2020年09月04日

リニア駅からの交通アクセスのあり方(山梨県政の審議過程)

◇ 2020.09.04 リニア駅北側に交通機能を集約案(09月04日 17時54分 NHK甲府放送局)

リニア中央新幹線の開業効果を山梨県内に波及させるため駅からの交通アクセスのあり方などを話し合う県の検討会が(2020年9月)4日、開かれ、事務局から駅北側を中心に自家用車向けの駐車場やバスやタクシーの乗り場などを設置するたたき台の案が示されました。

この会合は甲府市大津町に駅が設置されるリニアの開業効果を県内全域に波及させるための交通アクセスのあり方や駅前の整備方針を検討するために県が設置したものす。

4日の検討会では、茨城県日立市が導入している専用道路を整備してバスを走らせる「BRT」と呼ばれる公共交通網が紹介され、市の担当者とテレビ会議システムをつなぎ、事業の概要や利用状況などについて説明を受けました。

続いて、交通アクセスに関して駅前のエリアをどう使うか県などの事務局からたたき台が示されました。
それによりますと、中央自動車道と駅を直結させるスマートインターチェンジが整備される北側に自家用車を止め、乗り換えるためのパークアンドライドの駐車場や、高速バスや路線バス、それにタクシーなどの乗り場などを設置するとしています。

また、駅の南側は短時間の駐車場などをのぞいてどう整備するかははっきりと示しておらず今後、議論を重ねるとしています。
出席者からは「北側と南側の行き来をしやすくできるならバスやタクシーの乗り場はどちらか一方でいいのでは」といった意見が出されていました。
検討会では今年度中に意見をまとめることにしています。
◇ 山梨県リニア交通局リニア未来創造・推進課 リニア駅前エリア整備の在り方検討会議
このページがメインです。2019年1月に就任された長崎幸太郎知事のリニア中央新幹線関連事業施策の一環と思いますのでWebサイトで整理しておく予定です。
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2020年08月27日

JR東海社長記者会見、東京ー甲府など先行開業を否定 2020年8月27日(報道記録)

◇ 2020.08.27 リニア新幹線 JR東海社長 東京ー甲府など先行開業を否定(2020.08.27 19:20 UTYテレビ山梨)
 水資源をめぐる静岡県との対立でリニアの開業の遅れが避けられない状況となる中、JR東海の金子社長は東京ー甲府間など先行開業を改めて否定しました。
リニア中央新幹線をめぐっては静岡県が大井川の流量減少を懸念しトンネル工事の着工を認めずJR東海は2027年の東京ー名古屋間の開通は難しい状況としています。
 8月27日の会見でJR東海の金子慎社長は東京ー甲府間などの先行開業についてリニアは東海道新幹線のバイパスを作ることが目的で一部の先行開業では達成できないとして改めて否定しました。
また、先行開業には新たな設備が必要だが全線開業後は、不要となるとして「現実的ではない」としました。

2020年8月27日のJR東海社長記者会見は、ニュースリリース に 『2020.08.27 【社長会見】2020年度 地震防災訓練の実施について』 は記載されています。しかし上記の発言がされた事は公式サイトからは不明です。
同様な事はこれまでに何度もありました。マスメディアが記者会見での発表として報じても、JR東海のニュースリリースとしては記載されていない場合が多いのです。それも民間企業の一つのあり方だとして私はマスメディアの情報を記録しておくだけですませています。
今回の社長発言はおそらくUTYテレビ山梨の記者さんからの質問に答えたものだろうと私は推察しています。そういう場合には他のメディアの記事にはならないものですから。

2020年07月09日 リニア中央新幹線の早期開通を求める山梨県議会意見書 として記事を7月に掲載しました。チマタでは品川〜山梨を先行開業の要望なども出ているらしいですが、私は状況から見て相模原〜山梨を開通させるだけで事業は一旦中断が良いとも思っています。元々は実験線試乗施設である山梨県都留市の駅施設と甲府駅だけを結ぶ観光路線にすれば良いと思って来たのです。
ですから山梨県早川町と長野県大鹿村のアルプストンネルから工事をスタートしたのには驚いたことを思い出します。そのトンネルの中核である静岡工区が着工に至らない現況こそが、国(国土交通省)とJR東海の二人三脚が犯したミステークを如実に示しているでしょう。戯れ言はここまでにして筆をおきます。

続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 23:00| 山梨県

2020年07月21日

山梨県はリニア新幹線推進本部を設置

◇ 2020.07.21 リニア新幹線で県に推進本部設置(07月21日 14時42分 NHKNHK甲府放送局)
リニア中央新幹線は2027年の開業が厳しくなっていますが、県は、開業に向けて計画的に施策を進めるため「リニアやまなしビジョン推進本部」を設置し、長崎知事は開業の時期にかかわらず計画を推進するよう指示しました。

