2019年10月13日

リニア水涸れの対策で補償期間30年を乗り越える方法があった(リニアホント通信)

リニアホント通信 リニアホント通信(リニアほんと通信) Fact of Linear (このサイトの YouTube トップページ)
2019年10月初めに YouTube 公開が始まりました。

2019/10/09 【リニアホント通信】 開始にあたって
2019/10/10 【当事者インタビュー】リニア山梨実験線の沿線住民トンネル掘削水涸れ問題!
【編注】YouTube 登録名称は 「リニアホント通信」 ですが、広報や記事などでは 「リニアほんと通信」 も公式名称として使われています。私は両方を使って情報を整理します。

□□□リニアホント通信について□□□
現在、JR東海によってリニア中央新幹線の工事が2027年の開業を目指して、静岡県を除く1都5県において進められております。
リニア新幹線は大きな経済効果と、現在使われている東海道新幹線のバイパス的役割が果たせるというのが大きな建設目的ですが、果たしてそうなるかはわかりません。
リニアの新しいスピードだとか利便性ばかりが強調されていて、リニアが出来ることによって、どのように負の状況が出来上がってくるかマイナス面を伝える報道を殆ど私たちは見ません。
このリニアホント通信ではそうしたリニアの実態、リニアの負の側面をできるだけ皆さんにお伝えしたいと思っております。
専門家や識者の意見、あるいは現場を取材して、またリニアの報道の解説など、リニアの本当の現場をお伝えしていきたいと思います。
発行人 川村晃生  
トンネル掘削水涸れ問題 【当事者インタビュー】リニア山梨実験線の沿線住民トンネル掘削水涸れ問題!

初見のサイトで私が注目したのはこの記事でした。
これまでも山梨リニア実験線について私が書いた記事では水涸れ問題も取り上げてきましたが、地域行政からの公式情報は無く、全て民間人のサイトやブログの記事から知った事がベースでした。

リニア実験線はかなり以前からの事業ですから、たとえ住民補償はされていてもリニア中央新幹線が開通する頃には補償期間も終っているだろうな・・・などと陰鬱な気分で読んできたものです。

山梨県実験線地域で水涸れに遭遇したお二人へのインタビュー動画ですが、お一人は私が存じている方法で補償されておられましたが、7分40秒頃から、もうお一人の補償対策には本当に驚きました。リニア沿線地域で水涸れの恐怖にお悩みの皆様に、それ以外の全ての国民の皆様にも、この動画ご高覧をお勧めいたします。

この発想でいけば、大井川水利問題の解決にリニアトンネル湧水にこだわる必要は無い、南アルプス山系の地下水利を精査し、何処からでも大井川源流に流す方策を生みだす、そういう考え方もあるはずです。
続きがあります・・・
タグ:山梨県
posted by ictkofu at 16:23| Comment(0) | 環境影響

2019年07月05日

第2回長野県リニア中央新幹線騒音専門委員会は大月市で開催

第2回「長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会」を開催します

現在建設中のリニア中央新幹線の沿線地域について、新幹線走行により発生する騒音から生活環境を保全することを目的として、新幹線鉄道騒音に係る環境基準の各類型を当てはめる地域を指定するため、第2回長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会を以下のとおり開催します。
日時
 令和元_2019年7月10日(水曜日)午後3時から午後4時30分まで
 (開始時間は都合により前後する可能性があります)
場所
 山梨県県土整備部富士・東部建設事務所3階会議室
会議内容(予定)
 (1)他県の指定状況について
 (2)環境影響評価書における騒音評価について
 (3)地域指定の範囲について
 (4)その他
会議は公開で行います。
【追記 2019.07.26】長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会、委員会ホームページに該当します。このページに第2回会議の配布資料がアップロードされています。第1回の会議録も掲載されていますので、今回の会議録も掲載されると思います。
posted by ictkofu at 22:06| 環境影響

2019年06月10日

長野県にリニア中央新幹線騒音専門委員会が設置された

第1回「長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会」を開催します
参照情報【2019.06.20 追記】
長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会 更新日:2019年6月14日 で「第1回長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会」の 「配布資料」が多数アップロードされています。これは後日Webサイトで整理する予定です。

