2017年01月29日

リニア中央新幹線防音フード設置を求める山梨県富士川町

ネットから知った情報です。要請書は賛同者が署名して地域団体からまとめて発出されるようですが手続きの委細は知りません。(本文テキストの強調箇所は編者です)

2017年 月 日
山梨県知事 後藤 斎 殿

  リニア中央新幹線防音フード設置             
          及び住民が納得できる説明と情報の公開を求める要請書

要請趣旨

 2011年に現行ルートでのリニア中央新幹線の建設を国がJR東海に指示して以来、私たちは最低限「今ある暮らしが守られるように」と願って、説明会に足を運んできました。
 2016年8月21日、10月21日に行われた天神中條地区での説明会におきましても、地域の住民から多くの意見が出されました。特に、騒音に係る防音フードの設置は、両説明会だけでなく、過去の説明会の中でも一致した要望として出されてきました。加えて、地権者も含めた地元住民と合意が交わされないまま用地測量説明会が計画されたことへの不満と怒りも多数出され、参加者は説明会が行われたとの認識をしておりません。
 防音フード設置の要望に対して、県は10月28日付で、環境基準の類型指定は来(2017)年度後半との回答を出しました。測量の予定が出されるときになっても、防音フード設置か否か一向にはっきりとした回答が出されておらず、住民の声を真剣に聞き取ろうとしているとは到底思えません。
 本事業が実行されれば、リニア沿線住民にとつて、防音フードか防音壁かは、心身の健康にもかかわる本当に深刻な問題です。6時から24時まで、6分おきという頻度で75〜 78 dBの騒音にさらされ続けることは、「今ある暮らしが守られる」どころか、とても人が暮らす環境ではありません。また、JR東海のいう個別の対策である窓ガラスや壁の補強は、一歩家から出れば劣悪な環境で過ごさなければならないことに変わりなく、形だけの対策としか思えません。
 このまま、まともな説明もせず、防音壁になり、今の生活や環境が一方的に大きく壊されることは、私たちの代だけでなく子々孫々にまでつながつていきます。その他、景観・日影・電磁波・水枯れなどリニアによる大きな生活環境の悪化が懸念されている中、この土地で、豊かな生活を営んでいる、多くの住民がいるという明らかな事実を受け止め、人として最低の生活環境を守るために、防音フードの設置を強く要請します。

要請項目
 1、富士川町全域を類型基準1(住宅に用される地域)に指定し、防音フード設置を求めます。
 2、県は住民の声を真摯に聞き取ることを求めます。

リニア沿線住民天神中條有志一同

2016年12月19日に 甲府市の住民がリニア新幹線騒音対策を要請 と記事を書きました。甲府市上曽根町文珠地区にお住まいの方々です。

山梨県富士川町天神中條地域と山梨県甲府市上曽根町には共通点があります。リニア軌道の騒音対策が防音壁によると計画されていることです。
その理由は、天神中條が「市街化調整区域」、上曽根町が「非線引き区域」だとJR東海が確認したからと思えます。
尚、甲府市上曽根町はリニア中央新幹線軌道が通るために移転が決定した甲府市立中道北小学校の通学区です。

防音フードがあるから、リニアモーターカーは国土交通省の技術評価をパスしたのです。この事を次の記事に整理しました。

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2017年01月26日

山梨県の参考に新幹線騒音対策を長野県の実務から確認する

長野県庁サイトに 平成28年度北陸新幹線鉄道騒音・振動測定結果について(更新日:2016年11月18日)があります。下図はそのPDFファイルの部分キャプチャーです。

長野県新幹線騒音類型地域別測定一覧

上記長野県のページに書かれているように「騒音に係る環境基準」は「環境基本法第16条第1項により、騒音に係る環境基準は政府が定めています。」
この件の参考として自分のWebサイトで リンク集 環境省関係 を更新しました。
特に「新幹線鉄道騒音に係る基準」は「一般の鉄道騒音」とも別になっています。それが T類 70 db、U類 75 db の規程です。
それを踏まえた長野県の測定データが図のように新幹線騒音の類型地域別に測定され一覧表で公開されています。
この問題に関する長野県政のスタンスは、平成28年度の北陸新幹線騒音・振動測定結果をお知らせします(長野県環境部プレスリリース 平成28年(2016年)11月18日)で示されています。

