2018年06月22日

静岡市がJR東海のリニア工事計画に合意、県知事はそれを批判(報道記録)

とりあえず報道記事にリンクしておきます。問題は複雑なので別途整理するつもりです。
静岡新聞やNHKを走り読みした限りですが、22日の静岡新聞が伝えたJR東海と交わした合意書の全文公開を待ちたいと思います。静岡市長記者会見のページ から合意書にリンクされる方法で公開されると良いです。
この件の論点は、静岡市長が県知事・県庁方針との違いがあるにもかかわらず、今回の合意に至った考え方の流れが明確であるかどうか、静岡市としてリニア事業への対応スタンスに変遷があるなら、その経緯が明確かどうかだと思います。
今回の合意で、大井川減水問題は別で単に発生土輸送に関係する道路に住民要望によるトンネルを建設するだけの合意という事なら、合意の様相は全く違ってくるでしょう。
静岡市や大井川地域の皆さんにとっても早急なソース確認が第一のはずです。静岡市が週明けには公開すべき合意書です。

暫定ですが 静岡県知事のコメント 2018年6月22日、リニア中央新幹線サイトの記事にしました。

リニアで静岡市長発言に知事抗議(NHK静岡のニュース 2018年06月22日 19時49分)

20日、静岡市とJR東海がリニア中央新幹線の建設工事に使うトンネルの設置費用をJR側が全額負担することで合意した際に、静岡市の田辺市長が建設に伴う大井川の水量の減少について、「誠実に対応して欲しいとJR東海の社長に申し上げ約束してもらった」などと発言したことに対し、川勝知事が抗議し発言を撤回するよう求めました。
リニア中央新幹線の建設工事をめぐっては、大井川を流れる水の量が減るおそれがあるとして地元の自治体などがJR東海に対して、減少した水量すべてを回復するよう求めています。
こうしたなか、20日静岡市とJR東海は、建設工事に使うトンネルの設置費用約140億円をJR側がすべて負担するなどとする基本合意を締結しました。
その際、田辺市長は「大井川の中下流域への配慮をして誠実に対応することをJR東海の社長に約束してもらった」と発言していました。
この発言に対して川勝知事は22日コメントを発表し、「水問題の本質を全く理解していないも同然だ」などとして、これらの発言の「撤回を求める」とともに強く抗議するとしています。
その上で川勝知事は「JR東海の誠意ある対応を求める交渉に粘り強く取り組んでまいります」とコメントしています。
川勝知事から大井川の水問題について発言の撤回を求められたことについて、静岡市の田辺信宏市長は「県からのコメントについては内容を確認の上、適切に対応させて頂きます。中央新幹線の建設工事に関する課題は合意書の締結によりすべて整理されたものではありません。環境問題、特に大井川流量減少対策については、県および大井川流域の関係市町、利水者の皆様と連携しながら引き続きJR東海と協議して参ります」と文書でコメントしました。

流量減対策へ影響懸念 県など、静岡市のリニア工事合意受け(静岡新聞 2018/6/22 07:38)

 リニア中央新幹線南アルプス工事に関する静岡市とJR東海の基本合意を受け、県や大井川流域の市町に、流量減対策を巡るJR東海との交渉への影響を懸念する見方が広がっている。県は合意の内容を慎重に見極め、近く見解を明らかにする方針で、流域市町は行方を注視している。
 「オール静岡の態勢でJR東海絡みの問題の交渉をしていく」。川勝平太知事は19日の定例記者会見で、市町と一体になって大井川の流量減対策をはじめとする交渉に臨む意向を示した。静岡市とJR東海の基本合意の発表は翌20日。県にとっては決意表明の直後に冷や水を浴びせられるような展開となった。
 合意は静岡市内の工事車両通行ルートのトンネル建設に関する内容が中心で、静岡市やJR東海が県に事前に報告する義務はない。大井川の流量減対策についても、利水団体に配慮した一文があるとして、静岡市の担当者は「今後もしっかり対応してほしいとJR東海に働き掛けていく」と強調する。
 ただ、県側には「静岡市だけと向き合えばいいというJR東海の分断工作」(幹部)との見方も出るなど不信感がのぞく。
 大井川流域の首長も合意による影響を懸念し、県の対応を注視する。島田市の染谷絹代市長は「県、関係自治体、利水者が連携を密にして取り組むことが必要」と強調。焼津市の中野弘道市長は突然の発表に戸惑いを見せ「合意内容は聞いていない。流域のことは県にもお願いしている」と話す。川根本町の鈴木敏夫町長は「静岡市だけでなく、大井川流域の多くの市町が関係する話。抜け駆けで静岡市だけ地域振興につなげるのはおかしい」と批判した。

