹介が必要らしいですが、その議員が中道地域を地盤とする議員である必要は無いのです。甲府市議会にもこの事案を真摯に考えてくれる議員が数人はおられると思います。

既に報道され、私の記事にも書いたように、JR東海への財政投融資が9月国会で審議になるはずです。
これは単に名古屋〜大阪の話だけでは無い状況になる可能性もあります。
行政は全てのリニア新幹線関連の事業進行をいったん凍結させ、地域議会の9月定例会では国政の変化を見ながら関連事業を再検討する審議が行なわれるべきです。


Posted by ictkofu at 2016年07月25日 14:30
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