現在建設中のリニア中央新幹線の沿線地域について、新幹線走行により発生する騒音から生活環境を保全することを目的として、新幹線鉄道騒音に係る環境基準の各類型を当てはめる地域を指定するため、第1回長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会を以下のとおり開催します。
4 会議内容
 (1)リニア中央新幹線鉄道騒音に係る地域類型指定について
 (2)トンネル出入口地域の設定方法に係るアンケート結果について
 (3)山梨リニア実験線の走行音調査結果について
 (4)その他

私は、(2)トンネル出入口地域の設定方法に係るアンケート結果について、(3)山梨リニア実験線の走行音調査結果について、の2件がどのように実施されたのか気になりますので、確認しておきたいと思います。
長野県では北陸新幹線沿線で騒音測定が継続されているようなので、それから得られた事がリニア中央新幹線の騒音対策にどのように応用されるかも関心があるところです。
参照・山梨県の参考に新幹線騒音対策を長野県の実務から確認する(2017年01月26日)

長野県広報
posted by ictkofu at 00:49| Comment(0) | 環境影響

2019年05月25日

岐阜県瑞浪市日吉トンネル工事で発生した汚染土は海の埋立に使用する

◇ 2019.05.23 リニア汚染土 海洋処分計画 JR東海が岐阜県に報告 法の“抜け穴”利用(しんぶん赤旗)

岐阜県の日吉トンネル新設(南垣外工区)で発生した汚染土処理を海の埋立に使用する件については、岐阜県のスタンスを確認する必要があるはずです。
岐阜県・リニア中央新幹線工事情報 このページで工事情報が整理されていますが、今回の情報は未記載のようです。(2019-05-25 現在)

当該工区が開始される時に環境影響関連のJR東海広報記事が出ています。 場所ごとの環境保全の計画
◇ 2016.10.07 中央新幹線日吉トンネル新設(南垣外工区)工事における環境保全について(PDFファイル 8,411 KB)平成28_2016年10月 のままで「更新」記載はありません。

JR東海は岐阜県庁に報告し協議したようですが、汚染土処分について、自社サイトで情報の更新や広報をせずに、この情報の扱いを行政に委ねたという解釈になるはずです。
それはリニア中央新幹線事業情報の扱い方として妥当かどうかを考察するのも大切です。
2017年から岐阜県政とJR東海が協議されてきたようですが、私としては、情報閉鎖状況を問題だと考えた岐阜県庁職員のどなたかが赤旗に情報を流したのだろうと思いました。
日本共産党が汚染土処分の是非のみならず、当該情報処理の観点を追究するかどうかは、私にはわかりません。

リニア中央新幹線事業を調べ始めた時、岐阜県には以下のような記事があったのを確認しています。久しぶりに確認した公共交通課に「残土受入れ情報」の見出しは無く、各記事は削除されたか別ページに移動していると思えますが、記事移転先など現状は未確認ですので、後日Webサイトで整理します。(2019-05-25 確認)
◇ 残土受入れ情報【公共交通課
 建設発生土活用(受入)検討候補地について(平成26_2014年8月25日)
 リニア建設発生土の活用(受入)候補地の追加(平成26_2014年10月28日)
 リニア建設発生土活用(受入)候補地追加(27_2015年1月)(平成27_2015年1月30日)
 『平成27_2015年1月30日(金)、東濃西部総合庁舎で開催された「リニア中央新幹線建設発生土活用連絡調整会議」において、. 建設発生土の活用(受入)検討候補地に関する情報を、東海旅客鉄道(株)〔JR東海〕に追加提供しました。http://www.pref.gifu.lg.jp/event-calendar/c_11134/hasseidokouhoti-h2701tuika.html 』
 中央新幹線事業における発生土活用検討候補地の追加(2015年11月16日)