では、長野県政は新幹線騒音の地域別類型をどのように指定しているのか。
この事について、『県民ホットライン』新幹線鉄道騒音の環境基準について(2015年7月16日回答) のページが参考になります。
上掲2016年度測定結果のページでも 「市町別の地域の指定状況はこちら→類型指定状況(PDF:131KB)」として公開されています。
この類型指定一覧を見ると、それぞれが長野県告示として発出されていて、「指定地域の図面は、長野県環境部水大気環境課、関係地方事務所、関係市役所及び関係町役場において縦覧できます。」とのことです。
それらの告示は指定一覧に記載された日付・番号により 長野県報 から探せると思います。例えば 長野県報 平成25年(2013年)7月29日 から『長野県告示第416号 平成6年長野県告示第130号(環境基本法に基づく新幹線鉄道騒音に係る環境基準の類型及び地域の指定)の一部改正 【水大気環境課】 』を読めば良いはずです。

リニア新幹線の騒音基準は法律が定めたものですから、なにか特別の政治的配慮がなされない限り山梨県内沿線だけ変えることはできないでしょう。法を変えさせるのは政権交代など有権者の仕事です。

JR東海の環境影響評価書(補正後)(PDFファイル 284 KB)でも、この騒音基準値をベースにして予測値と環境対策が県内各地域について述べられています(PDFファイルの後半 8-1-2-17 以後です)。
そもそも論から言えば、リニア新幹線が文字通り直線ルートでしか建設できない点に問題の根本があるのですが、お国が決めたことですから地域行政としては住民を守るために的確な方策を採るしかありません。

山梨県庁が新幹線騒音基準値の県内適用を通達したとの報道から発した事ですが、類型地域の指定は2017年になるという話をネット情報から知りました。
長野県のページは「環境部水大気環境課」が担当していますが、山梨県も大気水質保全課が担当のようです。

情報が得られやすい、理解しやすい地域は活き活きとしている・・・私の街づくりテーマの想い。
タグ:騒音対策
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2017年01月25日

山梨県バス交通ネットワーク再生計画とリニア新幹線新駅の関係

山梨県庁サイトで パブリックコメント(県民意見提出制度)−募集中の案件 から入ります・・・・ 2017年1月17日 「山梨県バス交通ネットワーク再生計画」(素案)に対する県民意見の募集について(募集期間 2017年1月17日(火)〜2017年2月15日(水))
その概要資料から引用しておきます。

 山梨県では、生涯にわたり安心して暮らせる社会を実現するバス交通ネットワークを構築するため、「山梨県バス交通ネットワーク再生計画」(素案)を取りまとめました。この素案に対して、県民の皆様から幅広く意見を募集いたします。
 県民の皆様から寄せられました御意見につきましては、計画の策定に当たっての参考として活用させていただくとともに、御意見の概要につきましても後日公表させていただく予定です。

ちなみにこの素案中に示されているバス利用調査については 山梨県バス交通ネットワーク再生計画策定調査業務委託(明許)公募型プロポーザルの募集について(2015年8月13日)により実施された調査だと思います。
履行期間が契約締結の翌日から平成28_2016年10月31日まで年度をまたがっているので、事業者ならすぐ理解できる予算用語として(明許)と書かれているのでしょう。この調査は1年間通して行なわれたはずです。

「山梨県バス交通ネットワーク再生計画(素案)の参考資料」buskeikaku_soan_honbun4_5_6shou_sankou.pdf から引用します。(強調は編者)

@リニア駅と甲府駅
 公共交通のハブ的機能を有するリニア駅と甲府駅の連結は本県の交通ネットワークにおいて重要であり、両駅間を結ぶバス交通については速達性・定時性及び地域内路線としての利便性の確保が特に必要となります。
速達性・定時性及び利便性に優れた国道358 号(新平和通り)ルートにおいて、交差点改良等による速達性や定時性の更なる向上を検討するとともに、IC カードによる料金徴収や運行情報の提供により利便性の高いバス運行を目指して参ります。

既にNHK山梨が2017年1月12日にJR甲府駅とリニア山梨県駅とを結ぶバスルートとして国道358号線を選定したと報じていました。それが「山梨県バス交通ネットワーク再生計画」に関係すると気付いて情報を探したのです。