JR負担で県道トンネル整備 静岡市の要望受け入れ リニア工事めぐり基本合意書(産経新聞静岡版 2018.6.21 07:01)

 静岡市北部の南アルプス地下を貫通するリニア中央新幹線工事をめぐり、同市とJR東海は20日、市が望む県道へのトンネル整備を同社の費用負担で行うことを盛り込んだ基本合意書を締結した。田辺信宏市長と同社の金子慎社長が共同会見して発表した。約140億円と試算された工事費用は同社が全額負担する。両者間の最大の懸案事項だったトンネル設置箇所について、同社が市の要望を全面的に受け入れる形で決着したことは、大井川の流量問題で対立する県と同社との交渉の行方にも影響を及ぼしそうだ。
 南アルプス工区の工事が始まれば、車両のすれ違いが難しいほど狭い県道を多数の工事車両が通過すると想定される。このため市は、工事現場近くの井川地区の住民の利便性を確保するため、市中心部と井川地区を結ぶ県道に工事車両も一般車も利用できるトンネルを整備するよう要望していた。一方で同社は、川根本町と井川地区を結ぶ市道にトンネルをつくれば住民の利便性は損なわれないと主張。トンネル設置箇所をめぐって意見が食い違っていた。
基本合意では、同社が譲歩し、市や地元住民が求めていた県道側に同社の全額負担でトンネルが設置されることになった。
 会見で金子社長は「南アルプストンネルは最難関工区であり、市の理解に感謝している。意義深い合意となった」とほっとした表情をみせた。一方の田辺市長は「難しい選択だったが、リニア新幹線を国民に供用してもらいたいという思いもあり、ギリギリのタイミングで決断した」と悩み抜いた末の判断だったと強調した。
 基本合意にはそのほか、同社が環境保全に誠実に対応することや、地域振興に協力することなども盛り込まれた。
 ただ、静岡市と同社の合意書には、県や周辺市町が強く望む大井川の流量減少対策は明記されていない。この点について市の担当者は「大井川の流量減少対策は『環境保全に誠実に対応する』の項目に含まれると考える」と述べた。
 川勝平太知事は今回の合意に関して取材に応じ、「JR東海には県も相当厳しいことを言っている。歩み寄るというジェスチャーなのかもしれない」と、県と同社との交渉も進展することを期待していた。

リニア中央新幹線 建設工事、相互連携で合意 静岡市とJR東海 /静岡(毎日新聞静岡版 2018年6月21日)

 静岡市とJR東海は20日、静岡市北部の南アルプスにトンネルを掘削するリニア中央新幹線建設工事について、相互に連携して取り組むことに合意した。田辺信宏市長と金子慎・JR東海社長が市役所で記者会見して明らかにした。県はトンネル工事で大井川水系の流量が減少するとして反対の姿勢を示しており、市と県の対応が割れる形になった。
 合意書によると、JR東海は市中心部と工事現場を結ぶ県道に、工事車両だけでなく一般車両も通れるトンネル(全長約3・7キロ)を新設する。建設費用は約140億円で全額JR東海が負担する。市はトンネルの入り口と出口付近の道路を整備する。JR東海は南アルプストンネルの掘削で生じる残土置き場の造成にも協力する。
 田辺市長は「自然環境の保全と地域振興の命題から悩んだが、答えを出さなければならなかった」と話し、金子社長は「南アルプストンネルは最難関工区で早期の着工が必要。極めて重要で意義深い合意ができた」とした。
 市とJR東海の合意を受け川勝平太知事は20日、報道陣の取材に応じ「合意内容は聞いていないが、南アルプスにトンネルを掘ると水資源に影響があるのは自明。静岡市の問題と水の問題は別だ」と述べた。【大谷和佳子、松岡大地】

リニア工事、県道トンネル整備へ JR全額負担で静岡市と合意(静岡新聞 2018/6/20 17:00)

