2019年07月26日

リニア中央新幹線の騒音対策について(山梨県知事記者会見)

山梨県・知事記者会見(令和元_2019年7月25日 木曜日)

リニア中央新幹線の騒音対策について
記者
 リニア中央新幹線の騒音規制で、400メートル以内は70デシベルということになると、JRの環境影響書だとフードを被せなければいけなくなってしまう。一方で、山梨の景観を見てもらう楽しみもあると思うが、騒音対策とどう両立させていくお考えでしょうか。
知事
 何が一番重要であるかというと、住民の皆様の健康問題です。騒音は健康問題に関わる事で、日常生活の不便にも繋がってくるので、地域の声が一番重要なポイントであると思っています。
観光の話もあるかとは思うが、地域住民の皆様がフードを求めるのであれば、JRに対して求めていきたい。
また、火山問題に色々取り組んでいるが、万が一大規模噴火が起こって降灰があった時に、道路に何センチか積もると車は動けない、鉄道も同様です。飛行機もヘリコプターも使えない。日本の東西が分断される可能性が十分にあります。その時に生きているのはリニアなのではないかと思っています。
国家的な安全保障を考えた時に、明かり区間でいいのかと。灰が蓄積しないようにフードの方が有効なのではないかという思いもありますので、色々なレベルで議論をして、世の中にとって一番いい結論を導いていけたらと思います。

フードの呼び方は 「防音フード」 では無く、「防音・防災フード」 がJR東海による公式名称です。その意味で山梨県長崎幸太郎知事のご説明は極めて明確です。本来、地域行政や住民が「リニアの見える化」を求めることはあり得ない事なのです。私はこの点をこれまで書き、これからも記録していくつもりです。

この日の知事記者会見では発表事項は記録されていません。定例記者会見は記者達の質問から始まったと考えられます。
『リニア中央新幹線の騒音規制で、400メートル以内は70デシベルということになると、・・・』 との質問の仕方は、リニアの騒音規制について山梨県として「400メートル以内は70デシベル」との決定がされて、この記者さんにはそれが伝えられている事を示しています。
知事がお話しになられた事案については、山梨県庁サイトでは 騒音・振動・悪臭対策(山梨県森林環境部大気水質保全課)から詳細な説明が得られると思います。

どなたもお気付きのように、リニア中央新幹線の高架軌道は騒音問題とは別に日照問題も発生します。フードでも防音壁でも、沿線の住宅地、農地などに関わる日照問題をどのように解決すべきかという問題は、騒音以上に対応困難な事案です。
整備新幹線でのルート決定方法の委細は知りませんが、新幹線が通って我が家が、畑が、日影になったという話を私は知りません。直線ルートのリニアだからこそ発生する問題が日影問題だと思っております。

続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 13:25| Comment(0) | 山梨県

2019年03月04日

山梨県リニア中央新幹線関連事業のこれからは

私の記事 「山梨県新知事、長崎幸太郎氏のリニア中央新幹線関連の事業構想」(2019年01月30日) にコメントを戴いたのでレスを書きました。今後の記事の予稿みたいな内容になってしまいましたが、自分の覚えの為に記事にしておきます。

県政が進めたリニア駅周辺地域活性化計画には3つのポイントがあると思っています。
 1.甲府市、昭和町、中央市を一体化して観る都市計画
 2.リニア中央新幹線山梨県駅の停車頻度と予約制
 3.山梨県駅と県内各地を結ぶ交通の利便性

1.コンパクト・シティに関する問題ですし、人口減少と財政問題で、いずれ合併構想が出てくるかも知れません、山梨県甲府市は2019年4月1日に特例市から中核市になりますが人口は少ない。(編注1

2.山梨県駅利用客数と予約制の問題です。利用者数を1時間2本(片道)に変更した予測値が県庁から出ましたが根拠は疑問です。
JR中央線が特急予約制になったことで予約制リニアのテストになるように思えます。鉄道利用にもスマホを使いこなす技が必要な時代になりました。(編注2

