この事案の続報がありましたので以下の通り追録しておきます。
◇ 2020.11.06 大鹿のリニア残土 松川ICから中央道経由で搬出 JR東海計画(11月6日 信濃毎日新聞)
JR東海が、下伊那郡大鹿村でのリニア中央新幹線トンネル工事で発生した残土について、同郡松川町の松川インターから中央道経由で伊那市へ運ぶ計画を進めていることが(2020年11月)5日、分かった。両町村を結ぶ県道の改良が終わった後の来年(2021年)8月にも、このルートでの搬出が始まる見込み。多くの大型車両が伊那市まで複数市町村の一般道を通るのを避けられる一方、松川町中心部を頻繁に通行する形になり、生活への影響に懸念もある。
残土運搬の計画についてJRは同日、(松川)町役場で開いた非公開の町議会リニア対策特別委員会で説明。運搬車両の通行が想定される町内5地区を対象に住民説明会を進めている。取材に中央道利用の計画を認め「松川インターに至る運搬経路については関係自治体、地元住民と調整している」(広報部)としている。【以下引用は略します】
◇ 2020.11.06 大鹿のリニア残土 松川ICから中央道経由で搬出 JR東海計画(11月6日 信濃毎日新聞)
JR東海が、下伊那郡大鹿村でのリニア中央新幹線トンネル工事で発生した残土について、同郡松川町の松川インターから中央道経由で伊那市へ運ぶ計画を進めていることが(2020年11月)5日、分かった。両町村を結ぶ県道の改良が終わった後の来年(2021年)8月にも、このルートでの搬出が始まる見込み。多くの大型車両が伊那市まで複数市町村の一般道を通るのを避けられる一方、松川町中心部を頻繁に通行する形になり、生活への影響に懸念もある。
残土運搬の計画についてJRは同日、(松川)町役場で開いた非公開の町議会リニア対策特別委員会で説明。運搬車両の通行が想定される町内5地区を対象に住民説明会を進めている。取材に中央道利用の計画を認め「松川インターに至る運搬経路については関係自治体、地元住民と調整している」(広報部)としている。【以下引用は略します】
◇ 2020.10.29 リニア残土受け入れへ 伊那市(2020年10月29日 長野日報)
伊那市は(2020年10月)28日、JR東海のリニア中央新幹線トンネル掘削工事などで発生する残土28万立方メートルを受け入れる方針を明らかにした。伊那インター工業団地(西箕輪)の拡張工事に活用する。来年(2021年)8月ごろから2024年3月まで、同団地の区画造成に合わせて順次受け入れていく計画だ。同日の市議会臨時会に関係議案が提出され、いずれも原案通り可決された。
市によると、昨年、県を通じて残土の処分先に関する照会があり、市道改良や産業用地造成に活用する考えを伝えていた。(2020年10月)今月15日にJR東海と同団地の第2期拡張事業に関する協定を締結。JRが残土を造成地まで運搬するとともに、区画造成や雨水排水工事にかかる費用についても残土受け入れの負担金としてJRが負担する。【以下略】
伊那市は(2020年10月)28日、JR東海のリニア中央新幹線トンネル掘削工事などで発生する残土28万立方メートルを受け入れる方針を明らかにした。伊那インター工業団地(西箕輪)の拡張工事に活用する。来年(2021年)8月ごろから2024年3月まで、同団地の区画造成に合わせて順次受け入れていく計画だ。同日の市議会臨時会に関係議案が提出され、いずれも原案通り可決された。
市によると、昨年、県を通じて残土の処分先に関する照会があり、市道改良や産業用地造成に活用する考えを伝えていた。(2020年10月)今月15日にJR東海と同団地の第2期拡張事業に関する協定を締結。JRが残土を造成地まで運搬するとともに、区画造成や雨水排水工事にかかる費用についても残土受け入れの負担金としてJRが負担する。【以下略】
同団地の第2期拡張工事ではA〜Gの7区画を整備する計画。うち残土は今後工事が行われるC、D、F、Gの4区画、計約7万平方メートルの造成に活用する。下伊那郡大鹿村から中央道を使って運ばれ、環境基準に適合した土砂だけが運び出されているという。安全性については「既に飯田市の住宅団地や大鹿村のグラウンドの造成に使われており、問題ない」(市商工観光部)としている。