 静岡市とJR東海は20日、リニア中央新幹線南アルプス工事の工事車両通行ルートについて、同社が市の求めに応じて同市葵区の県道三ツ峰落合線にトンネルを整備し、工事費用も全額負担することで基本合意したと発表した。同日午前、田辺信宏市長と同社の金子慎社長が市役所静岡庁舎で記者会見した。
 同社の試算では、県道トンネル(延長約4キロ)の建設にかかる費用は約140億円。同社は昨年12月、整備費用などの理由から、市と地元の井川地区が要望した県道でなく、川根本町につながる市道閑蔵線へのトンネル整備を提案した。しかし、この提案に田辺信宏市長が「おこがましい」と発言するなど市側が激しく反発。同社は方針を転換し、地域貢献で県道トンネルの整備に協力する意思を示し、費用負担についても交渉を続けてきた。
 同社は交渉の過程で「応分の負担」を主張し全額負担に難色を示していたが、最終的に市の要望を受け入れた。本県は沿線都県で唯一の未着工区間。金子社長は方針転換の理由を「工事を円滑に進め、市との協力関係を築く上で適切な判断」と述べ、早期着工への決意をにじませた。トンネル整備に伴う周辺道路の拡幅や斜面対策は市の負担で工事を行うという。
 市がトンネルの設置を要望していた区間は、急カーブが多く、車同士がぎりぎりですれ違う狭い道路。市はトンネルがあれば事故や交通規制を回避でき、工事関係者や地元住民の安全につながると主張していた。また、南アルプスエコパークの観光振興への効果も期待している。
続きがあります・・・
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2017年06月13日

静岡県知事選挙、リニア新幹線問題公開質問状に対する2候補の回答(報道記録)

「リニア工事是非 2候補の回答公表 市民団体」(2017年6月13日 静岡新聞)

市民団体「南アルプスとリニア新幹線を考える市民ネットワーク静岡」は12日、知事選立候補者にリニア中央新幹線工事の是非を尋ねた公開質問状を公表した。
中央新幹線への考えとして、新人の溝口紀子氏は「自然環境の保全、地域振興への取り組みが確実に実施されることが重要」、現職の川勝平太氏は「県民の利便性の向上や地域の活性化が期待される」と答えた。
南アルプスルートについて、溝口氏は「国が判断したものであり、特にコメントはない」、川勝氏は「自然環境に深刻な影響が出ることがないように万全の対策を講じるべき」との見解を示した。大井川の流量減少については、溝口氏は「導水路トンネルより減量分2トンを完全に戻せなければさらなる対策を求める」、川勝氏は「工事によって発生する南アルプストンネル内の湧水の全量を将来にわたり大井川に戻すことが必要」と応じた。
県庁で記者会見した松谷清共同代表は「運動の理念に即する回答はなかった」とした。一方で「2人とも水の全量回復を言っていたのは評価できる」と述べた。

南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡(Facebook) 2017年6月13日 21:55 掲載記事から紙面画像を使わせていただきました。

公開質問状への回答
東海道新幹線、東名高速、新東名高速、中部横断道、静岡空港、そして浜岡原発・・・静岡県政は自然環境、社会環境に影響するはずの大型事業経験が豊富なはずです。しかしリニア中央新幹線事業は全く異なるので県行政として対応策が行き詰まっているのでしょうか、私にはわかりません。
リニア中央新幹線沿線で静岡県には中間駅が設置されず、直接のメリットは何も無いのですが、大井川の減水問題と発生土処理を含めた南アルプス自然環境への影響が懸念されています。

知事選候補の回答を見る限り、JR東海に万全の対応を求める事と、関係自治体との協定締結を求める事しか考えられていないようです。

協定が締結されたとして、それにはどの程度の法的な権限があるのか、私にはわかりませんが、土地収用補償のような一時的単発補償ではなく、リニア中央新幹線運用後も続く問題についての永続補償のような制度構築が可能かどうかも検討すべきでしょう。「大井川の減水は30年間補償します」で済ませてはいけない。
そして何らかの問題でリニア新幹線建設事業期間が大幅に延長されるような事態が生じることも想定した上で、これらの補償について検討しておくべきです。
南アルプストンネル静岡工区の着工よりも先に導水路工事に着手させ、それも導水路出口の側から工事を始めさせるのも一つの方法でしょう。

走り出したら止められないシステムで動いている人々全ての責任として、これらの検討はまさに川勝平太氏が説かれる「リダンダンシー」を確保した事業遂行のかたちです。

「南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡」の Facebook に 静岡県知事選挙立候補者に聞く「南アルプスとリニア新幹線問題」として 2017年6月8日付け公開質問の内容と、それに対する知事選候補者からの回答が掲載されていますので、以下に転載しておきます。

