2017年06月17日

長野県がリニア新幹線運賃を試算し東京への移動手段を比較した(報道記録)

県がリニア運賃を試算(南信州新聞 2016年6月16日)
記事に書かれていませんが、試算された費用にはリニア中央新幹線長野県駅(飯田市)まで自分が運転する自家用車で行く時の駐車料金は加算されていないので、リニア飯田駅に併設される公営駐車場は、リニア中央新幹線利用を確認できれば、駐車時間や日数に関係無く無料と設定される計画だと思えます。
リニア中央新幹線搭乗はネット予約制ですから、JR東海とデータを共有できれば有料、無料の区別は容易でしょう。
駐車料金支払いで利用できる無料化カードを乗客に渡すことも可能ですが、駅員あるいはそれに代る担当者が必要でしょうし、その人がマイカー以外の方法で駅に来たなら無料カードはどのように使われるか不明ですが。
駅前駐車場を全て無料に設定すると、付属した商業施設などを訪問する人の利用でリニア新幹線乗客が駐車できない事態は発生します。これに対応する乗客用駐車スペースの別枠確保が難しいのは当然です。その日の乗車予約数により変動させる必要も生じますし、全ての予約者がマイカーで来るとは限らない。

以上の事は私の推測ですが、地域の人々が判断するためには伊那谷自治体会議から検討内容など明確な情報発信は必要です。・・・ということで、とりあえず報道記事を記録しておきます。
リニア中央新幹線整備を地域振興に活かす伊那谷自治体会議(長野県公式ページ)

 東京―名古屋を結ぶJR東海のリニア中央新幹線計画で、県は(2017年6月)15日、飯田市上郷飯沼に設置する県内駅から東京・品川駅までの料金について、片道7500円とする試算を示した。主要の高速バスに比べて1・8倍となるが、速度に圧倒的な優位性があるため、担当者は「多くがリニアに移行する」との見通しも示した。

 飯田市で開いた伊那谷自治体会議で県が示した。

リニア新幹線運賃試算

 国交省の交通政策審議会でJR東海が示した東京―名古屋間の料金想定を参考に、東海道新幹線の運賃や東京―飯田間の距離などから試算。「仮の前提に基づく試算で、あくまで検討資料」と前置いて示した。

 東京―飯田間(所要時間45分)の想定運賃7500円は高速バス(同4時間5分)の4200円を大きく上回るが、単独で自動車を運転して高速道路を使った場合(3時間5分)の8490円を下回る。

 担当者は北陸新幹線の開業で鉄道への移行が見られた長野市のケースを取り上げ、「飯伊ではそれ以上にリニアが優位になる可能性がある」とした。

 一方、上伊那(伊那市役所付近から)は、リニアを使った東京までの運賃で、中央道でリニア駅までアクセスした場合が9050円(1時間半)、飯田線利用(2時間25分)が8470円など。「飯伊よりは選択肢に幅がある」とした。

 県は東京、名古屋間の交通手段別の旅客数も提示。居住者と来訪者とも自動車利用が多いが、「上伊那はバス利用の傾向も認められる」とした。

 乗り換え新駅の設置も見込み、近接している元善光寺駅から飯田線主要駅までの所要時間も提示。1982(昭和57)に走っていた急行列車の所要時間を踏まえ、「速達列車があれば元善光寺―伊那市駅間の所要時間を17―22分程度短縮できる」とした。

リニア長野県駅−品川7500円 県が独自試算、伊那谷自治体会議で示す(中日新聞長野版 2017年6月16日)【引用者が漢数字をアラビア数字に変換しています】

 リニア中央新幹線の長野県駅(飯田市)−東京・品川駅の概算運賃が7500円になるとの独自試算を県がまとめた。15日に県飯田合同庁舎で開かれた、リニアを広域の地域振興に生かす策を考える「伊那谷自治体会議」で示した。

 県の担当者は、数値は国交通政策審議会の資料を用いて、仮の前提に基づく試算と前置きした上で、「リニア開通を見据えた伊那谷の交通体系についての検討の材料として示した」と、試算を出した理由を説いた。

 長野県によると、同審議会の資料でリニアの料金は、東京−名古屋間の東海道新幹線「のぞみ」の運賃に700円を加えた程度と示している。県はこの計算式を活用し、同区間のリニア料金は11790円と算出。同区間のリニア延長は286キロで、県駅−品川駅は180キロだから、7420円になるとした。

 リニア運賃が試算通りになるとすれば、リニア県駅から高速バスを使うより3300円高いが、JR飯田駅から岡谷駅経由で在来線特急を利用する場合の7460円とはほぼ変わらない。一方、所要時間はバスに比べ3時間20分、在来線に比べ4時間15分の短縮となるという。 (伊勢村優樹)

【追記】信濃毎日新聞が報じた内容では、高速道路利用の場合にガソリン代は135円/リットル、燃費は15キロ/リットルとしてETC料金に加算したとのことです。

飯田−品川 7500円試算 リニアで県が提示(信濃毎日新聞 2017年6月16日)

 県は(2017年6月)15日、2027年開業予定のリニア中央新幹線の県内駅(飯田市)―東京・品川駅の料金について、7500円とする試算を示した。JR東海がかつて示した想定などを基に算出しており、他の移動手段と比較するための「あくまで検討の材料」としている。
 県や飯田、伊那、駒ケ根市などでつくる「リニア中央新幹線整備を地域振興に活かす伊那谷自治体会議」(座長・阿部守一知事)が飯田市で開いた会合で、同市や伊那市から東京都心への所要時間や料金について高速バスやJR在来鉄道などと比較した結果として示した。
 JR東海は2009年、リニアの需要予測をした際、東海道新幹線の東京―名古屋(現行、のぞみ普通車指定席1万1090円)に700円を上乗せする料金の想定を示した。県はこの想定と県内駅から品川駅までの距離を勘案し、単純計算したと説明した。
 飯田市から東京方面への主要移動手段になっている高速バスに比べると、料金は約1・8倍になる試算だが、所要時間については「リニアに圧倒的な優位性がある」と指摘した。JR飯田線にリニア駅への乗換新駅を建設する計画があることを踏まえ、飯田線とリニアで、伊那市から品川駅まで移動する場合の所要時間も算出。各駅停車の現行ダイヤだと145分かかるとした。
 上伊那、南信州の両地域振興局は会合で、リニア県内駅と伊那谷の各地を結ぶ2次交通の在り方を検討するため、17〜18年度にアンケートなどの調査をすると説明。移動手段ごとの利用者数を試算し、問題点を整理するとした。
 リニアの料金について、JR東海広報部は「国に申請をし、認可を得た上で決まる。開業まであと10年あり、ここ1、2年で決まるものではない。現時点では全く未定」としている。
posted by ictkofu at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 長野県
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