身延線アンダーパス

甲府市ではよく知られたことですが、国道358号に冠水リスクのポイントがあります。
国土交通省甲府河川国道事務所 平成28年08月04日 山梨県内の道路冠水注意箇所(アンダーパス部)は15箇所〜道路冠水時の無理な通行は控えて下さい〜 ・・・ リストで(3)身延線アンダーパスを示しています(2016年8月作成PDFファイル))
【掲載画像は Google ストリートビュー(2015年7月) からのキャプチャーなので現在とは異なるかも知れませんが、国道(山梨県管轄)の上を身延線が通っています。】
山梨県県土整備部道路管理課は 2009年1月30日に「アンダーパスの冠水予防について」 を公開していますので引用しておきます。

これまで度々冠水している国道358号の身延線との交差箇所などにおいては、現在、排水ポンプとともに、水位計と連動して「通行止め」を表示する電光掲示板を上下線に設置し、「通行止め」になると(同時に)排水を開始する仕組みで冠水対策を施しているところです。

水位観測で通行止は結構なことですが、直通バスを使っていてはリニアに乗れなくなるので困ります。冠水を防ぐ国道のかさ上げは出来ないと思えます、高さ制限で大型車が通れなくなるはずです。JR東海が身延線の高架をもっと高くして道路は水平にするしかないでしょう、と、これは素人の見方ですが・・・
「速達性・定時性」に山梨県政はどう対応するのか、既に計画には折り込み済みなのか、時間がある時に素案を読み込んでおきたいと思います。

私は以前こんな記事を書きました・・・2012年11月02日 「デュアル・モード・ビークルの採用を、リニア計画」
これを踏まえて 「リニアを考えよう!コミュニティー」 Facebook に投稿されたNHKの358号線ルート決定報道に関する記事にコメントしたのです・・・『身延線を活用したDMVは鉄道が無い南アルプス市、富士川町などにも有用な公共交通になることを踏まえています。活用できる道路は既に整備されているのです。 リニア開通後に身延線が第三セクター化しても静岡県とも連携した事業として活動できるかも知れませんし、リニアがポシャッてもDMVは地域を活性化できる。』

山梨県内のバス交通ネットワークは街づくりの視点から考察すべきテーマですが、リニア山梨県駅との関係でルート選定に疑問がありましたのでリニア新幹線情報のブログにも書きました。計画の審議過程や素案を読み込んで何か気付いたら補足しますが、とりあえず以上。

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2016年12月28日

山梨県庁発表、リニア新幹線建設による県内公共施設十数件移転の状況

2016年12月28日、NHK山梨 を通じて発表されましたのでニュースを読むような文章です。本日は御用納めなので、正月休み明けに山梨県リニア交通局リニア推進課からの公式広報を確認します。

 県はリニア中央新幹線の建設工事に伴って、移転が必要となる公園などの公共施設が十数件に上るという見通しを示しました。
 県によりますと、リニア中央新幹線の建設工事に伴って、移転が必要となるのは甲府市や中央市、南アルプス市などの公園や児童センター、グラウンドなどの十数件の公共施設です。
こうした施設について、県は来年度から市町村が移転をする際に、規模を大きくしたり機能を充実させたりする場合、財政的な支援をする方針です。
一方で、工事に必要な土地の測量が始まっていないところもあり、移転が必要となる公共施設の数は正式には固まっていないということです。
県内では、これまでリニア中央新幹線が敷地内を通過する計画の中央市の田富北小学校と甲府市の中道北小学校の2つの学校の移転が正式に決まっています。
県リニア推進課は「沿線地域の活性化を図るため、公共施設の移転についてはできるだけ緩和するよう取り組みたい」としています。
12月28日 10時56分

路線計画の明細は2013年9月にJR東海による 環境影響評価書・関連図 が公表され説明会が始まってからだったと思います。
山梨県・準備書本編 には、「4-2 地域特性(社会的状況)(5) 学校、病院その他の環境の保全についての配慮が特に必要な施設の配置の状況及び住宅の配置の概況」というPDFファイルもアップロードされていました。(2014年8月 評価書補正版では、同じタイトルのPDFファイル
この施設一覧中で路線軌道にかかるので移転が必要な施設がどれかは、県庁、自治体、地域の皆さんはとっくに理解されていたと思います。
とにかくこの問題はリニア推進課が担当しているらしいことは分かりましたので、公式情報を待ちます。
甲府市立中道北小学校の移転問題は既にこのブログに書きました・・・2016年12月08日 甲府市立中道北小学校の移転先を決定した教育委員会議事録と資料 が最新です。過去記事にリンクしてあります。