県はことし3月、リニア中央新幹線の開業に向けたさまざまな施策を進めるための計画、「リニアやまなしビジョン」を策定し、21日、施策の具体化を図るための推進本部を設置して初めての会議を開きました。
この中で推進本部の本部長を務める長崎知事は「リニアをひとつのきっかけとして山梨の将来像を描いて具現化していく」と述べました。

リニア中央新幹線をめぐってはJR東海と静岡県との協議が難航し2027年の開業が厳しくなっていますが長崎知事は「リニアが開通したらかけ算となってその効果が増していく。ぜひとも将来に向けて積極的な議論とご協力を心からお願いしたい」と述べ、開業の時期によらず着実に計画を進めていく考えを示しました。
県は今後、土地が比較的安価で、首都圏や関西圏との移動時間が短くなるメリットをいかし、国内外の優秀な研究者が集まる研究開発拠点をつくるための環境整備をすすめていくことや開業の効果を県内全域に波及させるため、甲府市に設置される計画の新たな駅と県内を結ぶ交通ネットワークの検討をすすめるなど、施策の具体化を展開することにしています。
◇ 2020.07.21 2027年厳しくなる中 リニア開業見据え 活性化の推進本部設置(2020.07.21 19:30 UTY)
リニア中央新幹線の開業を見据えた地域活性化の指針リニアやまなしビジョンを推進するための山梨県の会議が立ち上がりました。
リニア開業を見据え県はクリーンエネルギーなどの分野で最先端の技術開発に取り組む企業を誘致し関連産業を集積させることで雇用の拡大や地域活性化につなげようとビジョンを作成しています。
7月21日立ち上がった会議はこのビジョンの実現に向け必要な施策を推進するためのもので、専門的な知識を持つ有識者をアドバイザーに委嘱し誘致企業の絞り込みなどを今年度の活動とすることが報告されました。
リニアの開業を巡っては静岡県が着工を認めていないことからJR東海は東京―名古屋間の2027年の開業は難しいという認識を示していますが長崎山梨県知事は「開業の時期にかかわらず山梨の将来像を描き実行に向けて進め開通後の効果を高めていきたい」と述べました。
繰り返しになりますが、私は新型コロナウイルス感染症問題の状況確認に注力している状況なので、山梨県政が発するリニア中央新幹線事業に関する情報も未整理です。
世界各地での COVID-19 問題がとりあえず終息段階に到達してから、その後の世界各国の政治・経済・社会状況はどのように変わっていくか、そこまではなんとかフォローしたいと思っています。
新型コロナウイルスの地球侵略に世界中が一致団結して戦う、まるで映画にしか無い宇宙戦争のような状況下で山梨県政の発想・施策の有り様を冷静に見つめることが出来るのも私には良い学習になります。
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2020年07月09日

リニア中央新幹線の早期開通を求める山梨県議会意見書

◇ 山梨県議会・リニア中央新幹線の早期開通を求める意見書(2020年6月定例会記録)

 JR東海が2027年(令和9年)の開業を目指すリニア中央新幹線について、静岡工区の着工の目途が立たないことから開業延期と計画の見直しが余儀なくされている。リニア中央新幹線は、東京、名古屋、大阪の三大都市圏を短時間で結ぶだけでなく、中間駅となる地方都市の活性化につながる国家的プロジェクトである。

 山梨県にとって、リニア中央新幹線の開業は、移動時間を大幅に短縮し、沿線地域間の交流の拡大を図るなど、社会、経済、文化、産業などあらゆる面で飛躍的な発展をもたらすものと期待されている。また、災害リスクの観点からも、リニア中央新幹線は東海道新幹線の代替輸送手段の役割を担い、危険分散を図ることが期待されており、山梨県を東京都民の避難地域として位置付け防災のバックアップ機能としての役割を果たすことも期待できる。さらに、山梨県では、平成26年に大雪災害に見舞われ、首都圏との交通網が遮断されたが、リニア中央新幹線があれば、山梨県と首都圏の物流の役割も期待される。

 こうした中、山梨県は本年3月にリニア中間駅を活かした経済活性化策の指針となる「リニアやまなしビジョン」を策定して、7年後の開業に向けて取り組みを進めているところであり、開業延期は山梨県を初めとする地方都市に大きな影響を及ぼすものである。

