2022年04月03日

中央新幹線工事の契約状況 2022年03月31日現在

中央新幹線工事の契約状況
2022年3月発表は前回12月31日発表と同様に (73) 第一中央圏トンネル(坂下東工区)[愛知]までです。3か月間に新規の工事契約は無し。
「リニア中央新幹線の工事情報」 Webサイトに今回も含めて過去記事一覧を掲載しています。
タグ:工事
posted by ict工夫 at 07:00| 工事

2022年01月30日

中央新幹線工事の契約状況 2021年12月31日現在

中央新幹線工事の契約状況
2021年12月発表では (73) 第一中央圏トンネル(坂下東工区)[愛知]の1件が追録されたようです。
【JR東海発表の情報から工事(工区)一覧リストの表示(下記)は事業者発表とは逆順で整理しました。】
【編注・は鉄道・運輸機構による工事契約締結件名】
中央新幹線、第一中央圏トンネル(坂下東工区)[愛知](R3.2021-11)
 この工区は2021年11月にDB(デザインビルド)(設計施工一括)方式で五洋JV契約になったようですが、私には詳しい情報は不明です。
ちなみに DB については国土交通省の記事がありました・DB(設計施工一括発注方式)を導入した経緯と取組−民間企業の技術を活用した業務改善−
2021.11.09 リニア第一中京圏TN坂下東工区を五洋JV(建通新聞)
 【愛知県春日井市】JR東海(名古屋市中村区名駅1ノ1ノ4)は、リニア中央新幹線(品川〜名古屋間)の第一中京圏トンネル「坂下東工区」について、設計・施工者を五洋建設・エクシオグループJVに決めた。
2021年
(73) 第一中央圏トンネル(坂下東工区)[愛知](R3.2021-11)
(72) 境川変電所建物[山梨](R3.2021-08)
(71) 都留変電所建物[山梨](R3.2021-07)
(70) 山梨県内高架橋梁ほか[山梨](R3.2021-07)
(69) 長野県駅(仮称)[長野](R3.2021-06)
(68) 相模川橋梁ほか[神奈川](R3.2021-05)
(67) 日吉トンネル(武並工区)ほか[岐阜](R3.2021-04)
(66) 阿島北高架橋ほか[長野](R3.2021-04)
(65) 風越山トンネル(上郷)[長野](R3.2021-03) 
(64) 笛吹川・濁川橋りょう他[山梨](R3.2021-03) 
(63) 第二木曽川橋りょうほか[岐阜](R3.2021-03)
(62) 第二首都圏トンネル[神奈川](R3.2021-03)
(61) 名古屋駅(東工区)[愛知](R3.2021-01)
【編注】
は鉄道・運輸機構による工事契約締結件名
◇ 原図で T はトンネルの略・・・引用は「トンネル」と明記しました。
◇ 年月は契約締結の年月を示し、着工年月ではありません。西暦を追記し月は二桁表示としました。
◇ JR東海発表情報(PDFファイル)から工事(工区)一覧リストの表示は事業者発表とは逆順で整理しています。

2020年から新型コロナウイルス感染症問題の確認に追われて来ましたので、リニア中央新幹線建設事業について情報確認も考察も放置状態が続いています。
2022年になって COVID-19 第6波が全国に大きな影響を与えていますので1月始めに確認したデータの掲載も1月末になりました。
なお、この工事契約状況はリニア中央新幹線の情報サイトの 工事情報のページ で整理しています。

