またまたNHKの誤報記事です。
富士川町は、リニア中央新幹線の騒音対策として「防音フード」の設置を希望するか住民に問う意向調査を実施するため、今月末(2017年11月末)に開かれる臨時議会に調査費用を盛り込んだ予算案を提出する方針です。
リニア中央新幹線の計画ルートにあたる富士川町では、高さ20メートル以上の高架橋が2.6キロにわたって住宅街などを横切る計画です。
町は、ことし(2017年)9月、騒音対策として軌道をコンクリートで覆う「防音フード」の設置の是非を問う住民投票を行う方針を固め条例案を議会に提出しましたが、投票結果が禍根を残すなどという理由から、「別の方法で意見を聞くべきだ」として全会一致で否決されました。
このため富士川町は意向調査という形で住民の考えを聞くことにし、114万円の調査費用を盛り込んだ予算案を今月(2017年11月)30日の臨時議会に提出する方針です。
町の案では、計画ルートの中心から両側400メートル以内の18歳以上の住民や法人の代表などおよそ2700人に調査用紙を郵送し、防音フードの設置を希望するか、しないか、回答してもらうということです。
富士川町は予算案が可決されれば、来年(2018年)2月から調査用紙を発送することにしています。
リニア中央新幹線の計画ルートにあたる富士川町では、高さ20メートル以上の高架橋が2.6キロにわたって住宅街などを横切る計画です。
町は、ことし(2017年)9月、騒音対策として軌道をコンクリートで覆う「防音フード」の設置の是非を問う住民投票を行う方針を固め条例案を議会に提出しましたが、投票結果が禍根を残すなどという理由から、「別の方法で意見を聞くべきだ」として全会一致で否決されました。
このため富士川町は意向調査という形で住民の考えを聞くことにし、114万円の調査費用を盛り込んだ予算案を今月(2017年11月)30日の臨時議会に提出する方針です。
町の案では、計画ルートの中心から両側400メートル以内の18歳以上の住民や法人の代表などおよそ2700人に調査用紙を郵送し、防音フードの設置を希望するか、しないか、回答してもらうということです。
富士川町は予算案が可決されれば、来年(2018年)2月から調査用紙を発送することにしています。
NHK甲府放送局は取材した結果として、騒音対策として軌道をコンクリートで覆う「防音フード」 だと理解しているようですが、JR東海の公式名称は「防音・防災フード」なのです。騒音は災害であると認識しているJR東海だから「防音・防災フード」と名付けているのか、それとも騒音とは別な「災害」を想定する名称なら、その災害とは如何なるものか、突っ込んで取材するのがジャーナリズムの仕事じゃないかと私は思います。
もし富士川町行政自体が住民には「防音フード」と説明して意向調査をしようとしているなら、それこそが間違いであり問題だと指摘するのもジャーナリズムの仕事でしょう。
この情報は2017年11月25日付けの山梨日日新聞が 「リニアフード設置是非問う 沿線住民の意向調査」 として報じていました。この記事では「防音防災フード」と記されていました。
私は2017年09月08日記事 山梨県富士川町9月議会、リニア防音で住民投票条例案提出 でNHKの呼称「防音フード」は間違いだと書いておきましたが、一般人のブログなど見ることは無くても、NHK甲府は地元紙の山梨日日新聞情報はマークはしているでしょう。それでも敢えて「防音フード」としか書かないのは山梨県庁主導 「リニアの見える化」 への「忖度」であろうと私は考えるのです。
◇ 「リニア防音フード」で住民意向調査へ(山梨県)(2017/11/30 19:19 山梨放送)
リニア中央新幹線の防音・防災フードの設置をめぐり富士川町が住民の意向調査を行うことになった。
町は来年(2018年)3月までに沿線住民の意見をまとめJR東海に要望していくとしている
。 意向調査にかかる費用は約115万円で、(2017年11月)30日に開かれた臨時町議会で可決された。
町によると調査はアンケート形式で住民や事業所、沿線地域で耕作している農家など18歳以上を対象に防音フードの設置を希望するかしないかの二者択一で考えを聞く。
リニア中央新幹線へのフードの設置を巡っては町が9月議会に住民投票条例を提出したが住民への周知が足りないなどとして議会に否決された経緯があった。
町は、来年2月にアンケートを配布し3月までに結果を取りまとめる考えだ。
リニア中央新幹線の防音・防災フードの設置をめぐり富士川町が住民の意向調査を行うことになった。
町は来年(2018年)3月までに沿線住民の意見をまとめJR東海に要望していくとしている
。 意向調査にかかる費用は約115万円で、(2017年11月)30日に開かれた臨時町議会で可決された。
町によると調査はアンケート形式で住民や事業所、沿線地域で耕作している農家など18歳以上を対象に防音フードの設置を希望するかしないかの二者択一で考えを聞く。
リニア中央新幹線へのフードの設置を巡っては町が9月議会に住民投票条例を提出したが住民への周知が足りないなどとして議会に否決された経緯があった。
町は、来年2月にアンケートを配布し3月までに結果を取りまとめる考えだ。
◇ 富士川町が「リニア防音」住民意向調査 来年2月、2700人対象(産経新聞山梨版 2017.12.2 07:04)
富士川町の志村学町長は1日の会見で、町内でJR東海が建設するリニア中央新幹線のトンネルを除く「明かり区間」(約2・6キロ)について、沿線住民に「防音防災フード」の設置要請に関する意向調査を行うと発表した。志村町長は当初、住民投票を実施する方針で、9月議会に住民投票条例案を提出したが、「住民に禍根を残す」などと慎重論が相次ぎ、議会は全会一致で否決した。
意向調査はこれに代わるもの。JR東海は環境影響評価書で、明かり区間のうち民家が多い小林地区周辺などをフードで覆い、その他は防音壁を設置することを想定している。
町は意向調査の対象者を、軌道から左右400メートル以内の住民や法人代表など計約2700人としている。2月に調査票を郵送。結果を3月末にも公開し、JR東海に伝える。
意向調査は、明かり区間を3つのブロックに分け、フード設置を「希望する」「希望しない」の二者択一で尋ねる。結果はブロックごとに集計する。志村町長は意向調査について「禍根を残さないより良い方法だと思う」と述べた。
富士川町の志村学町長は1日の会見で、町内でJR東海が建設するリニア中央新幹線のトンネルを除く「明かり区間」(約2・6キロ)について、沿線住民に「防音防災フード」の設置要請に関する意向調査を行うと発表した。志村町長は当初、住民投票を実施する方針で、9月議会に住民投票条例案を提出したが、「住民に禍根を残す」などと慎重論が相次ぎ、議会は全会一致で否決した。
意向調査はこれに代わるもの。JR東海は環境影響評価書で、明かり区間のうち民家が多い小林地区周辺などをフードで覆い、その他は防音壁を設置することを想定している。
町は意向調査の対象者を、軌道から左右400メートル以内の住民や法人代表など計約2700人としている。2月に調査票を郵送。結果を3月末にも公開し、JR東海に伝える。
意向調査は、明かり区間を3つのブロックに分け、フード設置を「希望する」「希望しない」の二者択一で尋ねる。結果はブロックごとに集計する。志村町長は意向調査について「禍根を残さないより良い方法だと思う」と述べた。
富士川町「町長の部屋」ページに記者会見記録は掲載されていません。