岐阜県・東濃県事務所 にはリニア中央新幹線工事の汚染土に関する記事があります。今回の問題が過去記事に記録されているかも知れません。

続きがあります・・・
posted by ictkofu at 23:04| Comment(0) | 環境影響

2019年04月03日

駿河湾サクラエビの不漁と山梨県早川の濁り

【追記 2019-04-27 23:00】
富士川の濁り、徹底究明で一致 静岡・山梨知事(2019-04-24 静岡新聞)
 駿河湾産サクラエビの不漁との関係性が指摘されている早川水系(山梨県早川町)と富士川本流の濁りについて静岡、山梨両県が合同調査に正式合意したことを受け、両県知事は23日、それぞれの定例記者会見で「原因を究明したい」「水質を客観的に確認する」と述べ、科学的データに基づく対策が不可欠との姿勢で一致。両県トップは濁りの原因の徹底究明に強い意欲を示した。
山梨県知事記者会見(平成31_2019年4月23日火曜日)、記者質問に知事が答えています。
静岡県知事記者会見トップページ

【追記 2019-04-03 22:30】
 山梨県早川町住民の方々は早川が濁っている原因は承知なさっているようで、発電企業が改修工事の為に早川からの取水をやめたので、普段は水流が無い河床に水が流れて濁っているとのことです。(以上、ネット情報から)
早川町行政も当然知っているでしょうから山梨県知事にはこの事が伝わっていて、今後の知事記者会見で説明があると思います。4月3日に静岡新聞が報じた内容からは、山梨県政は既に濁りの原因が分かっていると思えます。

山梨県知事記者会見(平成31年4月2日火曜日)(2019年4月3日)
川の水質汚濁について
記者  先ほど住民団体が、早川の水質汚濁について要望書を提出しましたが、そこで言及されていたのが、川勝静岡県知事が早川の水質汚濁の影響を調査したいという旨を長崎知事に申し出て了承を得たと静岡の地元新聞が書いている。このことについて、了承の具体的内容はどのようなものか、またそれを踏まえ庁内に何らか指示したのか教えていただきたい。
知事
 川勝静岡県知事の念頭にあるのはサクラエビ(の不漁)で、川の水質について問題意識をもって調べられないかという話だったため、それは協力してやりましょうという話です。上流域として、川の水質には重大な関心を持っているため、共同で調査しましょうと話をしました。庁内の関係部局には静岡と共同で調査するので相談してくださいと指示をしました。ただ、その後静岡側から具体的なアクションはないため、それを待っているところです。
記者  早川の上流域で水が濁っているということを、県として把握しているか。
治水課長
 データ的な観測はないが、目視による色の違いは、河川管理者として把握しています。
記者  それは目視で濁っているなということを把握しているということでよいか。
治水課長
 合流する部分で他の川と色が違うなと認識している。ただ、早川単体として見た場合、大雨の後に明らかに濁った泥水が流れているという状況ではありません。

2019.04.03 早川濁り調査、山梨県連携 静岡県知事の協力要請に対応(静岡新聞)
 長崎幸太郎山梨県知事は2日、甲府市の県庁で開かれた定例記者会見で、川勝平太知事から同水系の水質調査に協力を求められたことを認め、連携して対応する考えを示した。
 山梨県大気水質保全課によると、同県は流域人口の少なさや上水道への利用がないことなどを理由に早川を水質汚濁防止法に基づく調査対象としていない。静岡県と調査する場合、同法に基づかない独自調査になる可能性もあるが、具体的には今後詰めるという。
 関係者は、早川は周辺の土質から濁りやすい性質があると指摘。ただ、周辺の企業活動が関係している可能性もあり、日々の変化もポイントになってくるとみられる。
 同課の担当者は「山梨県としても、関係企業になるべく広く情報を公開してもらいたいというのが基本姿勢。場合によっては、企業にもっと情報を出すよう求めることも当然あり得る」と話す。

2019.04.02 早川濁り、山梨県へ質問書 リニア市民団体が提出(静岡新聞)
 質問書は、近年のサクラエビ不漁とリニア南アルプストンネル山梨工区(早川町、2015年12月着工)の時期的な近さを指摘し「関わっているのではないかとの推測も生じてくる」と言及。
 (1)早川の水質調査に関し、静岡県に示した協力意向の具体的な内容
 (2)JR東海の環境対策に対するチェック状況
 (3)汚濁水処理に使われる希硫酸や凝集剤の影響
 (4)山梨県としての責任の認識
  などを挙げている。
川村代表(※)は「サクラエビ不漁は静岡県や静岡市の問題であると同時に、山梨県を含めた早川や富士川の流域全体の問題」と強調。
山梨県の担当者は「県として、まだ具体的な動きはないが、今後事務レベルの話し合いになると思う」と応じた。
(※)リニア・市民ネット山梨(代表・川村晃生氏)、 リニア・市民ネット ブログストップ・リニア!訴訟原告団&リニア新幹線沿線住民ネットワーク公式ホームページ