タグ:工事
posted by ict工夫 at 09:00| 工事

2021年11月27日

JR東海と工事業者で「中央新幹線安全推進協議会」設立

2021.11.26 JR東海 相次ぐリニア工事事故 防止策を建設会社と協議 安全推進協 沿線7都県で会合(2021/11/26 08:01 信濃毎日新聞)
 『リニア工事を巡っては、10月27日に中津川市の瀬戸トンネルで崩落事故が発生し、作業員2人が死傷した。今月8日には豊丘村神稲(くましろ)の伊那山地トンネル坂島工区で崩落が起き、作業員1人が右脚に軽傷を負った。
・・・と末尾に記載されている記事です、事故発生を契機にJR東海は契約している工事業者と安全推進協議会を設置し会合したことが報じられました。
  『JR東海は(2021年11月)25日、リニア中央新幹線工事で事故が相次いだことを受け、「中央新幹線安全推進協議会」の会合を下伊那郡豊丘村や岐阜県中津川市など沿線7都県で開いた。JRや工事を請け負う建設会社の関係者らが出席。2件の事故の概要について情報共有し、原因となった山岳トンネルの掘削面から落石する「肌落ち」の防止策について意見交換した。
 会合は冒頭を除き非公開。長野県の協議会では、同郡大鹿村、豊丘村、喬木村、阿智村、飯田市、木曽郡南木曽町の11工事を請け負う建設会社6社が出席。「切り羽」と呼ばれる掘削面の立ち入り禁止区域の設定や明示方法、肌落ち防止策、肌落ちが発生した場合の退避指示についてどう取り組んでいるか、意見交換した。  長野、岐阜両県の協議会でJRの担当部長は、協議会は事故防止策を共有する場だとし、事故を受けて中断している工事の再開と、協議会の議論は関係ないとした。  7都県に置く協議会は今後月に1度開く予定。長野県では9割が山岳トンネルのため当面、トンネル工事をテーマに情報共有などを進める。  工事契約がされている沿線7都県・・・東京、神奈川、山梨、静岡、長野、岐阜、愛知、この地域別で担当業者との会合だったようです。
信濃毎日新聞も書いていますが、この会合のマスメディアへの公開は冒頭だけ、以後は非公開だったようです。7都県毎の協議会状況は内容が分かったら記事で整理しておく予定です。
JR東海から地域の人々はもとより広く国民に向けた発表があれば確認し記録しておきたいと思います。
 ちなみに山梨リニア実験線工事で同様な「肌落ち」があったかどうかは知りませんが、トンネル工事で発生した事例は多数あるようです。トンネルのルート設定段階で想定されて対応策が組まれた上で工事が始まるものではないのかと、自分は各紙の記事を読みながら感じた事です。
リニア中央新幹線の路線工事は入札で落札した「共同企業体」、大企業が中核となる複数の専門事業者で行われていると自分は理解して来ました。経験豊富な専門業者集団、その方々が今更(とあえて書きます)「切り羽」事故を防ぐ対策の何をご検討されるのでしょう。
今回の事故がこれまで経験の無いとてつもない地層により発生したと判り、リニア中央新幹線ルートの地層そのものについて工事業者として改めて検討が必要となったのでしょうか。ふとこんな事を思う私は土木建設に全く素人です。
この件の7都県に関する報道を見ていますが、そのメモが見つからないので後日再確認して追録するつもりです。
posted by ict工夫 at 15:00| 工事

2021年11月21日

中央新幹線工事の契約状況 2021年09月30日現在

中央新幹線工事の契約状況
2021年6月と9月発表では (66) 阿島北高架橋ほか[長野]〜(72) 境川変電所建物[山梨]の7件が追録されたと思います。
【JR東海発表の情報から工事(工区)一覧リストの表示(下記)は事業者発表とは逆順で整理しました。】
【編注・は鉄道・運輸機構による工事契約締結件名】
2021年
(72) 境川変電所建物[山梨](R3.2021-08)
(71) 都留変電所建物[山梨](R3.2021-07)
(70) 山梨県内高架橋梁ほか[山梨](R3.2021-07)
(69) 長野県駅(仮称)[長野](R3.2021-06)
(68) 相模川橋梁ほか[神奈川](R3.2021-05)
(67) 日吉トンネル(武並工区)ほか[岐阜](R3.2021-04)
(66) 阿島北高架橋ほか[長野](R3.2021-04)
・・上記は6月発表を未確認でしたので9月発表で一括記載
・・以下は3月発表です
(65) 風越山トンネル(上郷)[長野](R3.2021-03) 
(64) 笛吹川・濁川橋りょう他[山梨](R3.2021-03) 
(63) 第二木曽川橋りょうほか[岐阜](R3.2021-03)
(62) 第二首都圏トンネル[神奈川](R3.2021-03)
(61) 名古屋駅(東工区)[愛知](R3.2021-01)

昨2020年当初から新型コロナウイルス感染症問題の確認に注力せねばならなかったので、リニア中央新幹線の建設事業について情報確認も考察も放置状態でした。
事業者や行政が発表する情報は可能な限り確認していますが、9月発表で72件に及ぶ事業の状況、契約から工事中までを整理する余裕もありません。
工事契約状況は3月発表の時に確認して掲載しましたが、6月は発表がある事すら忘れていて9月末に思い出した程です。それすら掲載するのは11月半ば過ぎになりました。9月発表に関係する情報については後日作業するつもりですが、それも新型コロナウイルス感染症第6波が到来するかしないか次第です。
なお、この工事契約状況はリニア中央新幹線の情報サイトの 工事情報のページ で整理しています。

posted by ict工夫 at 12:40| 工事

2021年11月09日

長野県・伊那山地トンネル(坂島工区)工事で事故(報道記録)

