2020年09月18日

1995年、実験線による水枯れが山梨県大月市で発生(報道記録)

◇ 2019.12.12 考えるリニア着工 大月からの報告(上)
◇ 2019.12.13 考えるリニア着工 大月からの報告(中)
◇ 2019.12.14 考えるリニア着工 大月からの報告(下)
【別件を調べている時に気付き、内容に驚きましたので記録しておきます】

 『リニア中央新幹線の南アルプストンネル(静岡市葵区)工事に、静岡県は同意していない。根底には「大井川の河川流量は減少せず、仮に水枯れが生じた場合は適切に対応する」とするJR東海に対し、強い不信感がある。その背景の一端を、山梨リニア実験線のトンネル工事で辛酸をなめた大月から報告する。』
・・・と始まる記事です。
 『1995年2月7日、山梨リニア実験線のトンネル工事で水枯れが発生した山梨県大月市猿橋町の朝日小沢地区。水不足を訴える住民の主張を疑いつつ、現場へ確認に訪れたJR東海・山梨リニア実験線工事事務所(同県都留市)の関係者は、枯れた沢を前にポカンと口を開けたまま驚きを口にした。』
 『水枯れ現場を視察したことでJRも態度を急変。実験線工事事務所の松浦政良係長はその場で「工事との因果関係を調査しつつ住民の意に沿う措置を取りたい」と表明した。給水車の派遣に加えて代替水源として新たな井戸を掘ることを約束。三日後には工事に着手し、その翌日には応急対応を完了した。』
 『しかし、数年もたたずに異変が生じた。JRが設置した井戸の揚水ポンプが不調を来し、再び断水が発生。・・・再びJRに対応を求めることも検討したが「周囲からお金が欲しくて騒いでいると思われたくないし、もうJRには関わりたくない」と、自分たちで対応することを決意。残りの補償金で上流部に新たな井戸を掘り、今日に続く水源を確保した。』
 『度重なる生活用水不足にさいなまれた朝日小沢地区ではその後、追乗川の水量が徐々に回復。地下水の流れは解明されていないが、独自に設置した井戸も順調に稼働し、今では平穏を取り戻している。』
 『大月以外にもJRが水枯れを認めなかった事例はないのか。JRによると、記録が残る2008年以降、実験線の延伸区間で補償した水枯れは34件。うち33件は新たな井戸の設置やポンプアップで対応し、残る山梨県上野原市の事例も協議中という。』

 大月市の事案について私は行政サイトで見たことはありません。実験線での水枯れ被害とその対処については、秋山村(合併後は上野原市)での水枯れ状況は ジャーナリストの記事 (2013.05.18、2014.09.08 など)からも知り、記録はしています。しかしこの件でも行政の情報記録は知りません。中日新聞記事でも山梨県庁や大月市庁がどのように動いたかまでは言及されていません。
 秋山村で生じた問題は、2014年11月21日 静岡県島田市広報で市長が大井川について語っている、参考・王見の滝 を書きました。JR東海の環境影響評価書には大月市での状況も記載されていましたが、この評価書に関して地域意見を見たことはありません。

 リニア中央新幹線事業について、水利、騒音、振動、日照など生活に直結する問題について、国土交通省が環境省の意見も参考にして意見を述べています、地域行政も意見書は出しています、しかし地域行政による具体的な施策について私は未確認です。
◇ 2020.09.11 リニア 知事ら防音防災フード要望(NHK甲府放送局)が伝えました。『長崎知事は11日、リニア中央新幹線の計画ルート沿線の市長などとともにJR東海の東京の本社を訪れ、原則、県内の地上を走るすべての区間で、線路をコンクリートで覆う、「防音・防災フード」を設置するよう要望しました。』
・・・この件はこれまでの山梨県政による 「リニアの見える化」 施策を変更するものであり、委細確認出来てから情報整理する予定です。参照・2019.07.26 リニア中央新幹線の騒音対策について(山梨県知事記者会見)

 2020年早々から日本国内でも始まった新型コロナウイルス感染症問題は、政府からの緊急事態宣言とその解除が繰り返され、地域行政はそれに応じて情報発信を続け、それぞれの地域施策を行っています。(参照・新型コロナウイルス感染症の情報 COVID-19
新型コロナウイルス感染症問題で出来てリニア中央新幹線国策事業では出来ないはずは無いのですから、その事を忘れない為に記事に残します。

