2017年06月26日

リニア新幹線工事でダンプ街道と化した長野県大鹿村、山梨県では問題無し

リニア、山梨県で南アルプストンネルの掘削が始まる。ということは、掘り出された残土はどこに行くのか?早川町住民に尋ねてみた(2018/03/20 樫田秀樹さんの記事)から引用しておきます、知らぬは山梨県庁のみ?
『リニア関係のダンプカーすごいです。10kmほど車で走ると10台すれ違います。 2年後のピーク時はこの4倍になると思うとぞっとします。私の職場前をダムの砂利 運搬ダンプも走っているので、その数を加えると約20台、県道のあちこちアスファ ルトはひびだらけ穴だらけです。』

ジャーナリストの樫田秀樹さんが「ストップ・リニア!訴訟」2017年6月23日東京地裁の審理を傍聴され、その後の集会にも参加された記録を6月26日に公開されました。
「ストップ・リニア!訴訟」第5回口頭弁論。被告の国は、「一連の手続きで瑕疵があれば事業認可は違法になる」との見解は認めたが…
裁判後の記者会見で大鹿村の原告の方が話されたことが報告されていましたので引用しておきます・・・

[釜沢から村の中心部に行くために朝の8時に出勤する人たちがいるんです。でも、もうその時間で、向こうからガンガン、ダンプやトラックがやってくる。本日も28台のダンプが連なっていましたが、JR東海は『地元の人を優先して通す』と約束していたのに、全然道を譲ってくれません。僕たちは苦しい。でもJR東海は『理解してください』と言うだけですが、それは僕には『我慢してください』にしか聞こえないんです」

JR東海の環境影響評価によれば、大鹿村では一日最大で1736台のダンプ通行とされていますが、現在は非常口(南アルプス・トンネル掘削の入口)の工事。トンネル掘削が始まれば 往復1736台/日、下に引用した長野工区の工事概要によると「発生土運搬 8時00分〜18時00分」、1時間に片道60台〜90台と思います。

山梨県内で現在は早川町での工事だけですが、既存の発生土(残土)置き場は満杯で新規に置き場を増やしていく状況にある事は報じられています。早川町全域で片道465台(往復930台)/日との計画が出ていましたが、ダンプ街道とはならずに地域の生活環境にも何も問題が無いようです。
私は現地を全く知りませんのでネット情報からの推測ですが、早川町には何も問題なしと思うのは東京品川区との交流事業には変化が無いからです。
◇ 品川区公式サイト・山梨県早川町との交流(更新日:2017年3月31日) 内容に以前と変化はありません。
2017年4月には山梨県議会リニア研究会の皆さんが早川町を視察されていますが、何か問題提起されたという報道もありませんでした。視察議員諸氏からの発信は未確認ですが、何かあれば記者に語り記事になったでしょう。

【参照・中央新幹線南アルプストンネル新設(長野工区)工事における環境保全について(2016.10.24)】
2-6  工事用車両の運行
・大鹿村内における工事の実施にあたり、大鹿村外との車両の運行ルートとして使用する県道59号(松川インター大鹿線)の一部が狭隘なことから、県道59号の改良工事を長野県と連携して実施することとし、本工事に先立ち着手している。
・本工事における発生土の村外への本格的な運搬は県道59号の改良後に行うこととし、その間は、2-5 発生土置き場の計画(候補地含む)」に示す大鹿村内の発生土置き場(候補地 )及び仮置き場に運搬する。
また、村外への本格的な運搬開始後も、仮置き場をストックヤードとして用いることにより、発生集中交通量の平準化によるピーク値の低減を図る。
さらに、最終的な発生土置き場を一部大鹿村内に置くことによる村外への運搬量の低減を図る。
本工事で想定される工事用車両の台数を図 2-13 に示す。(なお、 図 2-13 には本書の対象工事(除山、釜沢、小渋川の各非常口からのトンネル掘削工 事)に加えて、2年目以降に着手を予定している別工事(青木川非常口からのトンネル掘削工事)の工事用車両の台数も含まれている。)
大鹿村・工事車両の運行

山梨県の街づくり、地域活性化事業にリニア中央新幹線がどのように寄与するか、それを県民に、地域の方々に明確に知らしむ為には、既に始まっている工事・諸事業の進捗状況も丁寧に説明を続けるのが大切だと思います。
早川町工事でなんら問題が出ていない事から見ても山梨県の行政能力は素晴らしいと誇れる記事になるでしょう。
裁判官がどう言おうと、全国民に向けてリニア事業に問題無しとの発信が山梨県の大切なお役目ではありませんか?

posted by ict工夫 at 18:10| 発生土(残土)