2019年03月26日

飯田市がリニア推進ロードマップを修正(報道記録)

リニア関連 飯田市が推進ロードマップを修正(2019年03月20日 新建ニュース 中南信版)

 飯田市は、リニア中央新幹線の本体工事と関連事業のスケジュールや工程表をまとめた「リニア推進ロードマップ」を(2019年)3月18日に開いた市議会リニア推進特別委員会で説明した。工事関連の工程表は、進ちょくや検討状況を踏まえ、内容を最新の状態に修正・変更した。
 工程表によると、リニア本体工事関連は、中央アルプストンネル(松川)が2020年度以降の掘削工事を予定。風越山トンネルは、黒田工区が2019年度中、土曽川工区が20年度以降の準備工事になる見通し。発生土置き場は、下久堅が2019年度中、龍江が2020年度以降の準備工事に着手する。
 代替地整備は、丹保北条地区が地元協議を進め、2019年度夏ごろに整備計画の公表、売却単価の提示をする。並行して道路用地と造成当地の取得を行う。道路工事は2019年度春、造成工事は秋ごろからの工事着手となる。両工事とも第1工区の完成が2020年度秋ごろ、第2工区の完成が2020年度末を予定している。
 唐沢宮ノ前地区は2019年度から道路・造成用地の取得を進める予定で、同年冬ごろに整備計画と売却単価を提示する。道路工事は2019年度内、造成工事は2020年度の着手を目指す。
 駅周辺整備の基本設計は当初予定から遅れており、2019年度秋ごろになる見通し。

参考ページは以下です・・・
リニア推進ロードマップ
『2013(平成25)年4月に策定しました「リニア推進ロードマップ」を2017(平成29)年度からスタートした「いいだ未来デザイン2028」(飯田市総合計画)の策定、また国・県の動きや計画等を踏まえ、見直しました。』
飯田市議会リニア推進特別委員会

ロードマップに記載された「リニア本体工事関連」は飯田下伊那地域のみを描いています。それは予定通りに進むかも知れません。しかしリニア中央新幹線事業は沿線の何処で遅れても全体に影響します。長野県、飯田市では沿線各地の進捗状況を把握しつつ地域事業の進行タイミングを計る必要があるはずです。この点が事業計画の中でどのように考慮されているかは会議録などから確認するつもりです。
リニア中央新幹線の乗客が飯田市駅に初めて降り立つのは2027年よりずっと後になると思っていますが、2027年開通予定をベースとした地域活性化計画については学んでおきたいと思っています。

posted by ict工夫 at 12:35| 地域活性化