2017年09月02日

長野県松川町リニア対策委員会でJR東海が発生土処分地問題を説明して審議

松川町・平成29年9月の行政スケジュールに「松川町リニア中央新幹線建設工事対策委員会 1日 @19:00〜」との記載はありますが、お知らせページとしては公開情報はありません。第*回の委員会かは不明です。
JR東海がおわびと反省 松川町の残土処分地「待ったなしの状況」(南信州新聞 2017年9月2日 土曜日 14時59分)
 リニア中央新幹線の建設工事で出る残土処分を巡り、JR東海は(2017年9月)1日夜、処分候補地のある松川町のリニア中央新幹線建設工事対策委員会に出席し、進展しない現状を「率直におわびする」とし、またこれまでの進め方を反省した。2027年の開業を控え、「待ったなしの状況」とも。地域との信頼関係を築きながら進める姿勢を強調し、理解と協力を求めた。
 候補地は、中山地区の丸ボッキ地籍(30万立方メートル)とつつじ山線地籍(100万立方メートル)、長峰地区の本洞地籍(490万立方メートル)の3カ所。町は3カ所の計620万立方メートルの活用を考え、候補地として県を通じてJR側に情報提供している。
 この日、JR東海長野工事事務所の平永稔所長が冒頭あいさつで述べた。
 情報提供から3年が経過する中、平永所長は「目に見える進展がなく、町に心苦しい思いをさせてしまった」とした。さらに「地元の意見をしっかり聞き、不安を取り除くような作業が足りなかった」と反省の言葉。取材には「顔の見える関係が必要」と答え、今後は地元と膝をつき合わせる中で不安要素を一つ一つ取り除いていくとの姿勢を示し「安全を大前提に、大車輪で前に進めるべく努力する」とした。
 残土受け入れの前提として地元の生東区は、残土運搬路となる県道の完全2車線化を要望する。平永所長は「地元の要望に道筋を付ける」と説明。改良の計画図面を作成し、処分候補地の計画図面と合わせて年内をめどに提示する意向を明らかにした。
 大鹿村でトンネルの掘削が進む現状を踏まえ、深津徹町長は「残土の処分地が1カ所も決まっていないのは異常だ」と訴え、処分地の管理方法を含め「地域によって条件が違う。一律に考えず、地域にあった形で提案してほしい」と求めた。
 トンネル掘削で大鹿村から出る残土は300万立方メートル。大半は村内に仮置き後、改良工事完了後の県道松川インター大鹿線を使って村外へ運び出す。松川町生田の処分候補地へ搬出される見通しだが、まだ決定はしていない。
 計画だと、残土の村外への搬出は2019年春から始まり、2025年半ば頃まで続く見通し。
 候補地下流域に当たる福与区は過去の土砂災害を踏まえ、生東地区への残土受け入れの反対を表明している。この日出席した鈴木峰好区長は「反対表明を撤回する状況ではまだない」とした。

『残土の処分地が1カ所も決まっていないのにトンネルの掘削が進む現状』は松川町が解決する問題では無い。ビルを壊す時に瓦礫などの処分先を決めずに破壊工事に取り掛かることは無いはずです。それでもビルならその敷地にとりあえず積み上げておくことは可能でしょうが、トンネル工事でそれはできません。せいぜい仮置き場を設定するだけですから、仮置き場が満杯になったら工事は中断するのが当然です。

2016年03月04日開催の第1回松川町リニア中央新幹線建設工事対策委員会、会議資料から
処分候補地

松川町リニア中央新幹線建設工事対策委員会の第1回〜4回は会議録が公開されていますので、Webページで整理する予定です。

残土置き場依然未定 松川町が対策委員会(毎日新聞長野県版 2017年9月3日)
 リニア中央新幹線建設に伴う課題を協議しようと、松川町元大島の町役場で1日、対策委員会が行われた。
 南アルプストンネル掘削に伴う残土置き場の候補地である生東地区、福与地区の区長の報告では、依然受け入れ同意には至っていないことが示された。
 一方、鉄道の軌道に当たるリニアのガイドウエーの製作・保管施設の候補地になっている上片桐の松川インター企業団地(約7ヘクタール)のうち約3ヘクタールをJR東海が使用することで合意形成が進んでいることが町の担当者によって新たに報告された。
 深津徹町長はJR東海に対し、「大鹿村でトンネル掘削も始まった現状で、残土置き場が未定なのは異常。早期決着を図ってほしい」と述べた。【大澤孝二】
posted by ict工夫 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 発生土(残土)
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