3.駅が現在計画地なら現状ではバス交通の利便性確保しかありません。
 JR東海のリニア計画が分かった時、身延線がありながら何故離れた場所に駅なのかと思い、中間駅は地域の要求で置くだけの通過駅に過ぎないからだと私は理解したのです。
東京〜名古屋〜大阪を短時間で結ぶためのリニアであり、停車頻度もそれにより決まった、だから駅周辺開発など無駄だと。
国土交通大臣はそれを踏まえて認可し、沿線地域をなだめる為にスーパーメガリージョン構想を打ち出したが、本質は3都市一体化に過ぎない。(編注3)

長崎知事が身延線近接地に駅を置くという策を打ち出された事は、おそらく国土交通省・JR東海とその話が始まっているからかも知れません。(編注4)
しかし、それにより山梨県駅停車回数が増えるかどうかは未知の問題です。
駅が無くて南アルプスと大井川への影響だけの静岡県問題がありますのでJR東海が静岡県サービスとしても身延線運行と一体化した山梨県駅停車を考慮するかどうかは全くわかりません。

私は長崎知事構想の成行きに注意しながらリニア中央新幹線事業を見ていきたいと思っています。

上記3点では言及していませんが、山梨県内はじめ沿線各地の環境影響問題などは全く別な話です。
工事期間10年間我慢すれば済む事と、その間に発生するかも知れない事故と、リニア開通後も軌道近接地域で生活を続けられるだろうかと思えるような問題とがあるのです。
そして、リニアは見るだけ乗るだけで現状工事問題に無関心な方々も、自分や家族が乗った時に安全なのかと考えて、色々出ている情報を確認してみることは最も大切なことです。

(編注1)中核市への移行について(甲府市公式サイト特集ページ)
(編注2)JR東日本3月のダイヤ改正は見直さず、2月5日の社長記者会見(私のgooブログ記事)
(編注3)「国土のグランドデザイン2050」との関係(スーパーメガリージョンについて私のWebサイト記事です)
(編注4)知事JR東海社長と面会/先月末 リニア中間駅位置「確認中」(2019年3月7日 読売新聞山梨版)思いがけず読売新聞記事が出ましたので追記しておきます。2月26日にJR東海の金子社長が、就任された長崎知事への挨拶として県庁を訪れ面会されたとのことです。

上記末尾に付記したことから具体的には以下のような事があります

◇早川芦安連絡道路建設計画 (リニア中央新幹線工事発生土の処理で建設されている山梨県事業です。進捗状況の広報が明確とは思えません。)

◇リニアの見える化と騒音問題 (実験線から南アルプストンネルまでの県内区間は高架橋で市街地も通過します。)

◇工事発生土の処理 (早川町での置き場、仮置き場についてはJR東海が公表していますが、県内各地で計画されている発生土処理について情報の所在が不明です。)

◇リニア山梨県駅計画地の変更 (西にズレて身延線近傍になったとき、現在地計画で予定された発生土による埋め立て計画はどのように変わるか。それにより山梨県内発生土処理予定に変更は無いのか。)

◇事業情報の公開 (リニア中央新幹線事業の進捗状況については県政からの的確随時の広報が無い状況と思えます。県民への情報提供について長崎知事県政はどのように改善していくか。)

その他諸々の事を含めて、長崎知事の施策を拝読して考察を続けたいと思っています。山梨県政が沿線他都県の状況を確認して自県の事業計画との整合性にはどのように配慮しているかも重要なポイントです。
posted by ict工夫 at 23:00| 山梨県

2019年02月16日

山梨県はリニア中央新幹線関連事業を大幅に変更か(報道記録)

メディア情報をチェックしていて気付きました 「駅周辺整備見直し」に波紋 県、計画策定作業凍結 (2019/02/14 05:00 読売新聞山梨版)部分画像として引用しておきますので本紙をご一読ください。

2019-02-14 読売新聞記事
続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 12:40| 山梨県