2019.04.02 静岡県からの要請 山梨県長崎知事 早川の水質調査に協力へ(UTYテレビ山梨ニュース)
2019.04.02 長崎知事 早川の水質調査協力要請を了承(YBS山梨放送ニュース)
◇ 委細は 山梨県知事記者会見、2019年4月2日の会見記事公開を待ちます。
この件は山梨県政の対応スタンスが見えてきたら更新する予定です。

2019.04.01 ダンプの列、残土の山 土ぼこり舞う川沿い 山梨・早川本流ルポ(静岡新聞)
2019.04.01 山梨・早川本流も強い濁り 雨畑ダムと別、静岡県が原因調査へ(静岡新聞)
『静岡新聞社は3月中旬、晴れ続きの平日の日中を選び、民間の環境調査会社とともに早川の水質を確認した。』
『今回の調査結果から、(早川)上流10キロ付近では富士川の環境基準を上回る濁りの水が流れている可能性が示唆される。通年の水質調査が必要だが、山梨県大気水質保全課によると、対象河川を決める権限は当該県にあり、早川は流域人口の少なさなどを理由に対象としていないという。』
 新聞が報じたような回答をしたなら、県庁さん恥ずかしいですね。川は流れるものですから流域人口は早川町の人口だけでは無い事くらい子供でも分かる。富士川に入れば水量からして薄められるから問題無いとの見解でしょうか?
2019.03.27 サクラエビ不漁に関係する富士川水系濁りに静岡県知事は「リニア工事影響も視野」山梨県と連携し現地で本格調査に着手(静岡新聞)
参考・2019年01月06日 駿河湾サクラエビの不漁は山梨県早川・富士川の汚染が影響しているのか?
最初に書いた私の記事ですが、静岡県からの発信から記録したものです。

リニア中央新幹線事業については山梨県内でイケイケドンドンしていれば完成する事業では無いことは当り前であり、それは山梨県に限りません。沿線各地はもとより日本全国、リニア中央新幹線に関係する組織・企業でも同じです。
しかし、これまで各地域行政から発信される情報を見てきた限り、地元でのリニア関連事業の計画・成行きと他の沿線地域での状況を平行して考察している発信情報を見たことがありません。リニア中央新幹線停車駅が無い静岡県は例外ですが、その静岡県の状況を観ながら地元の問題に想いを馳せるスタンスは全く感じられないのです。
 リニア中央新幹線事業については山梨県内でイケイケドンドンしていれば完成する事業では無いことは皆様ご承知の通りです。今次の山梨県・市町村議会議員選挙で候補者の皆様がどのようなスタンスでリニア中央新幹線事業に臨んでおられるか、注目していく必要はあると思っております。大井川問題は未解決ですし、既に名古屋市の名城非常口工事中断で1年近い遅れが予想されます。

posted by ictkofu at 08:13| 環境影響

2019年01月06日

駿河湾サクラエビの不漁は山梨県早川・富士川の汚染が影響しているのか?

静岡県、富士川流域濁り調査へ サクラエビ不漁への影響見極めで(2018/12/21 07:45 静岡新聞)
富士川濁り、山梨でも視察 静岡県、県内3支流から採水(2018/12/26 07:40 静岡新聞)

