2017年05月29日

騒音対策について山梨県知事記者会見での質疑応答

2017年5月23日の山梨県知事記者会見で「リニア中央新幹線の防音対策について」質疑応答が記録されていましたので引用しておきます・・・

記者
 昨日、リニア中央新幹線の防音対策について、富士川町の住民有志から、県に対してJR東海に防音フードを設置するよう要請して欲しいという要請が出されました。甲府市内の自治会の集まりからも同様の要請が出ておりますけれども、知事としてJR東海に要請する意思があるかどうか、お考えをお聞かせください。

知事
 開業までは10年ですから、できるだけ色々な手続き、また住民の皆様の要望がきちっと反映されることが一番大切だと思っています。

今、リニア交通局を中心に自治会に対し用地説明会、主体の部分はまだJR東海さんにありますけれども、その後の用地買収等は県が請け負うという組み立てになっておりますから、できるだけ住民の皆さん方の不安がないように丁寧な説明をしていくというのは、何度かこの会見でもお話をしたとおりであります。
住民の皆さん方の強いお気持ちがあるのであれば、JR東海さんにも、きちっとお伝えしていかなければいけないと認識しております。

記者質問の意味を具体的に記しておきます。
1.2017年5月22日に山梨県富士川町天神中條地区の住民グループから2094人分の署名を添えて騒音対策の要望書が知事宛に提出されました。この件は 山梨県富士川町住民が防音フード設置を山梨県リニア用地事務所に要請(2017年05月22日)に記録し、この事案の賛同署名募集が始まった頃に リニア中央新幹線防音フード設置を求める山梨県富士川町(2017年01月29日)で今回の要望書の原案と思えるものを記録してあります。

2.「甲府市内の自治会の集まりからも・・・」とは、甲府市中道町住民がリニア騒音対策に防音フードを要請(報道記録)(2017年04月05日)と、甲府市の住民がリニア新幹線騒音対策を要請(2016年12月19日)で書いています。
その他、タグ−騒音対策 で整理しています。

記者質問に対して後藤知事の回答はこれで良いでしょう。他の記者からの追加質問がありませんでしたから、この質疑応答で納得されたものと思います。
質問の内容が異なれば知事は県政として対応する施策の要点などを話されたかも知れませんが、具体的には未だ公表できないと思える事案です。質問された方も各社の記者もそれが分かっていたのかも知れません。

この騒音対策はJR東海に無理強いするような事をせずとも、山梨県政として新幹線騒音環境基準と沿線地域の都市計画地域指定との関係を考慮した施策により、法に定められた通りの解決になると思います。
それがリニア中央新幹線を活用した山梨県地域活性化施策にも即した解決策になるでしょう。新幹線騒音基準で良いのかどうかは別問題です。
◇ 2017年01月26日 山梨県の参考に新幹線騒音対策を長野県の実務から確認する
◇ 2017年01月28日 新幹線騒音の地域類型が指定される範囲 400mについて
◇ 2017年01月30日 リニア中央新幹線は防音フードで技術評価をパスした

騒音問題は2013年秋のリニア中央新幹線環境影響評価準備書検討の時から分かっていたのですから、法に則った施策決定のタイミングが遅れると土地収用はもとよりリニア軌道高架明かり区間の工事にも影響するかもしれませんし、全ての計画に混乱を招くだけになると考えられます。
そして、山梨県の騒音対策施策は同様に明かり区間のある沿線他都市でも参考になると思います。住民の安全・安心をもたらす適切な施策は社会実験として山梨リニア実験線を育てて来た山梨県の責任でもあるでしょう。

騒音対策、「防音・防災フード」の件は未読、未整理の資料も多いのでWebページで整理するのは後日です。

posted by ictkofu at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 山梨県
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