JR東海は2022年5月30日(月)、建設中のリニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」を報道陣に公開しました。
同駅が設置されるのはJR横浜線や京王相模原線の橋本駅南側。リニア中央新幹線の中間駅では唯一の地下駅で、国道16号線との交差部を除くほとんどの部分では、地下深くまで掘り進め、底部から駅を構築していくというスタイルで工事が進められています。珍しい工事現場の様子や、2022年5月末時点での進捗状況などを見て行きましょう。(以下部分引用です)
駅は地下3層からなる大規模地下構造物
地下函体(ちかかんたい)の縦断図(画像:JR東海配布資料)

JR東海が採用する2つの開削工法とは
都市部での一般的な工法(画像:JR東海配布資料)

施行イメージ図(画像:JR東海配布資料)

リニア中央新幹線の品川―名古屋間開業自体は、静岡県との協議が難航していることから当初の予定より遅れるものと思われますが、神奈川県駅(仮称)の工事は現在のところ順調に進んでおり、工程に遅れもないそう。
JR東海は工事の様子をこうした報道公開で発信するほか、工事や区分地上権設定の内容などを紹介する『さがみはらリニアブース』を開催したり、近隣の小学校に通う児童や保護者を対象とする見学会を催すなど地域連携の取り組みにも力を入れています。
記事:一橋正浩
ここに掲載した画像は掲載業者さんが公開された多数の現地画像から(画像:JR東海配布資料)と表記された画像を引用したものです。
参照・Yahoo!eサイト掲載・リニア「神奈川県駅」報道公開 2つの開削工法で掘り進められる広大な地下空間
読者コメントは時間がある時に読んでみる程度ですが、第三者的な立場にある人々がリニア事業をどのように考えておられるか、そんなことを知るのにも役立っています。
リニア中央新幹線工事の全てにおいて工事関係者の方々に事故が無い事を願っております。