 JR東海と静岡県との間では、工事による大井川の流量減少など環境面での懸念が大きな課題となっているが、国家的な交通施策の観点から、国が前面に立ってこの課題解決に取り組むべきと考える。
 よって、次の事項について、特段の措置を講じられるよう強く要望する。

リニア中央新幹線の2027年(令和9年)開業が実現されるよう、JR東海と静岡県が抱える諸課題の解決に国が前面に立って取り組むこと。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年7月3日 山梨県議会議長
提 出 先
衆議院議長  参議院議長
内閣総理大臣 総務大臣
財務大臣   文部科学大臣
厚生労働大臣 経済産業大臣
提 出 者  山梨県議会議員       
  皆川  巖  浅川 力三  望月  勝 
  河西 敏郎  白壁 賢一  久保田 松幸
  大柴 邦彦  土橋  亨  古屋 雅夫 
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 20:00| 山梨県

2019年12月18日

12月18日、リニア山梨県駅位置の検証結果を知事が発表

2019年12月18日 山梨県知事臨時記者会見 リニア山梨県駅位置の検証結果について
(新聞報道のもとになった記者会見です、別記事として整理します)

山梨県リニア交通局リニア推進課が広報しています リニア山梨県駅(仮称)の駅位置の検証結果の公表及び県民向け説明会の開催について
山梨県議会は 2019年12月18日 が閉会日でしたが、閉会前の議場で知事から報告されたのだと思います。当初の議会日程には無かったので、この知事報告は追加されたものと思います。
前記事・リニア山梨県駅の位置検証の結果公表と説明会の開催 2019年12月24日、記事が前後しましたが、18日の知事発表がこの説明会につながります。

◇ NHK山梨 12月18日 17時42分 知事「リニアの駅は甲府市最適」
 『長崎知事は、すでに国が認可している甲府市大津町に駅を建設し、中央市のJR身延線の小井川駅との間をシャトルバスで結ぶことが最適だと判断したことを明らかにしました。』

◇ 日本経済新聞 2019/12/18 18:10 山梨県、リニア新駅は「甲府市大津町」 検証結果公表
 『検証は大津町に加え、JR身延線の小井川駅(同県中央市)直結を想定して実施。1時間に上下線1本(1日計34本)が新駅に停車する場合、2地点とも1日の乗降客数は1万3100人と推計した。シャトルバスを小井川駅まで運行した場合、大津町で1万3500人となるとしている。』

◇ YBS山梨放送ニュース 2019.12.18 18:47 知事がリニア駅検証結果を公表
『乗降客の6割以上を占める車を使った駅へのアクセスを分析すると、大津町の方が30分以内に到着できる人が1万2000人多く優位なことが分かった。こうした状況を踏まえ、大津町と小井川駅の間でシャトルバスを運行した場合も検証したところ1万3100人の1日の推定乗降客数が1万3500人に増えることが判明。』

◇ UTYテレビ山梨ニュース 2019.12.18 19:57 小井川駅周辺にシャトルバス リニア駅検証「甲府市大津町が妥当」
『そしてこの日、検証結果を県議会に報告しました。 それによりますとリニアの駅で乗り降りする人の数は両駅ともに1日1万3100人となりました。 一方で、道路から駅へのアクセスでは所要時間も踏まえ大津町のほうが優位としました。 こうしたことから長崎知事は駅の位置は甲府市大津町が妥当と結論付けました。』
◇ Yahoo!ニュースでも掲載されました。読者コメントがあります。

◇ 産経新聞 12/18(水) 13:50 Yahoo!配信 山梨のリニア駅は甲府南部 中心部から30分、県が再決定・・・産経新聞本紙の記事(2019.12.18 13:47 経済産業・ビジネス)
この記事は記しています、『知事はこの日の記者会見で、2案とも1日の利用予測は1万3100人だが、車やバスを使う人の利便性は大津町が高いとの検証結果を説明した上で「駅位置は大津町とし、小井川駅との間にシャトルバスを運行させることが最適と判断した」と述べた。バスの専用道はリニア高架下のJR用地を利用するとしている。』
やはり記者会見もあったのだと分かりました。NHKが夕方の記事でしたから、UTYが報じた全体会議での発表かと思って、この記事を修正していましたが、5W1H のポイントが欠けた報道にはいつも悩まされます。

