2018年09月09日

ボーリング調査孔の跡がもたらす環境影響の実例と対策

東京外環道大深度地下工事で発生した事案に関する事業者からの広報記事の一部を引用した図です。
2015年02月01日、大深度法と東京外環道・リニア中央新幹線に関する院内集会 2月3日、この案内記事を書いた時に関係サイトを確認してリンク集を残してありますので、ここでは3点のみ記載します。
東京外かく環状国道事務所(国土交通省)
東京外環プロジェクト(事業者の公式サイト)
外環ネット最新ニュース(市民サイドのネット発信)

問題の状況は「外環ネット最新ニュース」をご参照ください。「外環道 野川」で検索すれば記事は多数ヒットします。衆議院 2018年7月30日提出・東京外かく環状道路に関する質問主意書 に答弁もあります。
下図は「東京外環プロジェクト」の 2018/08/29 【お知らせ】東名JCT周辺の野川の気泡等について から「調査結果(気泡漏出及び地下水流出推定メカニズム)」PDFファイルを画像として引用したものです。

東京外環プロジェクト
○気泡漏出・地下水流出の状況
 ①野川気泡漏出の状況
  5/15から発生した気泡漏出については、その付近に過去のボーリング調査孔が存在していることを確認しました。
 ②工事ヤード内地下水流出の状況
  6/28に発生した地下水流出箇所において流出孔が確認され地盤を掘削し流出孔の状態を確認したところ、直径12cmの人工的と思われる孔が約5.5mの深さ以上で存在していることを確認しました。
○気泡漏出・地下水流出の推定メカニズム
 地下のシールド工事の掘進時に用いる空気のごく一部が北多摩層まで到達している人工的な孔の隙間を 通って上昇して、河川では気泡として漏出し、また、工事ヤード内では土砂で閉塞されていた人工的な孔 の下部に漏出した空気が集まり、圧力が上昇し地下水とともに地上に流出したものと考えられることを有 識者に確認しています。

「過去のボーリング調査孔が存在」、「北多摩層まで到達している人工的な孔の隙間を通って・・」の記述からリニア中央新幹線事業でもボーリング調査が行なわれている事を思い出しましたので、今回の記事にしました。
リニア中央新幹線事業では東京、愛知で大深度地下使用認可を前提として既に品川駅、名古屋駅、非常口工事は進行中です。大深度地下予定地ではボーリング調査が行なわれているかも知れません。
外環道で発生した事案については原因・対策の情報が共有されてリニア中央新幹線工事では発生しない手だてが講じられると思います。

しかし、2018/08/29【お知らせ】には以下の記載のみで、自然に終息したのか、なにか対策を施したのかは不明です。それが国民に周知されねば本当の安全・安心にはほど遠いのです。これはどの組織の誰が為すべき仕事でしょうか。

・5/15頃より、大正橋の下流で気泡を確認しております。現在は発生量が減少しております。
・6/25頃より、大正橋の上流で気泡を確認しております。
・5/14、5/31 、6/15、6/19に、遊歩道に設置された観測井戸で地下水が流出しましたが、その後、流出はおさまっております。
・6/28の午後4時頃、工事ヤード内において、地下水が流出しましたが、その後、流出はおさまっております。
posted by ictkofu at 06:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 工事
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