JR東海・ニュースリリース には掲載されていませんので報道記事を記録しておきます。(漢数字は書替え、日付には年月を併記しています・編者)
◇ 2020.10.16 リニア開業時期、不透明 JR社長「難しい問題山積」(2020年10月16日 05時00分 中日新聞)
国がリニア中央新幹線の工事を認可して(2020年10月)17日で丸6年になるのを前に、JR東海の金子慎社長は(10月)15日の会見で、目標としていた2027年の開業が困難になっていることについて「今は新しい開業時期を申し上げることができない」と述べ、開業時期が不透明な状態になっていることをにじませた。
【以下引用略】 リニアでは、大井川の水や生物多様性の問題などを巡り、静岡県の川勝平太知事が南アルプストンネル静岡工区(静岡市葵区)の着工を認めず、同トンネルで静岡工区だけ未着工の状態が続いている。
認可から6年になることについて金子社長は「それなりに沿線で工事が進捗した一方、静岡工区は着工できていない。いろいろ難しい問題がある」と述べた。川勝知事が10月に出た月刊誌で主張したリニアの部分開業については「一通り設備ができていないと、路線と車両だけで運行できるものではないので大変難しい」と語り、ルート変更も「できない話」と否定した。
一方、一部報道が伝えた大井川直下の湧水に関して調査した資料を公開しない理由について、資料は「施工上の懸念事項、留意事項を書き込んだ書類」とした上で「専門的な知識を持った人が見れば有効な資料だが、そうでないと、いたずらに不安になるたぐいのことも入っている」と説明。大井川の流量減少などについて検証している国の有識者会議で必要に応じて説明することで「懸念を解消する方法がいいのではないか」と語った。
この資料は静岡新聞が9月に報道。JRが委託した調査会社が七年前に作成した資料に「大井川直下で大量湧水の懸念がある」と記載されていたと伝えた。
国がリニア中央新幹線の工事を認可して(2020年10月)17日で丸6年になるのを前に、JR東海の金子慎社長は(10月)15日の会見で、目標としていた2027年の開業が困難になっていることについて「今は新しい開業時期を申し上げることができない」と述べ、開業時期が不透明な状態になっていることをにじませた。
【以下引用略】 リニアでは、大井川の水や生物多様性の問題などを巡り、静岡県の川勝平太知事が南アルプストンネル静岡工区(静岡市葵区)の着工を認めず、同トンネルで静岡工区だけ未着工の状態が続いている。
認可から6年になることについて金子社長は「それなりに沿線で工事が進捗した一方、静岡工区は着工できていない。いろいろ難しい問題がある」と述べた。川勝知事が10月に出た月刊誌で主張したリニアの部分開業については「一通り設備ができていないと、路線と車両だけで運行できるものではないので大変難しい」と語り、ルート変更も「できない話」と否定した。
一方、一部報道が伝えた大井川直下の湧水に関して調査した資料を公開しない理由について、資料は「施工上の懸念事項、留意事項を書き込んだ書類」とした上で「専門的な知識を持った人が見れば有効な資料だが、そうでないと、いたずらに不安になるたぐいのことも入っている」と説明。大井川の流量減少などについて検証している国の有識者会議で必要に応じて説明することで「懸念を解消する方法がいいのではないか」と語った。
この資料は静岡新聞が9月に報道。JRが委託した調査会社が七年前に作成した資料に「大井川直下で大量湧水の懸念がある」と記載されていたと伝えた。
◇ 2014年10月19日・10月17日認可の情報は何故事前に漏洩されたのか
◇ リニアルート変更を論文で訴え 知事が中央公論に寄稿(2020年10月10日 中日新聞)
◇ 中央公論 2020年11月号(10月9日発売)『静岡県知事の「部分開業」案 国策リニア中央新幹線プロジェクトにもの申す 川勝平太』