NHKニュースは12月28日 10時56分ですから、山梨県内メディアも確認しておく必要はあります。
UTYテレビ山梨NNNニュース(YBS) はNHK同様に速報体制ですが、28日報道にはありません。
29日に 山梨日日新聞朝日新聞毎日新聞読売新聞産経新聞 の山梨版を確認しておこうと思います。私はNHKを通じた山梨県庁広報の「深層」に関心があります。

タグ:公共施設
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2016年12月26日

リニア新幹線騒音基準について山梨県知事に申し入れがされました

既に申入書がネットで画像公開されていましたので転載させていただきます。

リニア新幹線騒音基準の申入書

文中「過日の新聞報道によれば」というのは、「リニア騒音基準決める」(山梨日日新聞ネット記事 2016年11月15日)報道の事だと思います。朝毎読産経の山梨版ネット公開記事では見つかりませんでしたので、山梨日日新聞のみの情報かと思います。
他紙が紙面記事として報じたかどうかは調べていません。山梨県内記事の紙面に掲載されているなら、全国紙の場合に他県ではその記事は読めないはずです。
リニア新幹線事業の情報を国民が共有するという目的には役に立ちません。

山梨県庁からの発信情報を私は未確認です。

環境省に 「新幹線鉄道騒音に係る環境基準」 のページがあります。
山梨リニア実験線が「中央新幹線」になるのだと想定されていたなら、山梨県としてはこの環境基準に基づいた検討がなされ、実験線沿線については沿線の騒音測定が継続され、山梨県庁からは県としての地域区分、騒音基準の広報、騒音対策などの施策がとられたはずです。
国土交通省によりリニア中央新幹線計画が確定しJR東海の環境影響評価で騒音についても説明された時、甲府市以西の沿線自治体からは地域の人々には山梨県の新幹線騒音基準の説明が独自に行なわれたはずです。

この申入れをされた方々は、リニア実験線沿線について山梨県が既に決めていたはずの騒音基準をご存じなかったのか、確認されなかったのか、あるいは、実験線に関連した上記のような施策は全く無くて、単純にリニア新幹線を推進するだけの山梨県行政に過ぎないのか、私には全くわかりません。

私は県外から山梨にやってきたキタリモンなので古い話はわかりません。でもネットさえ使えれば、いつでも何処にいても情報は得られるのが日本国が目指した e-Japan, u-Japan です。物理距離ではなく情報距離が近いことが街づくりにも大切だと思っています。
リニア新幹線情報についても同じです。
この件は苦手な環境問題がクリアーできたら後日リニア情報Webサイトで整理しておくつもりですが、環境問題は私自身の知的レベルの低さが原因で情報距離が遠いので参っているのです。

タグ:騒音対策
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2016年12月21日

山梨県リニア建設工事で地元企業の活用を要請する

NHK山梨のニュース、2016年12月21日 15時54分
「リニア建設工事で県協議会設立」とタイトルされていますが、本文でもその協議会の名称はわかりません。よって歴史の検討史料として全文引用しておきます。
リニア中央新幹線建設促進山梨県経済団体協議会(金丸康信会長) の2016年7月5日「2016年度総会」開催は記事にしました。これとは別に建設関係企業などで協議会が設立されたのでしょう。

この協議会はリニア中央新幹線の建設を経済の活性化につなげようと、県内の経済団体や自治体など80余りの団体で設立されるものです。
甲府市で開かれた設立総会では、発起人を代表して甲府商工会議所の金丸康信会頭があいさつし、「人口減少が進むなか、リニア中央新幹線は起死回生の起爆剤となります。地元の企業を活用するようJR東海に要望していきたい」と述べました。
リニア中央新幹線は、ことし(2016年)10月、大きな難所とされる南アルプスを貫くトンネルの掘削工事が始まったほか、巨摩山地を貫くトンネルも一部で工事契約が結ばれるなど開業に向けた動きが本格化しています。
協議会は、まず、年明けの(2017年)1月にJR東海中央新幹線推進本部に対して要望活動を行うことにしていて、建設工事を共同企業体で行う場合県内の企業も加えることや、建設に使う資材は県内産を使うことなどを求めていく方針です。

