長野県(リニア整備推進局)プレスリリース平成31年(2019年)2月4日 知事とJR東海社長とのトップ会談を行います
平成31_2019年2月15日(金) 16:30〜17:30(予定)
JR東海品川ビル内(東京都港区港南二丁目1番85)
関係する市町村長はじめ地域の皆様のご意見・ご要望等を踏まえ、リニア中央新幹線の整備推進に伴う諸課題への対応等について、意見交換、情報交換を行います。

確認できたメディア報道を記録しました。(2019年2月16日)
◇ 長野知事、リニア工事残土でJR東海社長に要請(日本経済新聞 北関東・信越 2019/2/15 22:00)
阿部知事はリニア工事による環境保全対策で、水資源の保全も要望した。金子社長は地域と協議した上で生活に支障が出ないように対応していく意向を示したという。
阿部知事とJR東海社長の定例会談は2017年1月に始まってから4回目で、2018年4月に金子社長が就任してからは初めて。阿部知事は会談の冒頭で「金子社長ともコミュニケーションをとっていきたい」と語った。
◇ リニア工事で環境配慮求める 阿部知事とJR東海社長、4回目トップ会談(信濃毎日新聞 2019年2月16日)
知事と同社社長の「トップ会談」は4回目で、昨年4月に就任した金子社長とは初めて。会談は冒頭のみ公開された。阿部知事は「伊那谷ではリニア整備による観光への影響を懸念する地域がある。地域、観光振興に積極的に協力いただきたい」と述べ、金子社長は「これから工事が本格化する。安全や環境の問題、地域との連携について勉強を深めて進めたい」と応じた。
県側は、用地確保が難航している残土置き場問題について処理場所の早期確定と安全な運搬ルート設定も要望。阿部知事は会談後、「さまざまな課題や懸念があり、社長に地域の声をしっかり伝えていきたい」と話した。
◇ 阿部知事とJR金子社長がトップ会談(南信州新聞 2019年2月16日)
昨年(2018年)3月以来4回目で、金子社長の就任後は初めて。冒頭以外非公開で行い、終了後に知事が取材に応じた。
阿部知事によると、知事は
▽残土置き場の早期確保
▽工事用車両の安全運行
▽防音防災フード設置
▽地域との連携強化 ―の主に4点を要望した。
大鹿村内で発生する土の大半を受け入れる方向だった松川町の2候補地が取り下げになり、飯伊から発生する残土では795万立方メートルのうち、およそ6割の行方が未定になっている。
知事は「できるだけ早く(処分地を)確定させてほしい」と要請し、金子社長は「一生懸命に取り組んでいきたい」と応じたという。
JRは県内の約20カ所で地権者らと調整しているが、処分地として確定しているのは大鹿村内の3カ所にとどまっている。
県は市町村などに新たな候補地の情報提供を求めているが、JR側は、まずは進行中の約20カ所について協議を前進させる考えを示したという。
知事はまた、工事用車両の運行について、柔軟なルート設定や一方通行を取り入れるなどの工夫で、住民生活への影響を低減するよう要望。飯田市座光寺地区が地上区間への設置を求めている防音防災フードは、早期に方針を示すよう求めた。
JR側はフードについて、全体の路線で検討するとの回答をしたという。
冒頭のやりとりで金子社長は、(2019年)1月に飯田市内で開いた同社副社長と市町村長の意見交換に触れて「当面の課題について認識を深めることができた」と強調。南アルプスや伊那山地、中央アの各工区でこれから工事が本格化するとし、「地域としっかり連携を深めながら進めたい」と述べた。
知事は「引き続き地域の思いに寄り添った対応を」と要望。伊那谷の地域振興や観光振興にも、「方向性を共有して積極協力を」と求めた。
2016年11月の南アトンネル長野工区の起工式で知事が打診し、以降2017年に2回、昨年(2018年)に1回開いている。
長野県知事とJR東海社長とのトップ会談は柘植社長とは2017年1月に始まってから3回、金子社長とは初会談ですが通算4回目になります。
JR東海との懇談・意見交換について
長野県庁の記録ページには「知事とJR東海社長との懇談」と「関係市町村とJR東海との意見交換」が記録されています。
◇ 2017年1月23日 知事会見(平成29年_2017年1月13日)で会見予定を発表【会談会場は長野県東京事務所】
リニアめぐり知事とJR東海社長会談(2017年1月24日の南信州新聞が報じています)
◇ 2017年5月26日 知事とJR東海・柘植社長との懇談(概要)(PDFファイル 長野県建設部リニア整備推進局)【会談会場はJR東海本社・名古屋市】
阿部知事とJR社長がトップ会談(2017年5月27日 南信州新聞)
◇ 2018年3月12日 知事とJR東海・柘植社長との会談(概要)(PDFファイル 長野県建設部リニア整備推進局)【会談会場は長野県庁特別応接室】
長野県知事はJR東海との定例会見で停車本数毎時1本以上と防音対策などを要請(2018年03月15日 このブログ記事です)
2017年1月23日(第1回)の会談記録は無いようですが、新聞報道が確認できました。
長野県建設部リニア整備推進局は「関係市町村とJR東海との意見交換」も記録公開しています。これらの記録は整理して私のリニア中央新幹線情報サイトにも掲載させていただくつもりです。
(高速交通網の整備)
リニア中央新幹線の開業効果が最大化するよう、リニアバレー構想の推進に一層力を入れるとともに、具体的なまちづくりにも取り組んでまいります。昨年12月、国のスーパー・メガリージョン構想検討会において、中間駅周辺での民間投資を促進するための制度や、政府機関や企業の研究拠点などの移転促進を国に提案いたしたところですが、今後、関係市町村等とともに具体的なまちづくりの構想を取りまとめたいと考えております。
(環境負荷の低減)
中央アルプス県立公園については、今後、リニア中央新幹線の開業に伴い、観光客が更に増加することが見込まれる中、人の活動による影響を受けやすい希少な自然環境の厳正な保護と、公園の適正な利用との両立がますます重要になっていることから、国定公園化を推進してまいります。今後、「特別保護地区」の設定を含む規制計画や、施設の整備等を盛り込んだ国定公園計画案を作成し、できるだけ早く環境大臣に対する申出を行いたいと考えております。