2018年06月23日

飯田市議会リニア特別委が市の住民対応について要望書を提出

リニア「丁寧な住民対応を」 飯田市会特別委(信濃毎日新聞 2018年6月22日)

 飯田市議会リニア推進特別委員会(8人)は(2018年6月)21日、リニア中央新幹線の関連整備事業に伴う移転といった住民不安が解消されない状態が続いているとし、要望書を市に提出することを決めた。特別委が市に要望書を提出するのは初めて。地域住民への丁寧な対応など4項目を約束するよう求める。

 県内駅などリニア関連整備事業が集中する地域の一つ、同市座光寺地区の湯沢啓次議員が同日の委員会で動議を出した。湯沢議員は「住民に伝えるべき情報の不足などから、将来の生活設計や移転に対する不安が一向に払拭されない」と主張。「こうした状況の解決なしにリニア事業は進まないということを強く認識し、具体的な対応を早急に約束してもらいたい」と訴えた。

 湯沢議員や井坪隆委員長によると、要望書では、移転を迫られる住民それぞれの事情に沿った支援のため、市職員の担当制を検討することや、全庁的な連携体制の構築などを求める考え。住民説明会での情報の伝え方も見直すよう求める。(2018年6月)26日に市側に提出する予定。

飯田市議会議員委員会別名簿 には「リニア推進特別委員会」の設置当初からメンバーも記載されています。
 井坪 隆(委員長)、竹村圭史(副委員長)、岡田倫英、塚平一成、湯澤啓次、後藤荘一、新井信一郎、村松まり子 の8名と、オブザーバーとして議員2名、永井一英、清水 勇(以上 敬称略)
リニア推進特別委員会・会議録 もあります。
こういう議会情報を明確に知らせていることは当り前だと思いますが、当り前では無い自治体もあるのです。人はさまざま、地域もさまざまです。
信濃毎日新聞記事で良いきっかけを頂きましたので、以前から考えていた事ですが、リニア中央新幹線沿線地域自治体議会の活動状況を整理しておくつもりです。2019年は統一地方選挙が行なわれる年です。

リニア住民対応改善求める 飯田市会特別委が市に要望(信濃毎日新聞 2018年6月27日)

 飯田市議会リニア推進特別委員会(8人)は(2018年6月)26日、リニア中央新幹線関連の整備事業について、住民対応の改善などを求める要望書を市リニア推進部に提出した。市内に建設されるリニア駅の周辺整備に伴う移転などで不安を抱える住民への説明不足や、住民との信頼関係の欠如を指摘。同部の北沢武人部長は「大変に重く受け止める」と応じた。
 要望書は「(整備事業の)影響を受ける住民との信頼関係の構築こそが最も重要であることを肝に銘じて取り組むこと」を求めた。住民相談に応じるために市が設けた現地事務所の対応に不満が出ていることから、迅速で分かりやすい説明が必要とも指摘した。
 特別委側は、住民が各世帯の移転時期や移転可能な場所など、生活の将来設計に関わる情報を知りたいと考えているのに対し、市が住民説明会でリニア駅の周辺整備方針を示すなど、かみ合っていない点を問題視。説明会の進め方を見直すことや、地権者などとの十分な話し合いの場を設けることも求めた。
 市役所で井坪隆委員長から要望書を受け取った北沢部長は「地元地域への対応に誤りがないよう取り組む」と述べた。要望に対する具体的な対応は、7月中旬までに同委員会に回答するとした。
posted by ict工夫 at 23:29| 政治・社会