◇ リニア残土、春日井分を受け入れ 多治見市検討(中日新聞岐阜県版 2017年12月6日)
リニア中央新幹線の工事を巡り、多治見市が愛知県春日井市での掘削工事で出る残土の受け入れを検討していることが分かった。市側によると(2017年)4月にJR東海の打診を受け、検討に着手した。受け入れる場合は、来年(2018年)2月以降に確定するとしている。
多治見市は以前から、リニア中央新幹線の工事残土の受け入れ候補地に上がり、市内の山林など二カ所が有力とされていた。リニアのルートは県内では中津川市や瑞浪市を通り、隣接の愛知県側では春日井市を通ることになっており、リニア建設では残土の処理も課題となっている。
多治見市搬入の可能性があるのは、春日井市内で大深度地下のリニア本線まで斜めに掘り進められる「西尾(さいお)非常口」(延長800メートル)の建設残土で、土砂の総量や多治見市がどれだけの量を受け入れることになるのかといった点は未定という。
多治見市は庁内での検討で、仮に受け入れる場合はどういったスケジュールになるのかといった点を概略でまとめており、今月(2017年12月)22日の全員協議会で市議会側に説明する方針だ。さらに、来年(2018年)2月をめどに開催される市の環境審議会でも関係者への意見照会を行った上で、JR側に回答するとみられている。
◇
リニア残土の多治見受け入れを巡り、地元の市民団体「多治見を放射能から守ろう!市民の会」は(2017年12月)4日、古川雅典多治見市長あてに質問書を提出した。
処理を検討するに至った経緯や残土による水質汚染対策などを明らかにするよう求め「春日井市の残土は春日井市で処分するのが当然。相当の理由がなければ認められない」と主張している。
同会の井上敏夫代表=多治見市幸町=は「きちんと説明し、事実を公にすべきだ」と話した。
(斎藤航輝)
リニア中央新幹線の工事を巡り、多治見市が愛知県春日井市での掘削工事で出る残土の受け入れを検討していることが分かった。市側によると(2017年)4月にJR東海の打診を受け、検討に着手した。受け入れる場合は、来年(2018年)2月以降に確定するとしている。
多治見市は以前から、リニア中央新幹線の工事残土の受け入れ候補地に上がり、市内の山林など二カ所が有力とされていた。リニアのルートは県内では中津川市や瑞浪市を通り、隣接の愛知県側では春日井市を通ることになっており、リニア建設では残土の処理も課題となっている。
多治見市搬入の可能性があるのは、春日井市内で大深度地下のリニア本線まで斜めに掘り進められる「西尾(さいお)非常口」(延長800メートル)の建設残土で、土砂の総量や多治見市がどれだけの量を受け入れることになるのかといった点は未定という。
多治見市は庁内での検討で、仮に受け入れる場合はどういったスケジュールになるのかといった点を概略でまとめており、今月(2017年12月)22日の全員協議会で市議会側に説明する方針だ。さらに、来年(2018年)2月をめどに開催される市の環境審議会でも関係者への意見照会を行った上で、JR側に回答するとみられている。
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リニア残土の多治見受け入れを巡り、地元の市民団体「多治見を放射能から守ろう!市民の会」は(2017年12月)4日、古川雅典多治見市長あてに質問書を提出した。
処理を検討するに至った経緯や残土による水質汚染対策などを明らかにするよう求め「春日井市の残土は春日井市で処分するのが当然。相当の理由がなければ認められない」と主張している。
同会の井上敏夫代表=多治見市幸町=は「きちんと説明し、事実を公にすべきだ」と話した。
(斎藤航輝)
2017年09月05日 愛知県第一中京圏トンネル(西尾工区)工事は大成建設・日本国土開発・JR東海建設JV
JR東海・岐阜県−場所ごとの環境保全の計画、西尾工区については未掲載です。
◇ 愛知県春日井市ホームページ
◇ 岐阜県多治見市ホームページ
【委細不明なので引き続き情報を確認します】