2019年01月30日

山梨県新知事、長崎幸太郎氏のリニア中央新幹線関連の事業構想

【山梨知事選】長崎氏が初当選 自民など一丸、「組織戦」勝因 後藤氏、訴え浸透せず(産経新聞山梨版 2019.1.29 07:01)から部分引用です。(文中◇印は編者によります)
ちなみに、山梨県知事現職の後藤斎さん任期満了は2019年2月16日、長崎幸太郎さんの知事就任は2月18日(月)になります。2月16日までに後藤知事からの事務引継ぎが行なわれます。山梨県議会の2月定例会は2月26日(火)から3月15日(金)までの18日間の予定です。

◆就任後取り組み リニア新駅整備「一から見直す」
 長崎幸太郎氏は(2019年1月)27日夜の知事選当選後の取材に、中部横断自動車道の県負担軽減や、現県政が進めるリニア環境未来都市の計画見直しなど、就任後の取り組みを語った。

 ◇ 長崎氏は、建設中の中部横断自動車道への県の関わりを「停滞の象徴的事例」とし、トンネル工事難航による開通の遅れで増額される約100億円の県負担の軽減や、北部区間(長坂−八千穂間)の事業推進を「目に見える形で前へ展開したい」と強調した。

 ◇ 長崎氏は「国に本県に配分する地方交付税を増やす制度改正を求め、負担を削減したい」と公約しているが、具体的な交渉方法や負担軽減の成果など、選挙戦でアピールした「国とのパイプ」をどう生かせるかが問われる。

 ◇ 8年後に開業予定のリニア中央新幹線新駅の乗降客について、現県政は「1日最大2万人」と予測するが、長崎氏は「根拠が分からない」と疑問を呈した。
 「精査し直し、人を呼び込むための理由をつくり、(全体を)一から見直すことになるのではないか」と述べ、「リニア環境未来都市」計画を全面的に見直す考えを明らかにした。
 この結果、リニア新駅の周辺整備は、横内正明元知事が打ち出した「交通アクセス拠点」案、これを撤回した後藤斎知事のリニア環境未来都市構想に続き、3回目の計画策定となる。
 長崎氏はこれまで、国際展示場の整備などを提案しているにすぎず、就任後はより具体的なビジョンが問われそうだ。

◇ 中部横断自動車道については、別ブログの 中部横断道カテゴリー で記事を書いてきました。
長崎氏が「停滞の象徴的事例」と言われる意味が不明ですが、中部横断自動車道の工事遅れ(完成遅れ)を後藤知事の責任とすることはできないと思います。
山梨〜静岡間は【新直轄区間】(担当・国土交通省甲府河川国道事務所)と【有料区間】(担当・中日本高速道路株式会社)で工事区間が分かれています。山梨〜長野の北部区間は国交省甲府河川国道事務所が担当ですが、県内着手が遅れているのは国交省の環境影響評価、事業進行に問題があるようなのです。
中部横断道建設については横内正明氏(元山梨県知事)を支援したグループが検討された記録が残されています。【中部横断自動車道路 ふるさと山梨を考える会 第二回勉強会 平成18(2006)年7月】 この当時の検討は経済・財政的問題であって環境影響評価などは考察されていません。現在の南部区間遅延は想定外の断層破砕帯などによるトンネル工事の難航によるものです。工期延長で山梨県負担が増えるのは直轄区間の地元負担制度によるものなので、長崎氏なら政府との交渉で負担を軽減できるのかも知れませんが。

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posted by ict工夫 at 20:09| Comment(2) | 山梨県

2018年09月05日

山梨県早川町で台風21号に避難勧告、リニア新幹線工事作業者の方々は?

避難準備の情報・勧告・指示 避難に関する3つの情報とは(みなさまのNHK 2018年9月3日 14時26分)
『自治体が住民に避難を呼びかけるために発表する情報は、「避難準備の情報」、「避難勧告」、それに「避難指示」の3つがあります。』(以下略)

続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 02:40| 山梨県