2021年10月13日

東京大深度地下の調査掘進開始 10月14日から品川で

2021.10.12 品川で14日からシールドマシン発進 リニア中央新幹線初の大深度掘削 住民反発も(東京新聞 2021年10月12日 20時58分)
 JR東海は12日、東京―名古屋間で進むリニア中央新幹線の工事で、14日に東京都品川区の深さ40メートル超の大深度地下で、シールドマシンを発進させると発表した。同社によると、大深度地下を掘るのはリニア全線で初めて。(以下、東京新聞サイトをご覧ください)
2021.10.13 リニア中央新幹線、首都圏でのトンネル掘進を準備…調査掘進を10月14日着手(レスポンス 2021年10月13日 06時45分)
 R東海は10月12日、リニア中央新幹線「第一首都圏トンネル」新設工事の北品川工区において、10月14日から「調査掘進」に着手すると発表した。(その他、レスポンスをお読みください)
上記2本の記事に書かれている「調査掘進」という名称を私は初めて知りました。
 『JR東海は今回の掘削を地盤への影響などを調べる「調査掘進」と位置付け、年度内に約300メートル掘る。』(東京新聞)
 『調査掘進とは本格的な掘進の前に実際にシールドマシンを動かし、地盤の変位や振動などを計測して工事の安全性を確認するもので、これについてJR東海では、8月27・29日、9月1日に説明会を開催している。』(レスポンス)
 JR東海のリニア説明会は地元の人々に限定して行なわれるようで、メディア記者なども傍聴も出来ないと読んだ事があります。
その説明会での配付資料や内容が後日に事業者サイトで掲載されているかどうか私には不明です。事業者サイトを調べても私には情報が見つからず、住民の方々がネット発信している場合に読めることがありました。
リニア中央新幹線の建設事業とはそういうものなのだと私は思っているのです。私がリニア中央新幹線事業に関してWebで記録しているのは、せめて手に入った資料類は誰でも読めるように残しておきたい、それだけの理由です。
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posted by ict工夫 at 23:00| 大深度地下

2018年10月17日

国土交通省が10月17日に大深度地下使用認可を告示しました

リニア、大深度地下の使用認可 鉄道で初(共同通信 2018.10.17 17:00)

 東京・品川―名古屋(286キロ)の2027年開業を目指すリニア中央新幹線に関し、国土交通省は17日、JR東海が3月に申請した東京、神奈川、愛知3都県での大深度地下(地下40メートル以上)の使用を認可した。鉄道事業では初めて。来年4月以降、用地買収なしで工事できるようになる。
 認可したのは、東京都品川区から川崎市を経て東京都町田市に至る33.3キロと、愛知県春日井市から名古屋市の17.0キロの2区間。公共目的の事業に限るなど、大深度地下利用法の要件を満たすと判断した。
 東京―名古屋で大深度地下を活用するのは今回の2区間のみ。
JR東海は ニュースリリース で、2018.10.17 「中央新幹線品川・名古屋間の大深度地下使用の認可を受けて」 を掲載しています。

中央新幹線品川・名古屋間の大深度地下使用の認可を受けて
2018年10月17日
東海旅客鉄道株式会社
 本年 3月20日に当社が認可申請を行いました、中央新幹線品川・名古屋間の大深度地下使用について、本日、国土交通大臣より認可を受けました。
 引き続き、関係者のご理解やご協力をいただきながら、工事の安全、環境の保全、地域との連携を十分重視して、計画を着実に進めてまいります。

ニュースリリース 編注・国土交通省の記者発表記事公開は17日の14時過ぎでしたが事業者には早々に連絡されたようです
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posted by ict工夫 at 22:32| 大深度地下

2018年06月06日

大深度地下の使用認可申請に関する公聴会開催予定(国土交通省)

6月18日(月)公述申込締切 「中央新幹線品川・名古屋間建設工事」に関する大深度地下の使用認可申請案件に係る公聴会の開催、首都圏(東京・神奈川)は6月29日と30日、中部圏(愛知)は7月6日と7日、国土交通省が開催

メモです、委細はWebサイトで整理します

posted by ict工夫 at 10:14| 大深度地下

2017年10月20日

愛知県地域で大深度地下使用の「事前の事業間調整」に関して変更申請がされた

◇ 2017.10.20 「中央新幹線品川・名古屋間」における大深度地下の公共的使用に関する特別措置法に基づく「事前の事業間調整」手続き | 平成29年10月20日 JR東海広報(本文はPDFファイルで表示されます)
(2)事業概要書の公告及び縦覧
・公 告:平成 29 年 10 月 23日に、官報公告・・・(インターネット版官報から確認可能)
・縦 覧:公告日より30 日間、事業概要書を当社の中央新幹線工事務所(東京、神奈川、川崎分室、愛知)及び関係自治体施設で縦覧に供します。
JR東海のサイトでは大深度地下使用法の手続き、多分ここに掲載か