設立総会ですから、会場には新組織の名称が書かれた看板など置かれていたと思います。取材記者が見落とすはずもなく、仮にそういうものが一切無かったとしても、事務局などに取材して名称は確認したはずです。
協議会名称も記載した記事原稿から名称は外させてニュースとして流させた人がいるのでしょう。
こんなNHKでも私はべつにかまいません、この協議会のことは既にどこかで見ていますので、後日整理しておく予定です。
リニア中央新幹線建設促進期成同盟会(沿線各都県知事がそれぞれの同盟会の会長)の活動とは異なり、「県内の企業も加えること」を要請する活動も含まれる(この事も既に私は知っていました)協議会に自治体も参加しているとは驚きです(NHK報道の通りなら)。またまた「談合やまなし」だと全国民から笑われますので、この点を明確に確認する作業が続く・・・

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2016年12月08日

甲府市立中道北小学校の移転先を決定した教育委員会議事録と資料

2016年10月11日に開催された甲府市教育委員会の10月定例会議は「議題 第23号 中道北小学校の移転先選定について」を審議し、以下のように甲府市立中道北小学校の移転先を教育委員会事務局提案の通りに可決しました。
中道北小学校の移転について | 中道北小学校移転先 | 移転先PDFファイル(2016.10.13作成 1,660 KB)

議題:第23号
中道北小学校の移転先の選定について
リニア中央新幹線の整備に伴う中道北小学校の移転先について、次のとおり決定する。
1 移転先
甲府市上曽根町、下曽根町地内(別紙図面のとおり)
2 提案理由
これまでの住民説明会等においての意見、要望等を踏まえ、選定にあたっては、これまでの教育環境、通学環境が大きく変わらない場所、活断層を避ける場所、既存の児童館及び駐在所からあまり遠くならない場所、避難所としての施設の確保、農振農用地域の除外、景観、騒音、磁界、中道地域の将来的なまちづくりなどの課題について総合的に検討し、中道北小学校の移転先として適していると判断したことから提案するものである。

決定した移転先

甲府市教育委員会の2016年9月臨時会、10月定例会の会議録が12月6日作成のPDFファイルでアップロードされたことに気付きましたので、とりあえずブログ記事として記録しました。後日Webサイトで整理する予定です。

以下はリニア中央新幹線建設事業に伴い、その路線が敷地を通る計画が決定されたことにより、甲府市立中道北小学校が移転することとなり、その移転先が決定された経緯です。
甲府市教育委員会の会議録から私が確認できた限りでは、2016年9月の臨時会と10月定例会での審議だけでこの決定が行なわれました。
下記のように2015年11月10日から開始された地域住民への説明会などに教育委員も出席された記録は私には確認できませんでした。2015年11月以前の教育委員会会議でこの事案が審議された記録も、私には確認できていません。
甲府市長部局でこの事案がどのように検討されたか、私には確認できていません。甲府市議会での審議状況も私には不明です。これらについては後日の課題と考えています。

私がこの事案をフォローしての感想は2016年09月30日記事 甲府市中道北小学校移転計画と説明会は企画部主導でやり直すべき に尽きます。
あらためて説明会で使われた学区などの図をみながら、小学校の通学区はどのように決められるのか、私は何も知らないことに気付きました。甲府市では富士川小学校が琢美小学校に統合され琢美小が善誘館小学校と改称されました。もっと以前には春日小に穴切・相生が統合されて舞鶴小学校になったのですが、これらの統廃合に際して距離や通学路の関係から学区編成が組み替えられるようなケースがあったかどうかは知りません。中道北小学校移転計画に際して現在の学区を既定のものとして進められたことは良かったのか、その疑問は残ります。

リニア新幹線工事日程、工事車両などの通行道路、建設資材置き場などと学校移転事業計画の整合性などについて教育委員会会議で検討されたとは思えないのです。これらについては実験線での経験豊富な山梨行政ですから学校移転計画とリニア新幹線工事計画の整合性を図ることは容易だと思いますので、後日の市政情報にも注意していくつもりです。それは同様な問題をかかえた沿線都県に住む人々にも参考になるでしょう。

報告:第15号 (これは9月臨時教育委員会会議録に記されている報告で使われた資料一覧)
中道北小学校の移転先について
配布資料一覧
(以下タイトルの「中道北小学校移転」「説明会」などを編者が略しています。全てPDFファイルで)