続きがあります・・・
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2017年03月14日

静岡県の利水団体が大井川の流量減対策をJR東海に要望した

静岡新聞の2017年3月14日記事 「大井川の流量減対策要望 利水団体、リニア工事でJR東海に」 を確認しました。

2014年11月21日の記事で書いたことがある島田市の染谷絹代市長が ご自身のFacebook で今回の要望についてお書きになっています・・・

「島田市をはじめ土地改良区など11の利水団体の代表がJR東海静岡工事事務所に出向き、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題について、流量減少対策の内容を明記した協定を4月末までに締結するよう強く求め、要望書を手渡して来ました。」

静岡県のブロガーさんが大井川水系の問題について書かれている多数の記事が参考になります・・・リニア中央新幹線記事一覧・総まとめ「大井川水系の水が失われる問題」「JR東海の示した導水路建設案について」「大規模山崩れ直下の大井川河原に残土を捨てる問題」などポイントをきちんと押えて考察を展開されています。

私のこのブログでは タグ/大井川 の記事を書いていて、問題はWebサイトで整理する予定ですが未完了です。
山梨リニア実験線地域で発生した同様な水源枯渇問題についての山梨県政の対応情報は私には確認できていませんので、静岡県行政のスタンスを参考にしています。

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 リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題について、下流域の行政や土地改良区、電力会社など計11の水利用団体は13日、JR東海に対し、流量減少対策の内容を明記した協定を4月末までに下流利水者と締結するよう求めた。「誠意ある回答がなければ次の行動に移す」との利水者側の姿勢に、JR東海は「要望を踏まえた上で丁寧に対応する」とコメントした。  焼津、牧之原、吉田、菊川、御前崎、島田、掛川の7市町長を含む利水団体の代表者が静岡市内で、中央新幹線建設部環境保全統括部の柴田洋三担当部長に要望書を渡した。協定締結のほか(1)大井川の利水や水源の状況を理解する(2)減少が予測される流量の全てを大井川に戻す(3)確実に全量回復できる方策の検討―を盛り込んだ。  3月中に同社に知事意見を提出する川勝平太知事のもとも訪ね、要望内容の履行を働き掛けるよう依頼した。知事は「(協定は締結期限の)年月が決まっている。JRの誠意が試される」と述べ、協力を約束した。  大井川は約62万人が使う上水道をはじめ発電や農工業用水など多面的に利用され、県によると直近24年間で計15回の渇水が起きている。西原茂樹牧之原市長は「県に利益のないリニア工事で水を失うとなれば、県民は黙っていない」と語気を強めた。  本県工事区間はトンネルのみ約11キロ。大井川を横切るため、JR東海は工事の前後で流水量が現況より毎秒2トン減少すると予測。対策としてトンネルと大井川をつなぐ「導水路トンネル」を設け、本線トンネル内に湧き出た水を川に戻すとする。試算では、戻せるのは毎秒1・3トン分。残りの0・7トン分は必要に応じポンプアップ施設を使って戻すという。同日までの話し合いで、利水者からは「必要に応じてではなく常に戻して」などの厳しい指摘があった。

工事・大井川流量問題 対策求め要望書提出 利水者らJR東海に /静岡 毎日新聞静岡版 2017年3月14日  静岡市北部の南アルプス地下を通るリニア中央新幹線の工事を巡り、生活用水や農業用水などで大井川水系を利用する地元団体や企業が13日、JR東海に要望書を提出。トンネル工事の影響で大井川水系の流量が最大毎秒2トン減ると予測される問題の対策に関する協定を、4月末までに締結するよう求めた。川勝平太知事にも、同社が要望を確実に履行するよう配慮を求める要望書を提出した。  提出したのは大井川土地改良区(八木健次理事長)など大井川水利用調整協議会を構成する11の企業や団体。同改良区理事の中野弘道・焼津市長ら7市町の首長を含む役員15人がこの日、同社静岡支社や県庁を訪れた。  要望書を受け取った川勝知事は「(流量問題などを)技術で全部解決できるのは妄信。仲間として一緒に要求していく」と応じた。  同社は「要望も踏まえ、環境保全に十分配慮し丁寧に対応させていただく」とコメントした。【荒木涼子】 http://www.ooigawa-yousui.com/ http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-320/ooigawakyougikai.html 交通基盤部河川砂防局河川企画課 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E4%BA%95%E5%B7%9D 大井川

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2016年01月15日

静岡県掛川市職員の方が大井川の水利とリニア中央新幹線事業について語っていた

リニアを考えよう!コミュニティー(Facebook) で紹介されていたので、私は初めて気付きました。
第583回 南アルプスとリニア中央新幹線 その2 更新日: 2016年1月15日 掛川市都市政策課長 林 和範氏