編注・今回の変更申請地域は愛知ですが、大深度地下使用認可申請の対象地域で縦覧が行なわれるのです。 東京、神奈川、愛知、都県と関係自治体行政がこの情報をどのように伝えるか、そこを確認したい。
その他のリニア事業沿線自治体も同じ。他都市の状況を見ず、知らずに自分たち地域の活性化を語ることは出来ないのがリニア中央新幹線事業です。
単独箱物事業との違いは行政も地域の人々も理解しているはずなのに、関係自治体からはこの事が明確に発信されずにイケイケドンドンにもリニア関連事業の危うさが感じられるのですが・・・

posted by ict工夫 at 16:37| 大深度地下

2017年06月19日

新幹線乗客が避難訓練で歩いた距離からリニア新幹線非常口を想う、テロ等準備罪対応も

静岡新聞が2017年6月2日に報じた新幹線の訓練を現地取材された方の記事が公開されました。著者は 恵 知仁さん(鉄道ライター)です。
東海道新幹線、深夜の「過酷訓練」を実施 その内容とは?(のりものニュース 2017.06.18)
記事の3頁目に書かれている 『「過酷」その2、歩く距離が最大級になる場所』 で気になった箇所がありますので引用します・・・(編者が改行を追加しています)

 もうひとつ今回の訓練が“過酷”だった理由は、列車から最寄り駅まで歩いて避難する距離が、過去最高の約1kmだったことです。
 JR東海によると、異常時に列車から避難する際、歩いて移動する距離は約1kmまでが目安とのこと。つまり歩いて移動する場合に最も“過酷”な状況を想定し行われた、というわけです。

先に静岡新聞を読んでいたので山梨県向け一般ブログでは記事にしていました。その記事を以下に転載しておきますが、ポイントはリニア新幹線非常口の問題です。
恵 知仁さんのレポートで上記部分には驚きました。「東海道新幹線では歩いて移動する距離は約1kmまでが目安」、リニア新幹線では5キロ間隔の非常口ですから、その中間で停車したら軌道部の歩行距離は 2.5 km、都市部大深度地下トンネルではエレベータか階段で40メートルほどの地上まで登るし、山岳トンネルでは非常口の出口まで相当な距離があります。

リニア事業を推進するにせよ批判するにせよ、既に行なわれている山梨リニア実験線での避難訓練の詳細を知っておくことは大切なはずです。
私の資料調査は不十分ですが、これまで実験線での避難訓練に関する情報は確認できていません。
地元の山梨県行政には訓練の連絡があり救急車などの配備も協力体制にあるはずだと思いますが、一般人にはそれらの状況は全く不明だと思います。

しかし非常口が設置された地域の自治体は万一の時の救援体制を計画しておく必要があるはずです。その時に実験線非常口での避難訓練が参考になるでしょう。
テロ等準備罪を考慮すれば非常口周辺には防犯カメラの設置が必要と思えます。その経費負担は事業者か地域行政かも沿線全域で統一的に検討する必要があるでしょう。

とにかく実験線非常口などについては他県他都市の行政、議員から山梨県に直接問合せるべきです。安全・安心なリニア新幹線事業の為に地域行政が考慮すべき必須要件の一つです。

新幹線客の避難誘導、迅速に JR東海、三島で震災想定訓練(静岡新聞 2017/6/2)
ちなみにJR東海の予告記事はPDFファイルですがニュース・リリース 平成29年4月21日 東海道新幹線でのお客様避難誘導訓練の実施 が出ていました。

2016年5月には東海道新幹線の静岡〜掛川間で避難誘導訓練が行なわれました。これは訓練予告と実施結果について 「東海道新幹線で避難誘導訓練実施、5月10日深夜」 に記録してあります。
リニア中央新幹線の非常口は品川〜名古屋間で5キロ間隔で設置されることはよく知られています。既に工事が始まっているところもありますが、完成しているのは山梨リニア実験線だけです。実験線ではJR東海職員による避難演習が行なわれているとの記事をどこかで読んだ記憶がありますが、非常口の使われ方など具体的な情報は確認していません。
従って2013年に 「リニア大深度地下の非常口実験設備が山梨笹子峠にある?」 と書いた記事もフォローはしていません。

東海道新幹線三島駅から1キロほどの場所、三島市加茂川町を地図で確認してみたら市街地を高架で通過している場所のようです。乗客はその線路上を駅まで歩いたのでしょう。高架線上で停車したなら乗客を地上まで降ろさねばならないケースも想定されます。歩行困難な乗客を保守用車で送る実際は知りたい。ネットのどこかに避難訓練記録動画など公開されているかも知れません。
山梨リニア実験線では保守用車は自前動力のタイヤ走行で活動していると思いますが、その動画など公開されているなら知りたい。素晴らしいシステムを支えているのはセキュリティ、メンテナンス、トラブル対策などの裏方さんなのです、ネットでも同じですから。

続きがあります・・・
posted by ict工夫 at 23:37| 大深度地下