タグ:山梨県
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2020年07月29日

風土を育み未来につなぐ、立ち止まって考える

特定非営利活動法人 地球守 代表理事・高田宏臣さんの Facebook 記事を知りました。(地球守=チキュウモリ)
風土を育み未来につなぐ、本来の「観光」へ と題した NEWS ページに Facebook に書かれている静岡県に献呈した 高田宏臣氏の新刊 『土中環境』 についても書かれています。
◇ アマゾンのサイトでは、『古来より存在する土木技術は、いかにして環境を守ってきたのか、そしてその技術は現代を生きる我々にどのように語りかけてくるのか。造園から環境を考える一冊。』 と説明が付いています・・・土中環境 忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技

Facebook 記事は画像として引用(手元保存)しておきます。
Facebook_高田宏臣

◇ 2019年12月13日 現代土木の副作用 第二話 〜令和元年台風21号豪雨水害、土砂崩壊から
地球守サイトの「リニア」タグを開いて読めた記事です。私は土木工事のことなど全く分からないドシロウトですが、数百年も昔に建造された神社仏閣などが月日を重ねていることを思うと、高田さんのお話もなんとなく納得出来るのです。
私は MS-DOS 時代からのNECパソコンを今も使っています。 ネット接続はしませんが Windows 95 と MS-DOS の両方で動いていますから、昔作成したプログラムをそのまま動かしています。近年のパソコンは Windows 10 アップデートのたびに問題発生して苦しめられます。そんなことを思うと、技術の発展とは何だろうと考えてしまう事も多いです。立ち止まって考える、この言葉こそが大切だ、そして考える為の情報も居ながらにして手に入るのは、技術進歩によるものではある、その事もしっかり考えながら立ち止まる。
タグ:静岡県
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2019年11月16日

騒音対策、長野県環境審議委員会の検討結果(報道記録)

第4回長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会
開催日時:令和元_2019年11月14日(木曜日)会議結果の報道記事です。会議録は後日公開されますので、改めて記録する予定です。
私はこの専門委員会について記事を2度書いています、2019年06月10日 長野県にリニア中央新幹線騒音専門委員会が設置された、及び 2019年07月05日 第2回長野県リニア中央新幹線騒音専門委員会は大月市で開催、しかし騒音問題について疑問が多すぎるのでWebサイトで整理する予定は遅れています。2017年01月28日 新幹線騒音の地域類型が指定される範囲 400mについて、特にこの問題が私には未だに理解できずにおります。

リニア 軌道中心から400メートル以内に国の騒音基準適用 県環境審専門委が確認(2019年11月15日 信濃毎日新聞)

 2027年開業予定のリニア中央新幹線を巡り、騒音基準を適用する範囲などを検討する県環境審議会の専門委員会は(2019年11月)14日、4回目の会合を長野市で開いた。軌道中心から400メートル以内の沿線地域で、国が定めた基準値以下に規制することを確認。素案のパブリックコメント(意見公募)を実施後、(2020年)3月に県へ答申する。
 新幹線の騒音に対する国の基準は、都市計画法で定めた住居専用地域や住居地域で70デシベル以下、商業地域や工業地域で75デシベル以下と規定。素案では、同法による定めのない地域については、実際に住居として使用されている地域とその他に分けて、国の基準を同様に当てはめるとした。工業専用地域や河川区域などは適用外。トンネル沿線も原則適用外だが、地上部に住宅があることも想定されることから、出口地点から坑内200メートル区間は地上部分で同様の範囲で規制する。
 この日の会合では、県環境保全研究所(長野市)が軌道中心から400メートル地点の騒音が70〜71デシベルになるとの予測値を示したことを受けて、天候や地面の影響で騒音値が変動した場合についても検討。変動を加味して再予測すると、400メートル地点でほとんどの場合、70デシベルを下回ることが分かったとして、規制範囲を確認した。委員長の内田英夫・東京農業大客員教授(音響学)は取材に「騒音値は自然条件でばらつきが出るが、誤差をより正確に予測して範囲を決定できた」とした。
 県水大気環境課によると、リニア沿線の神奈川、山梨、岐阜県では既に騒音基準の指定範囲を定めており、いずれも軌道中心から400メートル以内。県内では飯田市、下伊那郡喬木村、豊丘村の地上区間4・4キロが対象となる。
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 09:00| 環境影響