中道北小学校移転 住民説明会
・2015年11月10日 第1回 会議録(373 KB)
・2016年01月28日 第2回 会議録 | 候補地案(2,200 KB) | 防災図(3,680 KB)
・2016年03月15日 第3回 会議録 | 中間点・磁力・騒音等(2,263 KB) | H27児童分布図(549 KB)
・2016年05月11日 第4回 会議録 | 資料(1,688KB)

・2016年08月04日 中道北小学校移転 保護者説明会 会議録 | 資料(4,872KB)

中道北小学校移転 自治会説明会
・2016年08月08日 下曽根西自治会 会議録 | 資料
・2016年08月10日 白井東自治会 会議録 | 資料
・2016年08月17日 下曽根中自治会 会議録 | 資料
・2016年08月19日 白井西自治会 会議録 | 資料
・2016年08月22日 下曽根北自治会 会議録 | 資料
・2016年08月23日 文珠自治会 会議録 | 資料
・2016年08月24日 下曽根東自治会 会議録 | 資料
・2016年08月26日 浜自治会 会議録 | 資料
・2016年08月29日 宮下自治会 会議録 | 資料
・2016年08月31日 中村自治会 会議録 | 資料
・2016年09月01日 下区自治会 会議録 | 資料

中道北小学区自治会(H28)・・・(「9月臨時会議題等」PDFファイルに含まれている学区内自治会の構成と会員数、下図です)
学区内自治会構成
自治会の会員数とは加入世帯数なのか、教育委員会事務局からの説明は議事録に記載が無いので確認するために地図に表示された町名から甲府市データを確認してみましたが、私には不明です。
甲府市公式サイト・住民基本台帳人口・世帯数
住民基本台帳人口・世帯数 2018年11月
 世帯数 9月10月11月
上曽根町6876891,376511512512
下曽根町436402838340341340
白井町339349688260262262
9月臨時教育委員会会議録
日時:平成28年9月28日(水)午前10時00分〜11時00分
場所:会讓室7−2
出席委員:平賀委員長•小宮山職務代理者•佐藤委員•原委員•長谷川教育長
出席事務局職員:数野教育部長•嶋田教育総室長•深澤総務課長•村田総務課課長補佐•鷹野総務課係長•杉山総務課主任
傍聴人:6人
(以下引用省略)

1 開会
平賀委員長
 ただ今より、教育委員会を始めます。
 本日の主旨は、この後の事務局からの説明を踏まえ、配布された資料を参考に現地を確認するなど、今後、移転先について検討していただくためのものであります。
 なお、次回の教育委員会において、移転先を決定してまいります。

2 会讓録署名委員の指名
平賀委員長
 会讓録の署名委員は、小宮山職務代理者を指名します。

3 讓事
平賀委員長
 それでは讓事に入ります。
 報告第15号中道北小学校の移転先について、資料に基づきまして、深澤総務課長より説明をお願いします。
 (深澤総務課長より資料に沿って説明)

平賀委員長
 説明が終わりました。これから質疑に入ります。ご意見、ご質問等がございましたら、お願いいたします。

小宮山職務代理者
 移転について、最も重要な問題は、子ども達の教育環境をどうするかということであり、現状、あるいはそれ以上の教育環境を維持していくことが、最も大切なことだと考えています。
 今の説明の中で、二点お聞きしたいことがあります。まず、騒音について。住民のみなさんは不安に思っていることと思います。対処方法について説明をいただきましたが、どのように解決をしていくのか教えていただきたい。

深澤総務課長
 騒音について、学校環境衛生基準はクリアできると見込んでおります。しかし、リニアの騒音が73デシベルと想定されておりますので、より良好な学校環境にしていくためにも、住民のみなさまからの要望でもある、リニア軌道へのフードの設置について強く要望していきます。
 また、リニアだけではなく、国道、中央道についても、必要に応じて協讓していくと共に、影響があるのであれば、騒音の軽減について強く要望していきたいと思っております。

小宮山職務代理者
 充分な対策をお願いします。
 もう一点は、リニアの磁界についてです。安全基準をクリアしていると思いますが、実際にリニアが開通していないため、安全性は確保できていると言っても、住民のみなさまにはどうしても不安があると思います。その不安を解消するために、どのように対応をしていきますか。

深澤総務課長
 JR東海の環境影響評価書及び世界保健機構の見解から、影響はないと考えております。
 ただやはり、住民説明会の際、不安だという意見もありました。これまでも説明はしてきましたが、今後も不安を解消できる情報を得て、周知をしていきたいと考えております。

