2019年09月06日

2019年9月5日の愛知県・静岡県知事会談の結果(報道記録)

◇ 2019年09月06日 10:56〜11:12 国土交通省会見室 石井啓一大臣 会見要旨

(問)リニア中央新幹線の関係で1点伺います。 昨日ですが、静岡県知事と愛知県知事が会談しまして、大井川の流量減少問題に関して、JRと静岡県との意見調整に関して、国に更に調整を求めていくという考えで一致しました。
これを受けて国土交通省の対応を今後どうされていくお考えでしょうか。

(答)昨日、静岡県知事と愛知県知事が会談されたことは承知しておりますけれども、会談は御二人の間だけで行ったと聞いておりまして、その中身については承知していないところであります。
 リニアの静岡工区の件につきましては、まずは科学的知見等に基づきながら検討が進められることが重要でありまして、国土交通省といたしましては、先月行われました意見交換会の出席などを含めまして、こういった科学的知見に基づく検討が円滑かつ迅速に進められるよう環境整備等に努めてまいりたいと考えています。
◇ 2019年09月06日 11時57分 リニア開業へ側面支援=菅官房長官(時事ドットコム)
 菅義偉官房長官は6日の記者会見で、静岡県がリニア中央新幹線の静岡工区の着工を認めず、2027年の開業を危ぶむ声が出ていることに関し、「開業予定に影響が及ばないよう国土交通省として必要な調整を行っていく」と述べ、同県とJR東海の協議を政府として側面支援する姿勢を示した。

やっと政府が動き出した。国土交通省だけの問題では無いことが明確になると共に国会審議も繰り返され、リニア中央新幹線事業の実相が国民にも理解されて来る、時の政府は抜き差しならない立場に追い込まれていくでしょう。

官房長官の定例記者会見(首相官邸)

◇ 2019年9月5日 リニア未着工で愛知・静岡知事会談、平行線に終わる(毎日新聞)

 リニア中央新幹線の静岡県内の工区が未着工となっている問題で、愛知県の大村秀章知事と静岡県の川勝平太知事が(2019年9月)5日、名古屋市中区の愛知県公館で会談した。予定通りの2027年開業を主張する大村知事は「開業時期の延期は容認できない」と述べる一方、着工を認めていない川勝知事は27年開業を「現実的ではない」とし、平行線に終わった。
【中略】
 川勝知事は、トンネル掘削によって静岡県内を流れる大井川の水量が減少することなどを懸念しており、同県はJR東海や国土交通省などと協議している。この日も「トンネルを掘れば何が出るかわからない。多くの静岡県民は心配している」などと主張した。
 一方、「リニア中央新幹線建設促進期成同盟会」会長の大村知事はこれまで「静岡県は科学的論拠にのっとってJRと協議すべきだ」としていた。
(大村知事は)会談後、「水の問題まで一事業者のJRに任せるのは酷」などと述べ、国交省に対し、利水問題や環境保全まで含めた調整を強く求める姿勢を示した。
 面談は非公開で、予定より10分長い約40分間行われた。大村知事は「国の積極的な関与を求めるという点では合意できた」と総括。川勝知事も「川勝がJRとけんかをしているという誤解は解けた」と話した。【竹田直人】

愛知県の大村知事が国の関与を求め、国土交通省に調整を求めると報じていますが、その通りなら知事の考えは間違えです。誰でも分かること、事業認可をしたのは国土交通大臣ですから、もし調整に乗り出すなら「ストップ・リニア!訴訟」の被告である国土交通省、大臣に対して東京地裁は直ちに有罪判決を下すでしょう、自白したようなものですから。
2011年5月の事業決定当時は民主党政権(前原誠司大臣)でしたが、環境影響評価準備書、評価書、着工認可のプロセスは自民党政権(公明党の太田昭宏大臣、石井啓一大臣)です。そして3兆円財政投融資の正当性も問われることになりかねません。
2027年度開通とは2026年度には全線工事完了して、1年間春夏秋冬のテスト走行期間が必要なのです。東京・神奈川の大深度地下工事、山梨、長野の南アルプストンネル工事本体はこれからです。環境影響評価書通りには進まない、何が起るか予測不能な状況だと大井川問題が示しています。
長野から岐阜に入ればウラン鉱床問題が待ち構えている。春日井市から名古屋駅までの大深度地下工事も実態は分からない、愛知県庁の足元、名城非常口の地下水問題はどのように解決されているでしょうか。
「あいちトリエンナーレ2019 情の時代」、この芸術祭のテーマ「情の時代」は 「情報によってあおられた"感情"に翻弄された人々が世界中で分断を起こしている」 との視点から決められたのです。

◇ 2019.09.05 リニア問題、膠着状態なお 川勝・大村会談は平行線に(日本経済新聞)
 今後の協議について「鉄道事業者が水問題全部をやるのはなかなか難しい、国が責任もってやっていく話だ」とする大村知事の主張に対し、川勝知事は「もしもの時は補償の問題も考えないといけない。国の関与については意見が一致した」とし、国の関与の強化を求めていく点では足並みがそろったという。

◇ 2019.09.05 川勝知事VS大村知事 リニア問題めぐり直接会談(静岡放送−Yahoo!ニュース掲載)
【Yahoo!配信ニュースでは読者コメントが入ります、この記事も多数のコメントがあります。】

◇ 2019.09.06 静岡・愛知知事会談 リニア「国調整を」 着工巡る議論は平行線(静岡新聞)
 大村知事は早期着工を要請したが、川勝知事は水問題などが解決されなければ着工を認めない意向を改めて示し、議論は平行線に終わった。ただ、問題解決に向けて国の調整を求める方針では一致した。

2019年09月05日 「工事中は河川流量は減らない」と本気で考えていたのか? と題して今回の問題を平成25_2013年9月18日官報告示された環境影響評価準備書 縦覧からの経過、文書を示して 『JR東海は早く環境影響評価をやり直すべきです。間違いを放置してはいけません。』 と締めくくられた記事があります。ご関心ある皆様は是非ご高覧ください。
私も数年間リニア中央新幹線事業の状況をフォローしてきて、どうも沿線各地でのプロセスに問題があると感じています。時には国策公共事業、時には民間企業の独自事業、それを巧みに使い分け、地方自治体もそれに乗っているとも感じています。

posted by ictkofu at 09:46| Comment(0) | 静岡県
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