この記事から過去記事を探して見付けたのが以下の記事です。これらの内容に今はコメントしません。

第529回 南アルプスとリニア中央新幹線 更新日: 2015年3月6日 掛川市都市政策課長 林 和範氏

第502回 大井川「最初の一滴」探訪妄想の記 更新日: 2014年9月19日 掛川市環境政策課長 鈴木久裕氏

第497回 リニア中央新幹線と「命の水」 更新日: 2014年8月22日 掛川市水道部長 榛葉孝男氏

リニア中央新幹線事業に関して私が参考にしているブログの一つの記事に、次のようにコメントしたことがあります・・・(当該記事は NATM工法でも地下水はドボドボ抜ける? 新東名高速道路のトンネル 2014/08/22) 『リニアはオオヤケからの発表すら無いという状況にある事を一つ一つ押えて広く伝えていくのも必要だと思っています。それは反対の為の反対ではない、諾否双方で情報を共有して考えて合意形成に至るべきという当り前のスタイルです。』
掛川市からのこの発信を知ったことで、沿線各地の行政発信をもう少し丹念に調べてみよう思っています。

タグ:大井川
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2015年10月24日

静岡市が県道へのトンネル新設を含めた道路の安全対策をJR東海に要望(報道記録)

リニア工事 道路の安全対策要望 静岡市、JR東海に(静岡新聞 2015/10/23)

 南アルプス直下にトンネルを通すリニア中央新幹線工事をめぐり、静岡市は(2015年10月)23日、工事車両が通行する県道へのトンネル新設を含めた道路の安全対策を行うようJR東海に要望した。
要望事項の実効性を担保し、両者の協力関係を強化する包括的な協定締結も提案した。山本克也副市長らが同日午前、東京・港区の同社中央新幹線推進本部に届けた。
 要望書では「多くの工事車両が流入することで(南アルプス麓の)井川地区の生活環境や事業者、観光・登山客への影響、公共インフラに与える負荷などさまざまな懸念がある」と指摘した。
 河川など自然環境の保全をあらためて求めたほか、
 ▽工事車両が通る幅が狭い県道や林道の安全整備
 ▽工事での地域企業の活用・地元人材の雇用
 ▽井川地区への現場事務所設置
 ▽静岡駅への新幹線ひかり停車増とのぞみ停車
―などを盛り込んだ。
 井川地区の住民もトンネルなど道路環境の整備をJRに求めている。
 要望に対し、同社東京広報室は静岡新聞社の取材に「工事の安全、環境の保全、地域との連携を重視して事業を進めることにしている。今後の協議を通じ、工事に関連してできることは協力する」と答えた。
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2015年07月26日

リニア関連で首長フォーラム設立か

リニア・大井川の流量減少の懸念解消に向け首長フォーラム(円卓会議)求めて要請行動(2015.07.22 静岡市議会議員 松谷 清さんのブログ記事)

南アルプス・エコパークと大井川水系の維持に関わる問題について首長フォーラムの設立を求める要望なので、転載させていただきます。要望書宛先は関係市・町の長です、元記事をご参照ください。(引用者は改行と特殊文字の置き換えのみ編集してあります)

南アルプス・リニア新幹線トンネル工事に関わる
首長フォーラムの設立を求める要望書
2015年7月22日
南アルプス・リニア市民ネットワーク静岡

 JR東海の一都六県 286 kmにわたるリニア新幹線工事の着工が具体化し始めました。一方で「一番の難工事」となる南アルプス・リニア新幹線トンネル、中でも静岡県でのトンネル工事は、エコパーク指定を受けた静岡市での残土処理や環境破壊、牧之原市など7市2町の大井川水系での流量減少問題の懸念は解消されないままです。

 静岡市や島田市など7市2町の首長と議長は昨年10月に南アルプスの現地調査を行い、11月には環境大臣への申し入れなどJR東海に大井川の流量減少問題への対応策を求めて連携を強めてまいりました。
静岡市長は、6月議会で導水路トンネル工事は環境影響評価書での環境大臣意見で示された「新たな自然環境改変」であたるとの認識を示すと同時にリニア中央新幹線環境影響評価会議(いわゆる有識者会議)設置を表明し、7月16日JR東海同席の下で第1回目の会合を開催しました。