小宮山職務代理者
 リニアの磁界については、科学的な説明では分かりにくく、不安を感じるかと思います。情報を収集して、説明を重ねてほしいと思います。以上です。

原委員
 私も、教育環境が最も重要であると思っております。
 学校を建てるにあたり、教室からの景観について、多くのご意見をいただいておりますが、どのようにお考えでしょうか。
 また、閉塞感があるのではないかと言われておりますが、どのようにお考えでしょうか。

深澤総務課長
 景観につきまして、確かに移転先は、中央道、国道、リニアと3方を囲まれている場所となります。しかし、実際に現地視察をしましたが、児童が勉強する教室の2階、3階から見る景色については、あまり現状と変わらないので、問題はないと考えております。
 また、閉塞感について、3方を囲まれておりますが、現地を見る限りでは、それぞれ感じ方の違いはあると思いますが、閉塞感を感じることもそれほどないのではと感じています。

原委員
 学校の建設にあたっては、充分な協讓を重ねていただきたいと思います。

佐藤委員
 4月に現地視察をしてから日も経っていたので、咋日、自分で現地を再度確認いたしました。
やはり、児童館が近くにあるということもあり、Aエリアが相応しいと考えてしまうのですが、どうしても駄目なのでしようか。

深澤総務課長
 確かに、環境はAエリアがよいと私共も感じているところですが、国の灌漑施設の整備により、平成41年までは農振の解除が出来ません。
 更に、地域によって通学距離が長くなってしまうという問題や、校舎の南側にリニアの軌道が通るため、教室の正面になる可能性があり、騒音の問題が懸念されます。これらのことを踏まえますと、やはりAエリアは難しいのではないかと考えます。A

佐藤委員
 現在の中道北小学校の隣接地が移転候補地に上がっていますが、通学路は、道が狭い上に、農業用のため、水路にふたをすることが出来ず、安全面で心配があります。
 中央道南側については、住宅がなく寂しい地域もあり、保護者の方が不安に思うことがあるのではないかと感じました。
 また、防災関係の問題として、液状化現象が懸念されることもありますが、対策をきちんとしていただかなくてはいけないと感じました。

深澤総務課長
 おっしゃる通り、教育環境同様に子どもたちの安全安心も大事なことです。
 移転先が決まることにより、詳細な調査が入ります。水路を含めて様々な課題については、安全を注視する中で対策を取っていきます。
 液状化現象の問題についても、しっかりと対応をしていきます。

佐藤委員
 学校へ通う子どもたちや保護者の目線になって、しっかりと対策をしてください。よろしくお願いいたします。

平賀委員長
 教育環境、子どもたちの安心安全、防災等、多岐に渡って質問が出ましたが、他にあるでしょうか。

原委員
 子どもの教育環境を第一に考えることが大前提ですが、小学校は、災害時の避難所としての役割も見逃せません。
 仮に、中央道の南側に小学校が建設された場合、大地震が起きた時に中央道を超えて避難しなければならない地域もあると思うのですが、どのように中央道を超えるのでしょうか。

深澤総務課長
 現状、中央道を超えるのに、中央道の下に数ヶ所道があります。
 避難所としての位置付けも、移転先の選定にあたって重大な要因になると考えています。

原委員
 中央道が崩れることは考えにくいことですが、最近の災害を見ますと、想定外のことも起き得るので、中央道の南側に笛南中学校、北側に小学校があれば、地域の方々の災害時の避難所としての役割が果たせるのではないかという思いがあります。そのことも含めてご検討いただきたいと思います。

平賀委員長
 その他、ございますか。

長谷川教育長
 すでに教育委員には、移転先についての学習や情報収集、現地の確認等をしていただいており、私も事務局として、個人的に幾度も現地の様子を確認しに行っております。
 次の定例教育委員会で、移転先が決定することとなりますので、今日の報告を踏まえ、再度、事務局の案内のもとでの現地視察をすることは可能でしょうか。

深澤総務課長
 事務局で対応させていただきます。

4 閉会
平賀委員長
 次回の教育委員会において移転先を決定していきますが、詳細な日程については改めて連絡をいたします。
 これをもちまして、臨時教育委員会を閉会いたします。
続きがあります・・・
posted by ictkofu at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 山梨県