静岡県経済産業部水産業局水産振興課
静岡県経済産業部水産業局水産資源課
静岡県水産技術研究所

2018年12月26日記事からポイントを引用・・・
 駿河湾のサクラエビの記録的不漁と、河口部が主な産卵場となっている富士川の濁り具合について、静岡県が2018年12月25日開始した現地調査は、富士川に合流する早川(山梨県身延町)など県境を越えた上流部でも行った。強い濁りがみられる富士川との合流地点のほか、堆砂が顕著な早川上流の雨畑ダムのダム湖(山梨県早川町)を視察した。今後は原因特定に向け、山梨県と連携して調査する可能性もある。
(中略)
 富士宮市内の富士川本流と、富士川支流で同市内を流れる稲子川、境川、芝川の3支流の水も採取した。
 芝川漁協の長谷川組合長は「ここ15年くらい富士川ではアユが取れず、サクラエビは10年ほど前から不漁と聞いている。川や海の生態に濁りが関係しているのか、県を越えた協力で原因を究明してほしい」と語った。
 採水したサンプルは静岡県水産技術研究所で分析し、2019年1月以降に判明する見通し。静岡県水産資源課の担当者は「今後のさらなる調査は未定」とした上で「行う可能性が出てくれば山梨県と調整し合同で行うことになるだろう」と話した。
続きがあります・・・
posted by ictkofu at 13:24| Comment(2) | 環境影響

2019年01月04日

JR東海の環境影響評価書・中間報告書に対する山梨県知事意見

はじめに
 今回の中間報告書手続において、関係市町長や住民から、騒音、振動、水資源、景観、住民の生活環境の保全など、多岐にわたる意見が出されている。事業者においては、関係市町等からの意見に対し、正確で十分な情報提供を行うとともに、引き続き、地域への環境影響の低減に努めること。

1 全般事項
 事業実施にあたり、地域住民から、要望、苦情等があった場合は迅速かつ誠実に対応すること。
 なお、中間報告書の環境保全措置の実施状況について、今後は、より具体的な記述と充実した資料によりわかりやすい報告書とすること。

2 個別事項
(1)大気
 環境保全措置である低振動型建設機械及び低炭素型建設機械について、流通台数が少ないことを理由に未導入であるが、今後は積極的に採用するよう努めること。

(2)水資源
 湧水の水量及び地表水の流量の調査において、現在実施している調査頻度、調査範囲、調査期間では、降雨等による自然変動が大きく、工事の影響を定量的に把握することが困難である。流域の状況を把握できる常時観測地点の設置や既設観測所の常時観測データの活用も含め、調査や評価の方法を再検討し、追加調査等の実施により工事の影響を把握すること。その結果、工事の影響が認められた場合は、必要な環境保全措置を検討し、実施すること。

(3) 動物(猛禽類)
 クマタカの飛翔減少の原因をイヌワシの定着によるものとしているが、中間報告書の説明をもって工事影響の有無を評価することは難しい。この評価を行うためにはできるだけ多くの調査データが必要になることから、今後、定点観察法による調査に加え、営巣地付近における騒音・振動測定などを実施し、猛禽類への影響を客観的に判断できるためのデータを収集するよう努めること。
 また、今回の中間報告書においてイヌワシの定着が確認されたが、イヌワシについても大変希少な種であることから、今後の工事にあたっては影響を低減させるための措置を講ずること。

(4)植物
 植物を移植したにもかかわらず、一部が消失してしまったことから、移植場所の選定にあたっては、生育環境に加え、動物による食害など外的な影響についても十分考慮し、食害防止柵などの必要な措置を講ずること。

(5)景観
 今後の事業実施において、構造物、工事内容が明らかになった段階で、景観に対する影響の検討過程を具体的に示すこと。
 また、発生土仮置き場、工事ヤードなどの一時的な施設についても、景観への影響が一定期間継続する可能性がある場合にはその影響を検討し、必要な環境保全措置を行うなど、景観への影響を低減すること。
 なお、早川町内の既設の発生土仮置き場についても、日常的な視点場からの景観への影響があることから、飛散防止等に使用するシートについて自然色(茶色)を積極的に採用するなど、発生土置き場の色彩や形状について配慮すること。

(6)発生土
 発生土置き場(仮含む)の全体的な計画が明らかでないことから、発生土の搬入・処分について、計画及び今後の見通しが明らかになった時点で速やかに示すこと。
 また、発生土置き場(仮含む)の位置、量、期間等の状況については、随時、ホームページで視覚的に把握できる方法で公開すること。

 上記知事意見に対する見解を県に報告するとともに事業者ホームページで公表すること。
続きがあります・・・
posted by ictkofu at 22:44| 環境影響