【参考】国立社会保障・人口問題研究所 日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)
山梨県・2015年 83.5万人 → 2045年 59.96万人
これはリニア中央新幹線開通に関係無く日本国全体の問題ですが、人口減少への対応を基本命題とした時に、新規に箱物を造るのが大切か、修理修復期限が来ている各種公共施設の修復改良を図ることが、効果的で重要なのか、そういう全体的な視野・スタンスで判断することが必要な日本国の未来象になっていると思います。
山梨県議会(令和元年)2019年12月定例会で代表質問の最初は12月6日の自民党誠心会 河西敏郎議員「1.リニア中央新幹線の開業に向けた取り組みについて」でしたが、NHK甲府放送局は質問当日(6日)の報道では知事答弁として、『県全体の将来の交通体系や経済への影響を見据えて、それぞれの場所に駅が建設された場合の乗降客数や、JR中央本線や身延線、中央自動車道など既存の交通インフラの利用にどれだけ影響があるかなど、専門家の意見を聞ききながら検証作業を進めている』 との内容を伝えていました。
甲府市にある JAZZ BAR BASIE サイトの 「山梨オピニオン」 ページで リニア駅は、大津より、小井川がベスト  50年、100年先を思えば 結論は 一つ 小井川駅 大津近辺は、新しい 街づくりを 創造しよう!! …長崎知事の決断に期待が蔵六の気持ち!! と題された記事があります。
山梨県内の一般民間人サイトでリニア山梨県駅に関する意見が書かれているのは、私が知る限りこの ページだけです。
2017年11月8日の記事ですが、NHK甲府放送局のリニア特集ページに リニアまで10年 アクセスの課題 があります。
この記事は山梨県民がリニア新幹線に乗車する時の利便性を考察する内容が主たるものです。
記事中で、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの加藤義人氏も意見を述べておられますが、2013年9月、リニア開通で10兆円の経済効果(政策研究レポート リニア時代到来への期待)という情報で沿線地域をリニア事業邁進に奮い立たせた三菱レポートを担当なさった方です。
甲府市公式サイト・令和元年10月市長臨時記者会見(2019年10月21日)
 甲府市長の記者会見発表内容と新聞記者との質疑応答、そして関連資料PDFファイルの公開ページです。
質疑応答の3番目が「リニア中央新幹線山梨県駅位置の検証結果について」、以下の資料について説明されています。
    資料3 リニア中央新幹線山梨県駅位置の検証結果について(PDF:470KB)
    資料4 甲府市リニア活用基本構想(2017年3月策定)より(PDF:690KB)
    資料5 県内の主要観光地への移動時間の比較について(PDF:2,004KB)
    資料6 リニア駅近郊の航空写真(PDF:340KB)
山梨県知事から公開される検証結果・資料を理解するのに参考になるかと思えます。
【以下は私の考察です】
(1)品川―相模原市−山梨県駅−飯田市−中津川市−名古屋 を1列車1,000人の乗客を運ぶ。その中間駅は上り下りそれぞれ1時間に1本が停車する予定と言われています。
(2)乗車は全て予約制と言われていますが、その具体的なシステムについて明確な記事は無かったと思います。(私の想定は以下の通り)
  1.スマホで提供されるアプリにより所定の期間内に乗車申込をする。
  2.申込完了によりスマホで登録している口座から料金が引き落とされる。
  3.乗車駅ではスマホの操作で予約本人と確認され、ゲートを通って待合室で列車到着を待つ。
(3)団体旅行(観光団とか修学旅行など)としての予約登録方法は個人乗車(支払)とは別に設定されると思えます。
(4)下車駅に到着後、目的地への移動は個々人それぞれ異なるが、団体旅行の場合は、あらかじめ現地バス会社との契約による観光バスがリニア駅まで迎えに来ることは想定できます。
(5)予約制ですからJR東海は沿線各駅で停車時刻別の下車人数を把握しています。
 その人数データを外部に提供するかどうか、この点で沿線各駅地域での地域交通の便宜を図る方策のあり方が決まって来るはずです。
  1.ホテル、旅館が駅までの送り迎えをしているなら、バス専用レーンを走ることも認める必要があるでしょう、実車タクシーも同じです。
  2.企業なら来客を社用車で駅までお迎えに行くことも多くなるでしょう。
  3.駅からレンタカーで移動しようとする人々に応じるレンタカープールがリニア駅前に開設されるかも知れません。特定のレンタカー会社ではなく、全国展開して登録ユーザーの便宜を図るようなレンタカー会社も含めた共同の駐車場所となるわけです。
(6)リニア駅が既存の鉄道と駅を共有するのは品川駅と名古屋駅だけです。鉄道のネットワークは断たれているのを承知で認可したのは国土交通省です。その事を決して忘れず次の世代にも引き継いでいくことが地域一般住民の役目でしょう。

甲府市内とリニア山梨県駅とを繋ぐ交通状況について考えるだけでも、以上のような多様多彩なケースへの対処を検討する事になるでしょう。

posted by ict工夫 at 21:24| Comment(0) | 山梨県