JR東海の公開情報は 中央新幹線第四南巨摩トンネル新設(西工区)工事における環境保全について
平成29年11月1日に更新しました。(PDFファイル 23,213 KB) が該当します。
山梨県早川町では 「リニア中央新幹線について」 ホームページが11月2日に更新され、「第4南巨摩トンネル新設(西工区)工事における環境保全について(平成29年11月更新)」 としてJR東海のPDFファイルがそのままアップロードされています。
この件について町政からのメッセージは見つかりません。
◇ 山梨県庁ホームページは未確認ですが、県有地を貸与するので広報記事はどこかにあると思います。
注:早川東非常口坑口前の工事ヤード名称を「早川東非常口ヤード」としました。(平成29年11月)

図の赤丸が工事ヤード(南)の場所です

◇ リニアの工事ヤード新設 既設施設の機能移し環境負荷抑える 山梨・早川町に(産経新聞 ライフ 2017.11.2 11:40)
同社によると、新たなヤードにはトンネルの1次覆工や掘削法面(のりめん)補強に使う吹きつけコンクリートのプラントなどを設ける。
当初は、第4南巨摩トンネル西工区の吹きつけコンクリも早川東非常口ヤードで作る計画だったが、「付近の土地をできるだけ削らず景観を保全しながら工事をするため、工事ヤードの新設に適切な平地が見つかった」(同社)という。
新設するヤードは、早川東非常口ヤードの南方約1キロの地点で、県有地を借り受ける。同社は、近くを流れる早川や地下水の水質をモニタリング調査する地点も追加する。
大鹿村の工事状況から工事ヤードは建設機材置き場のみならず、トンネル掘削発生土の仮置き場にもなっていますが、早川工区でも同様に仮置き場は設定されています。
PDFファイル p.24 図3-6 の旧版では「発生土仮置き場」と記されていたのが今回版は「土砂ピット」と書かれて場所と総面積が増えています。
工事ヤードの設定は環境影響評価の段階で十分検討されていたはずなので、産経新聞が報じた記者会見での「環境保全を図る増設」という理由とは別に、発生土仮置き場の増設も必要だったのではないかとの推量は可能です。

2016年12月公開の「第四南巨摩トンネル新設(西工区)工事における環境保全について」(PDFファイル初版)で記載されていた早川東非常口ヤードの説明図は以下のようでした。ここに表示されている「プラント」(黄色)を新設の工事ヤード(南)に移して、「濁水処理設備」(青色)も移動し、空いた場所が「土砂ピット」として使用されることが2017年11月公開のPDFファイル更新版(上図)で示されています。工事ヤード(南)にも「濁水処理設備」が必要なのは「プラント」で製造される物に関係するのかと考えられます。