臨時議会にはJRの負担金5億2700万円などを盛り込んだ市公有財産管理活用事業特別会計補正予算案や同団地の用地取得に関する議案が提出された。市側は「発生土の有効活用により有利な形で工業用地を整備できる」と説明。議会側からは「市としてもリニア推進の立場であり、受け入れは是とすべき」との意見が出され、いずれも原案通り可決された。
白鳥孝市長はリニアの早期開通に向けて「できる限り応援したい」と改めて強調し、今後、国道153号バイパスの「伊駒アルプスロード」の建設工事でも活用できるという考えを示した。
◇ 2020.10.29 リニア残土 伊那市、大鹿の28万立方メートル受け入れ(10月29日 信濃毎日新聞)
伊那市の白鳥孝市長は(2020年10月)28日の市議会臨時会で、リニア中央新幹線のトンネル工事に伴う下伊那郡大鹿村での発生土(残土)28万立方メートルを受け入れると明らかにした。同市西箕輪の伊那インター工業団地の造成に使うといい、搬入は2021年8月〜24年3月を予定する。上伊那地域で残土の受け入れを表明したのは伊那市が初めて。
市産業立地推進課によると、県から発生土に関する置き場候補地の情報提供の依頼があり、市とJR東海が協議。今月15日、伊那インター工業団地の拡張事業に使用する協定を結んだ。JRが土壌調査をした上で、有害物質が含まれない土を運び入れる。
運搬はJR側が行い、市は用地の買収などをする。市議会はこの日、造成する土地の取得に関する議案を全会一致で可決。まず2・9ヘクタール余を造成するが、さらに広げていくという。
白鳥市長は臨時会の冒頭、「リニア工事の建設を促進し、早期実現を推進したい」とあいさつ。終了後の取材に、今回の造成工事以外にも、伊那市と駒ケ根市を結ぶ国道153号バイパス「伊駒アルプスロード」で使うことも考えるとした。
伊那市の白鳥孝市長は(2020年10月)28日の市議会臨時会で、リニア中央新幹線のトンネル工事に伴う下伊那郡大鹿村での発生土(残土)28万立方メートルを受け入れると明らかにした。同市西箕輪の伊那インター工業団地の造成に使うといい、搬入は2021年8月〜24年3月を予定する。上伊那地域で残土の受け入れを表明したのは伊那市が初めて。
市産業立地推進課によると、県から発生土に関する置き場候補地の情報提供の依頼があり、市とJR東海が協議。今月15日、伊那インター工業団地の拡張事業に使用する協定を結んだ。JRが土壌調査をした上で、有害物質が含まれない土を運び入れる。
運搬はJR側が行い、市は用地の買収などをする。市議会はこの日、造成する土地の取得に関する議案を全会一致で可決。まず2・9ヘクタール余を造成するが、さらに広げていくという。
白鳥市長は臨時会の冒頭、「リニア工事の建設を促進し、早期実現を推進したい」とあいさつ。終了後の取材に、今回の造成工事以外にも、伊那市と駒ケ根市を結ぶ国道153号バイパス「伊駒アルプスロード」で使うことも考えるとした。
◇ 企業立地の状況(伊那市)
◇ 伊那インター工業団地(伊那市役所 商工観光部 産業立地推進課)
◇ 伊那インター工業団地(中部電力パワーグリッド 長野県工場用地一覧)
◇ 伊那インター工業団地(伊那市)(産業団地のご案内|長野県産業立地ガイド)
◇ 伊那インター工業団地(伊那市役所 商工観光部 産業立地推進課)
◇ 伊那インター工業団地(中部電力パワーグリッド 長野県工場用地一覧)
◇ 伊那インター工業団地(伊那市)(産業団地のご案内|長野県産業立地ガイド)
JRが説明会で示した資料によると、松川町内を走る運搬車両の経路は3ルート。町役場前を抜ける県道松川インター大鹿線を走るほか、同県道に車両が集中するのを避けるため、町道などを利用した南北2ルートに分散させる案が説明されたという。
大鹿村から残土を搬出する車両は2023年度以降、1日往復1100台に上る見込み。説明会の参加者によると、JRは今回の計画で松川町内を走る車両台数は示さず、天竜川東岸の地域で残土の活用先を検討することで「車両が集中しないように努める」と説明したという。
大鹿村のリニア工事で発生する残土を巡っては、伊那市が10月下旬、28万立方メートルを受け入れる方針を表明。来年8月ごろから搬入し、同市西箕輪の伊那インター工業団地の造成に使うとしている。