リニア工事で再び事故 1人けが、長野のトンネル(2021年11月8日 18:38 (2021年11月8日 20:47更新) 日本経済新聞)
 JR東海は8日、リニア中央新幹線の長野県豊丘村のトンネル工区(坂島工区)で土砂が崩れる事故があり、50代の男性作業員1人が右脚に軽傷を負ったと発表した。
リニア工事を巡っては、10月27日に作業員2人が死傷するトンネル崩落事故が岐阜県中津川市で発生。坂島工区は一時中断後、11月1日に再開したばかりだった。
 JR東海によると、事故は8日午前8時20分ごろに伊那山地トンネルの同工区で起きた。斜坑と呼ばれる作業用トンネルを200メートルほど掘削した先端で、発破用の火薬を装塡していた最中、作業員の1人が異常に気付き退避を指示。幅約6メートル、高さ約5メートルにわたって掘削面が崩れ、退避中の50代作業員に土砂が当たり病院へ運ばれた。右脚のふくらはぎ筋肉の炎症だった。
 事故当時は8人が坑内にいたという。
 崩落事故防止のためのガイドラインを順守していたことは確認したという。同社は労働基準監督署に報告し、今後事故原因を調査する。
 今回の事故を受け、坂島工区は工事を再度中断。安全対策をした上で再開する方針だが、時期は未定だ。他の工区については工事を継続する。
 JR東海は「けがをされた方にお見舞いを申し上げる。原因を調査し、再発防止に努める」とのコメントを出した。〔共同〕
共同通信の配信記事を掲載・・・
 リニア工事で再び事故 長野県の坂島工区で土砂崩れ、50代男性作業員負傷(2021年11月8日20時44分 日刊スポーツ)
【豊丘村】リニア中央新幹線伊那山地トンネル・坂島工区の斜坑掘削現場で男性作業員が軽傷 発破準備中に土砂崩落( 2021年 11月 9日 火曜日 15時08分 南信州新聞)
 JR東海は8日、豊丘村のリニア中央新幹線伊那山地トンネル坂島工区(約5・1キロ)の斜坑掘削現場で同日午前に崩落が発生し、50代男性作業員が軽傷を負ったと発表した。事故原因の調査のために当面の間、同工区での工事を中断するが、その他の工事は続ける方針という。
【中略】
 事故は午前8時20分ごろ、坑口の坂島非常口から約200メートル掘り進んだ地点で発生した。JRによると、発破のため切羽(掘削面)に開けた穴に火薬を入れていたところ、作業員の1人が異変に気付いて退避を開始。その際に切羽の左側が幅約6メートル、高さ約5メートル、厚さ20〜50センチにわたって崩れ、5立方メートルの土砂の一部が男性作業員の右脚に当たった。
 男性作業員は工事を請け負う建設会社の車で松川町内の病院に搬送されたが、右ふくらはぎの筋肉の炎症と診断された。坑内には当時8人の作業員がいたが、他にけが人はいない。
 坂島非常口から本坑トンネルまでつなげる延長約1・44キロの斜坑で、ことし7月に掘削に着手。山岳工法のNATM(ナトム)で掘り進めている。10月27日に岐阜県中津川市のリニア瀬戸トンネルで発生した死亡事故を受けて掘削を一時中断し、1日に再開したばかりだった。
 同社広報部によると、事故の原因は不明。「厚労省の定めるガイドラインに沿って作業を行っていたことは確認できている」とした。
 いずれの事故も掘削した表面の土砂や岩石などが落下する「肌落ち」という現象が起きたとみられるが、「中津川の事故は発破後、今回の事故は発破前で状況が違う」と説明している。
 事故を受け、飯田市の佐藤健市長は「中津川の事故を受けて安全対策の徹底などについて申し入れを行った矢先の事故であり、大変遺憾。連絡体制も含めた危機管理体制の再徹底を強く要望していきたい」とコメントした。
リニア工事で再び事故 1人けが、長野のトンネル(2021/11/8 19:10 産経新聞)
JR東海は8日、リニア中央新幹線の長野県豊丘村のトンネル工区(坂島工区)で土砂が崩れる事故があり、作業員1人が右脚に軽傷を負ったと発表した。リニアのトンネル工事を巡っては、10月27日に作業員2人が死傷する崩落事故が岐阜県中津川市で発生。坂島工区は工事を中断し11月1日に再開したばかりだった。相次ぐ事故に安全管理の在り方が問われそうだ。
JR東海によると、事故があったのは8日、伊那山地トンネルの工区。斜坑と呼ばれる作業用トンネルを掘削するため、トンネル先端で爆破に関連する作業中、監視責任者が異常に気付き退避を指示。退避中の1人が崩れてきた土砂に当たり、病院に運ばれたという。
リニア伊那山地トンネルで事故 土砂当たった作業員搬送(2021/11/08 17:33 信濃毎日新聞)
 JR東海は8日、リニア中央新幹線伊那山地トンネル(坂島工区)新設工事で、作業員1人に肌落ちした土砂が当たったため、病院に搬送したと信濃毎日新聞の取材に明らかにした。右脚にけがをしているもよう。斜坑内で作業をしていたという。同日夜に概要を説明する。
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 16:00| 工事