 JR東海は、大井川の流量減少問題については7市2町へのたび重なる説明を行っているとのことです。
4月14日の静岡県リニア新幹線環境連絡会議水資源分科会において、JR東海の説明に対して委員から「水の減量だけ捉えれば導水路トンネルは是認されるが自然環境の観点からは問題が残される」との発言がなされるなど導水路トンネルで大井川の流量減少問題が解決するかのような受け止め方があることを示しました。しかし、本当なんでしょうか。大井川の流量減少とエコパーク指定を受けた南アルプスの残土処理、環境破壊は表裏一体のものではないでしょうか。

 例えば、7月16日有識者会議において示された7箇所の残土の埋め立て可能量は、扇沢310万㎥、燕沢360万㎥として有識者会議で1箇所にということであれば、燕沢で対応できると表明しました。1箇所に360万㎥という量は、300m×300m×40mの巨大な構築物となります。
この構築物が地震や大雨など大災害に見舞われ崩壊する危険はないのでしょうか。崩壊した場合に大井川事態が土砂によりその姿を失われる心配はないのでしょうか。
景観や環境破壊はどうなるのでしょうか。12 kmの導水路トンネルのその周辺の自然改変は無視していいのでしょうか。

 JR東海はこれまでも大プロジェクト推進してきた経験を有しているがゆえに関係自治体の利害関係を緻密に分析し連携を遮断するJR東海の能力を軽視することはできません。
静岡市は2014年度環境調査において、3次元モデルによる1秒あたり1.2から1.5tの大井川の流量減少や希少性動植物の新たな発見などその成果を示していますが、静岡市と7市2町の成果の共有の場が求められます。
勿論、これまでも県内市長会、町長会など様々なテーマでの具体的連携の経験や静岡県リニア中央新幹線環境保全会議など情報共有の場は存在しています。が、しかし、南アルプス・リニア新幹線トンネル工事に関わる基礎自治体同士の連携の場や住民が傍聴し発言できる開かれた連携の場は存在していません。
そこで以下の2点を要望しますので真剣な検討をお願いする次第であります。

 1、 静岡市、7市2町など南アルプス・リニア新幹線トンネル工事に利害を有する首長フォーラムを設立すること。
  2、 設立される首長フォーラムは市民・住民団体の傍聴や発言の場が保証される参加型フォーラムとすること。

静岡市にはリニア中央新幹線の駅は設置されず通過するだけですから、リニア開通によるメリットはありません。南アルプス・エコパーク圏内をトンネルで通過することによる影響、工事とその後の自然環境、大井川水系への影響が大きな問題となっています。この件は、「リニア中央新幹線 南アルプスに穴を開けちゃっていいのかい?」ブログが問題点を詳しく解説されていますのでご参照ください。私のホームページでは静岡県行政の動きをフォローする予定なのですが、これまで時間が無くて放置状態です。
首長フォーラムを市民参加型として提案されたことは良いことだと思います。
松谷さんはブログ、Facebookで発信を続けながら、リニアを考えよう!コミュニティー(Facebook) にも参加されているので、今回の要望の成行きは確認しやすいと思います。

タグ:工事 静岡県
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2015年07月08日

南アルプス・トンネルに付随する導水路の建設地を検討委員会が視察

静岡新聞 2015/7/6 07:10 記事−導水路建設地視察 リニア事業でJRの水資源検討委
 リニア中央新幹線計画を進めるJR東海の大井川水資源検討委員会(委員長・今田徹国土技術センター技術顧問)は5日、リニア本線内の湧水を大井川本流に戻す目的で南アルプスの山中に掘削する導水路トンネルの出口となる椹(さわら)島付近を視察した。
  JRは、登山者ロッジがあり土地が開けている椹島が導水路の出口建設に適しているなどと委員側に説明した。今田委員長は「全体的には急峻な地形。地質特性をみて慎重に計画を推進させる必要がある」と指摘し、各種データの分析に万全を期すべきとの認識を強調した。
 JRによると、湧水はリニア本線から約12キロにわたって導水路トンネル内を自然流下し、椹島で大井川に合流する。導水路は大井川下流域の水減少懸念を解消する対策として考え出されたが、導水路直上の沢が枯渇する恐れが新たに浮上している。
 内田吉彦JR東海環境保全統括部長は視察後に記者会見し、導水路のルート選定や詳細設計は早ければ秋ごろ、検討委に提示する考えを示した。
 視察は第3回検討委の一環で行い、一行は4日から1泊2日の日程で大井川全域を見て回った。

大井川水資源検討委員会はJR東海が設置した委員会です。大井川水資源検討委員会について というホームページが公開されています。2014年12月19日が第1回会議でした。

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