山梨県立リニア見学センターのFacebook記事 が次のような解説とともに掲載していた画像です。
リニア館2階【リニアのしくみ】コーナーでは、リニアが浮く、すすむ、曲がるしくみを解説しています!
実際に装置を動かしてそれぞれのしくみを見て頂くこちらのコーナーは、自由研究の題材にもピッタリ!
自由研究のテーマがまだ決まっていない皆さん、「リニア」を自由研究で取り上げてみませんか?
2018年8月11日(祝日・山の日)であり、月遅れお盆休みが始まり子供たちは夏休みですから、山梨県立リニア見学センター(山梨リニア・ミュージアム)は書入れ時でしょう。
しかし「電気(電流)が生みだす磁力で浮上する」リニアモーターカーの原理を、例えこの一か所であっても 「電気を使わずリニアは浮上する」 と伝えてしまってよいものでしょうか。子供たちが夏休みの宿題にこれを書いて減点されたら可哀そうです。
ちなみに「リニアで変わるやまなしの姿」とその「解説編」には浮上原理については書かれていません。

「リニアで変わるやまなしの姿」は冊子印刷版としては山梨県内では小中高の全生徒などに無償配付されました。
インターネット掲載はリニア環境未来都市推進室のページ が案内しています。ここでは「マンガ」は電子書籍としての公開です。
山梨県広報誌「ふれあい」特集号 では「マンガ」を分割して連載しています。これまでの3回は以下の通りです。(全てPDFファイル)
1.ふれあい vol.55(平成30年1月1日発行)
2.ふれあい vol.56(平成30年4月1日発行)
3.ふれあい vol.57(平成30年7月1日発行)
3回までに「リニアで変わるやまなしの姿」冊子版本文19ページのうち、9ページ分がPDF掲載されました。
第4回は2018年10月1日発行の「ふれあい」に掲載される予定です。9月半ばにはアップロードされるでしょう。
私はこの記事を書きながら感じました。
山梨県立リニア見学センターがこんなズサンなPRをしてしまう状況は、山梨県政のリニア事業推進体制が部門間での連携も無いことを示しているとも思います。
彼等はリニアの技術やそれを適用する実験線の建設から学ぶことなく、それが営業線建設に至った事について、これまで経験を重ねている箱物や道路の建設と同程度にしか考えていないのかも知れないとすら感じます。
これまでと違う部分を学ぶための実験線だったが、その学習記録は何処にも無く、リニア中央新幹線となった時、地域行政として本来発揮されるべき地域活性化計画はコンサル企業に任せてしまったかのようです。それは「リニアで変わるやまなしの姿」を一読すればハッキリ見えています。