2019年10月13日

リニア水涸れの対策で補償期間30年を乗り越える方法があった(リニアホント通信)

リニアホント通信 リニアホント通信(リニアほんと通信) Fact of Linear (このサイトの YouTube トップページ)
2019年10月初めに YouTube 公開が始まりました。

2019/10/09 【リニアホント通信】 開始にあたって
2019/10/10 【当事者インタビュー】リニア山梨実験線の沿線住民トンネル掘削水涸れ問題!
【編注】YouTube 登録名称は 「リニアホント通信」 ですが、広報や記事などでは 「リニアほんと通信」 も公式名称として使われています。私は両方を使って情報を整理します。

□□□リニアホント通信について□□□
現在、JR東海によってリニア中央新幹線の工事が2027年の開業を目指して、静岡県を除く1都5県において進められております。
リニア新幹線は大きな経済効果と、現在使われている東海道新幹線のバイパス的役割が果たせるというのが大きな建設目的ですが、果たしてそうなるかはわかりません。
リニアの新しいスピードだとか利便性ばかりが強調されていて、リニアが出来ることによって、どのように負の状況が出来上がってくるかマイナス面を伝える報道を殆ど私たちは見ません。
このリニアホント通信ではそうしたリニアの実態、リニアの負の側面をできるだけ皆さんにお伝えしたいと思っております。
専門家や識者の意見、あるいは現場を取材して、またリニアの報道の解説など、リニアの本当の現場をお伝えしていきたいと思います。
発行人 川村晃生  
トンネル掘削水涸れ問題 【当事者インタビュー】リニア山梨実験線の沿線住民トンネル掘削水涸れ問題!

初見のサイトで私が注目したのはこの記事でした。
これまでも山梨リニア実験線について私が書いた記事では水涸れ問題も取り上げてきましたが、地域行政からの公式情報は無く、全て民間人のサイトやブログの記事から知った事がベースでした。

リニア実験線はかなり以前からの事業ですから、たとえ住民補償はされていてもリニア中央新幹線が開通する頃には補償期間も終っているだろうな・・・などと陰鬱な気分で読んできたものです。

山梨県実験線地域で水涸れに遭遇したお二人へのインタビュー動画ですが、お一人は私が存じている方法で補償されておられましたが、7分40秒頃から、もうお一人の補償対策には本当に驚きました。リニア沿線地域で水涸れの恐怖にお悩みの皆様に、それ以外の全ての国民の皆様にも、この動画ご高覧をお勧めいたします。

この発想でいけば、大井川水利問題の解決にリニアトンネル湧水にこだわる必要は無い、南アルプス山系の地下水利を精査し、何処からでも大井川源流に流す方策を生みだす、そういう考え方もあるはずです。
続きがあります・・・
タグ:山梨県
posted by ict工夫 at 16:23| 環境影響

2019年07月05日

第2回長野県リニア中央新幹線騒音専門委員会は大月市で開催

第2回「長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会」を開催します

現在建設中のリニア中央新幹線の沿線地域について、新幹線走行により発生する騒音から生活環境を保全することを目的として、新幹線鉄道騒音に係る環境基準の各類型を当てはめる地域を指定するため、第2回長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会を以下のとおり開催します。
日時
 令和元_2019年7月10日(水曜日)午後3時から午後4時30分まで
 (開始時間は都合により前後する可能性があります)
場所
 山梨県県土整備部富士・東部建設事務所3階会議室
会議内容(予定)
 (1)他県の指定状況について
 (2)環境影響評価書における騒音評価について
 (3)地域指定の範囲について
 (4)その他
会議は公開で行います。
【追記 2019.07.26】長野県環境審議会リニア中央新幹線騒音専門委員会、委員会ホームページに該当します。このページに第2回会議の配布資料がアップロードされています。第1回の会議録も掲載されていますので、今回の会議録も掲載されると思います。
posted by ict工夫 at 22:06| 環境影響