
2017年10月31日 中央新幹線第一首都圏トンネル新設(北品川工区)
契約手続きについて(西暦と下線は編者が付記しています)
1.工事概要 (1)工 事 名 中央新幹線第一首都圏トンネル新設(北品川工区) (2)工事場所 東京都港区港南から神奈川県川崎市中原区等々力の間 (3)工事区分 土木(設計・施工一括) (4)工事内容 シールドトンネル工事 (5)工 期 契約締結の翌日から平成38_2026年3月15日まで(6)留意点
本工事は、首都圏を施工区域とするシールドトンネル工事である。土被りが最大約 90 mとなる深い地下を大断面のシールドで長距離に亘って掘り進む工事であり、高度な施工技術を要する。また、関係する地域との連携を密にしながら、工事の安全及び環境影響評価法(平成9年法律第81号)に基づく「中央新幹線 (東京・名古屋市間 ) 環境影響評価書【東京都】(東海旅客鉄道株式会社平成26年8月29日公告)」等を踏まえ、環境の保全に十分配慮して実施する工事である。
2.契約手続きの方式・・・(引用略)
3.主な競争参加資格・・・(引用略)
4.担当箇所及び手続き日程
(中略)
(3)競争参加資格確認申請書等の提出期限 平成30_2018年1月10日(水)まで
(4)見積書の提出日時 平成30_2018年3月14日(水)13時30分
5.その他
(1)手続きにおいて使用する言語及び通貨・・・(引用略)
(2)守秘義務・・・(引用略)
(3)本工事は 、環境影響評価法(平成9年法律第81号)に基づく環境影響評価を実施しており、「中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書【東京都】(東海旅客鉄道株式会社平成26年8月29日公告)」等に記載されているところにより、環境の保全のための措置等を求める工事である。
(4)大深度地下の事業区域における掘削工事は、大深度地下の公共的使用に関する特別措置法(平成12年法律第87号)に基づき、大深度地下の使用の認可を取得した後に進めることを考えている。
大深度地下使用認可の公報(官報)を確認できたら別記事で整理する予定です。
大深度使用認可の審議(事業者間調整)の過程で現状計画の変更が生じる事も考えられるのですが、非常口の工事は開始されていますので、地図上のコースは変わらずに大深度の深さだけが変ることはあるかも知れません。東京外環道(外郭環状道路)で東名高速〜湾岸道路間の計画との調整が皆無とは言えないと私は考えています。この区間の外環道は高架にはできず、リニア軌道の下を通ることも出来ないはずです。
しかしリニア工事の留意点で「土被りが最大約 90 m」という数値が出ていますので既に折り込み済みなのかも知れませんが。
『同社は大深度地下使用に関する認可申請に向け、現地調査(井戸、地質調査など)や関係者との調整作業を進めている。認可申請の時期は未定だが、シールド機の製作期間などを考慮し、先行して工事を発注することにした。』
・・・との事です。こういう情報は記者会見で話される以外にはJR東海が発表する記事には書かれていないことが常ですので記録しておきます。
両工区とも大深度地下区間を大断面のシールド機で長距離掘進する工事で、高度な施工技術が求められる。トンネル外径は約14メートル。最大土かぶりは北品川工区が約90メートル、坂下西工区が約100メートルに達する。
本線部のトンネルでは、第一首都圏(延長約36・9キロ)が最長、第一中京圏(同約34・2キロ)が2番目の長さとなる。工事実施に当たり、同社は大深度地下使用に関する認可申請に向け、現地調査(井戸、地質調査など)や関係者との調整作業を進めている。認可申請の時期は未定だが、シールド機の製作期間などを考慮し、先行して工事を発注することにした。
これまで各工区でシールド機の発進・到達立坑となる非常口の建設工事を順次発注している。北品川工区については、北品川非常口が発進立坑となり、品川駅方面と等々力非常口方面(途中の東雪谷非常口は通過)の2方向に掘削する。
坂下西工区では坂下非常口からシールド機を発進させ、勝川非常口に到達させる計画。途中にある神領非常口については発注手続き前のため、通過または発進・到達立坑にするかは非公表としている。